山の辺の道・桜井
YAMANOBE ROAD / SAKURAI
日本最古の道と古刹を楽しめる人気のハイキングルート
奈良盆地の東側に広がるエリア。山裾に沿うように続く「山の辺の道」は、『古事記』や『日本書紀』にも登場する日本最古の道といわれ、かつては奈良と桜井を結んでいた。現在は天理から桜井にかけてのルートがハイキングコースとして人気。物部氏の総氏神を祀る石上神宮や、花の寺として知られる長岳寺、古代の信仰の形を今に伝える大神神社など、道沿いには数々の見どころがある。山の辺の道の終着点である桜井エリアは、日本三文殊のひとつである安倍文殊院、大化の改新の舞台であり紅葉の名所でもある談山神社などの古社寺が点在。大和と伊勢を結ぶ伊勢街道沿いには、平安貴族の信仰を集めた長谷寺や、女人高野と呼ばれる室生寺など、ハイキングにも人気の古刹がある。
エリアの見どころ
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大美和の杜展望台
- 三輪山(みわやま)と大和盆地に囲まれながらベンチでひと休み
- 大神(おおみわ)神社の敷地にあるころんと丸い丘の上は、東に大神神社の御神体である三輪山、西に大和盆地という立地の展望台だ。三輪山登拝の受付をしている狭井(さい)神社近くにある案内板に従って歩いてすぐ。あるいは大神神社二の鳥居前から北に向かう道を取り、突き当たりの大直禰子(おおたたねこ)神社がある角を右折して行くルートもある。しばらく行くと久延彦(くえひこ)神社に到着、この久延彦神社からの眺望もすばらしく、また展望台へ抜けることができる。大美和の杜の東に沿う山道が日本現存最古の道「山の辺の道」であるため、古道歩きの途中に立ち寄り、ひと休みするハイカーも多い。展望台周辺は大神神社のササユリが植えられており散策道以外は進入禁止。5月頃の開花期は散策道から眺めて楽しませていただこう。\※季節や周辺の樹木の状態などにより、展望台からの眺望がさえぎられる場合あり。
- スポットの詳細
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大美和の杜展望台
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人気スポット
旅のヒント
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その1
山の辺の道はJRまたは近鉄天理駅、桜井駅が最寄り。全長約16kmの道のりをすべて巡るには1日がかりとなる。山の辺道自体をバスや電車で移動することはできないが、道と並行するように走るJR万葉まほろば線や路線バスを利用してコースを短縮することは可能。
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その2
山の辺の道にはゆるやかなアップダウンがあり、道幅が狭い場所や舗装されていない場所もある。歩きやすい服装がおすすめだ。
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その3
エリアの見どころはそれぞれ離れているので、1日ですべて巡るのは難しい。複数か所を巡る場合は近鉄大阪線が便利。
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その4
車で行く場合、大阪方面からは西名阪自動車道から天理IC、京都方面からは京奈和自動車道から木津IC、国道169号を利用。山の辺の道には駐車場がないので、起点とする場所周辺の駐車場情報の確認を。