鳥取砂丘周辺

AROUND TOTTORI SAND DUNES

砂丘見物はもちろん、歴史散策、温泉、海の幸のお楽しみも

中国山地から日本海へ流れる千代川流域にひらけた鳥取平野。その中心都市である鳥取市は、江戸時代は鳥取藩池田家32万石の城下町として栄え、城のあった久松山を中心に若桜、智頭、鹿野へ向かう3本の街道に町が形成された。JR鳥取駅から商店街を北東へ進むと、鳥取城跡がある久松山が見えてくる。山陰海岸ジオパークのジオサイトでもある久松山は、戦国時代から近世にいたる多様な城の姿を残す城跡として歴史好きな人には人気のスポットだ。鳥取駅近くには全国でも珍しい県庁所在地の繁華街に湧く温泉、鳥取温泉がある。明治期に発見された温泉で、周辺に4つある銭湯でも天然温泉を楽しめるので、寒い冬など利用してみたい。鳥取駅から海側へ5kmほど行くと鳥取砂丘、鳥取の海の幸が水揚げされる鳥取港へも約6kmの距離。市内の主要観光スポットは近い場所に点在しているので、車を使えば丸1日でまわることも可能だ。

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エリアの見どころ

  • spot 01
    鳥取砂丘
    長い年月の砂のドラマと刻々と変わりゆく砂丘の姿に感動
    日本一といわれる起伏の美しい鳥取砂丘は、国の天然記念物であり、ユネスコ世界ジオパーク(山陰海岸ジオパーク)にも認定されている。変化に富んだ独特の地形と、風と大地が織りなす「生きた砂丘」の景観を存分に楽しもう。
    風紋の刻まれた砂丘の向こうには青い日本海が見える
  • spot 02
    鳥取砂丘 砂の美術館
    一期一会のアート、砂像がつくり出す壮大な世界に遊ぶ
    世界初の「砂」を素材にした彫刻作品を展示する屋内美術館。毎年新しいテーマで砂像を制作しているので、来るたびに一期一会の出合いが待っている。ダイナミックで、繊細な砂像の造形美を堪能したい。
    第13期の展示はチェコ&スロバキア編。プラハ城などを配した高さ10m、幅22mの作品がメインとなった
  • spot 03
    仁風閣
    鳥取城に抱かれた白亜の洋館で鳥取の文明開化を体感
    山陰地方に残る数少ない明治洋風建築の遺構として知られる仁風閣。鳥取の文明開化はここから始まったといっても過言ではない。鳥取近代化の象徴ともいえる館には、数々の興味深いストーリーが残されている。
    鳥取城跡・久松公園に立つ仁風閣。1階、2階に吹き放しのベランダが設けられた優美な造り
  • spot 04
    鳥取城跡
    戦国と江戸と、2つの時代を旅する城巡り
    「城郭の博物館」と呼ばれる鳥取城は、山頂を中心とした戦国時代の城と、山麓を中心とした江戸時代の城が共存する全国でも珍しい城。国指定史跡であり、「日本百名城」にも選定された城は、城マニアの間で人気が高く、年々注目が集まっている。
    約120年ぶりに内堀に蘇った木造橋「擬宝珠橋」。城の大手門にあたる「中ノ御門表門」も2021年(令和3)に再建された
  • spot 05
    わらべ館
    世代を超えて楽しめる、懐かしいわらべの世界へ
    1995年(平成7)7月7日に開館した童謡・唱歌とおもちゃのミュージアム。子ども連れのファミリーだけでなく、大人も心躍る充実した展示内容で、見て、聞いて、体験して、3世代で来ても楽しめる総合文化施設だ。
    旧鳥取県立図書館があった場所に立つわらべ館。昭和初期に建てられた図書館の外観を復元
  • spot 06
    鳥取民藝美術館
    鳥取の民藝運動の拠点で手仕事の美しさ、温もりに触れる
    民藝運動のキーパーソン、吉田璋也(よしだしょうや)氏が残した鳥取民藝のメッカへ。鳥取の地で広がった民藝運動の広がりと豊かな実り。実用品のなかにこそ宿る美しさ、そして健やかさ。民藝の魅力をここで再発見する。
    地元の人が「民藝館通り」と呼ぶ一角。左から美術館、民藝店、割烹店と並んでいる
  • spot 07
    たくみ割烹店
    民藝の温もりを感じながら鳥取の味をいただく
    1962年(昭和37)、「鳥取民藝の父」吉田璋也氏が生活して美を味わう「生活的美術館」としてこの店を開いた。民藝の器で、地元産中心の食材を使った料理を味わうことができる貴重な場所だ。店内には静かな音楽が流れ、民藝の建具や照明が温かく落ち着いた雰囲気をつくり出している。店の看板料理は「鳥取和牛のすすぎ鍋」。中国の羊肉の鍋料理にヒントを得た吉田氏が考案したもので、日本のしゃぶしゃぶのルーツといわれている。ほかにもメニューは豊富で、串焼きにしたさばをほぐして玉ねぎと調味料で炊いた「鯖の浜焼丼」は、さば特有の臭みがなく甘辛な味付けで、最後に加える青ネギがシャキシャキといいアクセントになっている。昼は手頃なランチメニューがそろい、鳥取の旬の味が日替わりで味わえる「松花堂弁当」や「鳥取和牛のみそ煮込みカレー」などが人気。どんな器が使われているか、どんな盛り付けか、ていねいに仕上げられた料理は舌はもちろん目も心も満たしてくれる。
    「鯖の浜焼丼」は平日のランチと夜のメニューで登場。ランチ(880円)には味噌汁や漬物、コーヒーまたはフルーツまたはヨーグルト付き
  • spot 08
    鳥取港海鮮市場 かろいち
    鳥取市民の台所、とれたての海産物はここで
    鳥取港に揚がったばかりの海産物を取りそろえ、季節ごとに旬な魚が並ぶ鳥取港海鮮市場 かろいち。多種多様な魚介が育つ豊かな鳥取の海を肌で感じられる「鳥取市民の台所」へ。
    かろいちでも売れ筋は茹で松葉がに。大鍋で茹でたかには風味も増すのだとか
  • spot 09
    味暦あんべ
    山陰の冬の味覚、ずわいがにを食べ尽くす
    毎年11月上旬にずわいがに漁が解禁になると、市場は一気に活気づく。山陰では成長したオスのずわいがにを「松葉ガニ」、メスを「親がに」と呼ぶ。地元の人に人気があるのは親がにで、身の味が濃く、内子や外子も楽しめる。鳥取駅北側の繁華街にある「味暦あんべ」では、そのおいしさをたっぷり詰め込んだ究極の「親がに丼」を提供している。親がにをふんだんに使い、そのままのかに身に加え、かに味噌と和えたかに身、塩茹でした内子、醤油に漬けた生内子と生外子の5種類が白いご飯に盛り付けられる。「親がに丼」が8000円、さらにかにを増量した「極」が1万円。親がにの漁期は12月末までと短く、季節限定の味をぜひ試してみたい。その後も春まで他県から入荷があれば単発的に提供されるので、公式SNSで事前にチェックを。電話予約も忘れずに。
    濃厚な味わいの「親がに丼」。大根の入ったかに汁も絶品でおかわり無料
  • spot 10
    白兎神社
    良き縁を願って参詣したい神話の舞台となった古社へ
    誰もが知っている神話「因幡の白兎」の舞台へ。白兎神を祀る神社を詣で、良き縁を結びたい。白兎神は縁結びの神様であり、さまざまなご縁やパワーを授かることができるかもしれない。
    拝殿の注連縄は出雲大社の注連縄と同じ「飯南町しめ縄クラブ」によって作られたもの
  • spot 11
    白兎海岸
    神話の舞台となった美しい海岸を歩く
    神話「因幡の白兎」の舞台となった白兎海岸。実はここも鳥取砂丘の一部で、砂丘の西端に位置する海岸だ。沖に浮かぶ「淤岐之島(おきのしま) 」はウサギが流れ着いた島で、海岸の西端の岬「気多之前(けたのさき)」はウサギが上陸した岬とされた。淤岐ノ島から気多ノ前の間に波食棚(岩礁群)が連なり、まるでワニザメの背のように見える。今は海水浴やサーフィンで訪れる人が多いこの海岸は、海に沈む夕日や夜の漁火が美しい場所としても知られている。近くには国の天然記念物であるハマナスの群落が見られる場所もあり、自生する南限にあたる。海岸から気多之前の「展望広場(白兎の丘)」へは徒歩約10分。広場からは白兎海岸全体や鳥取砂丘の海岸線、晴れれば大山まで一望できる。
    白い砂の浜が弓なりに連なる白兎海岸。淤岐之島は見る角度によってウサギの姿にも見える
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旅のヒント

  1. その1

    鳥取砂丘まではJR鳥取駅から、鳥取砂丘コナン空港からともに車で約20分の距離。週末や祝日に走行する観光周遊バス「ループ麒麟獅子」を利用すれば、鳥取砂丘や鳥取港など主要な観光ポイントをぐるりと巡るルートを走行しているので便利だ。

  2. その2

    鳥取港よりさらに西側の海岸沿いにある白兎神社は「ループ麒麟獅子」のルートには含まれない。JR鳥取駅から日ノ丸バスに乗ってアクセスする。

  3. その3

    鳥取駅から鳥取城跡、わらべ館などへの移動は、町なかをまわる「100円バスくる梨」が便利。1回100円で乗車できる。

  4. その4

    日本海側は冬、降雪量も多い。雪や雨、風で外の観光が大変なときには屋内施設を賢く活用したい。「わらべ館」や「鳥取港海鮮市場 かろいち」などは天候に関係なく過ごせる観光スポットだ。

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