橿原

KASHIHARA

神話や和歌に登場する山々に囲まれた、豊かな歴史の息づく町

奈良盆地の南の端に位置する橿原(かしはら)。香具山(かぐやま)、畝傍山(うねびやま)、耳成山(みみなしやま)からなる大和三山に囲まれた、田園風景が広がるのどかなエリアだ。近鉄大和八木駅と近鉄橿原神宮前駅を拠点に、大阪や京都、東海地方からのアクセスが良く、多方面から観光に訪れる人気の観光地でもある。さまざまな時代の歴史が息づくこのエリアは見どころ満載。第一代天皇と伝えられている神武天皇を祀る橿原神宮や、日本初の都として国の基盤をつくった藤原宮跡など、歴史好きにはたまらないスポットがいたるところにある。史跡のほかに江戸時代の建物が多く残る今井町もはずせない。趣のあるノスタルジックな風景を楽しみながらのカフェ巡りが、若い女性を中心に注目を集めている。橿原は文化や歴史を体感できる観光スポットが点在するので、レンタサイクルで巡るのもおすすめだ。

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エリアの見どころ

  • spot 01
    橿原神宮
    第一代神武天皇が即位したと伝わる聖地・橿原神宮
    第一代天皇・神武天皇が即位したと伝わる地に創建された皇室にゆかりの深い神社。約53万平方メートルという広大な境内は豊かな自然に包まれ、清らかな空気に心が洗われる。
    近代神社建築の粋を尽くした、入母屋造(いりもやづくり)の外拝殿(げはいでん)
  • spot 02
    藤原宮跡
    飛鳥時代と奈良時代をつないだ、「日本国」始まりの場所
    日本最初の都城・藤原京の宮殿の跡で、大和三山に囲まれた場所にある。大和三山の稜線の眺めは抜群で、「重要眺望景観」に指定されている。春の菜の花や秋のコスモスなど、季節の花景色も魅力。
    約1km四方の広大な藤原宮跡
  • spot 03
    おふさ観音
    バラが咲き香り、風鈴の音が響く観音様のお寺
    「元気になれるお寺」として親しまれる庶民信仰の寺。春と秋にはバラの花見と寺宝の特別公開などが行われる「バラまつり」、夏には無数の風鈴が夏の風で涼やかな音色を奏でる「風鈴まつり」が開催される。
    色とりどりの花を咲かせる境内のバラ
  • spot 04
    今井町の町並み
    暮らしと歴史が共存する今井町で、江戸時代にタイムトリップ
    江戸時代「大和の金は今井に七分」といわれるほど、商人の町として栄えた今井町。現在も大半の町家が大切に保存され、重要伝統的建造物群保存地区に選定されている、江戸時代の姿を残す観光スポットだ。
    人々の暮らしの息づかいが聞こえてくるかのような美しい町並み
  • spot 05
    河合家住宅
    豪商の片鱗がうかがえる立派な建物
    中尊坊通りにある河合家住宅は、18世紀中期の建物とみられる大型町家。2階に丸窓を開けるなど優れた意匠が凝らされている。江戸時代に「上品寺屋(じょうぼんじや)」という屋号で創業した、老舗の造り酒屋だ。かつて、今井町では酒造業が盛んだったが、残っているのはここ河合酒造だけとなった。16代目当主は県内唯一の女性杜氏として、現在も伝統の味を守り続けている。代表銘柄の「出世男」は縁起の良い名前からお土産にも喜ばれる人気商品。貴重な建物は見学ができ、酒蔵の一角に設けられた展示室では、昔使っていた酒造道具を見ることができる。店から酒蔵へと続く渡り廊下を歩いていると、井戸が目に入る。敷地内には複数井戸があるそうで、現在も井戸水を使用しているという。展示室では日本酒の原料となる米を蒸す道具や、大きな杉樽などが酒造りの流れを学べるように展示されている。造り手の歴史を知ることで、日本酒の味わいも深まりそうだ。
    現在も河合酒造として営業中。軒先の杉玉が目印
  • spot 06
    今西家住宅
    城郭を思わせる見事な八棟造り
    今井町の西口にある今西家住宅。戦国時代には一向宗と敵対する織田勢と、大坂夏の陣では豊臣勢から今井町を守った、町の歴史に欠かせない存在だ。1650年(慶安3)に再建された建物で、独特の屋根の造りは「八棟造り」といわれ西側から見るとまるで城のよう。一方、本町筋に面する北側は町家風で、西と北でまったく違う表情を見せるのがおもしろい。主屋に入ると3階建て相当の天井の高さと、一般的な町家では見られない広い土間、格式高い座敷の空間に圧倒される。今井町の行政を取り仕切っていた今西家は、今でいう裁判所の役割を担っていた。広い土間は「お白洲(しらす)」と呼ばれるお裁きの場で、2階部分にはお仕置きをする燻し牢がある。さらに注目したいのが、土間から4段も高い位置にある「なんど」だ。「なんど」とは当主の部屋で、妻でさえ勝手に入ることが許されなかったとか。見学は完全予約制。
    重要文化財に指定されている今西家住宅。西側から見た様子
  • spot 07
    旧米谷家住宅
    ロケ地としても有名な風情ある農家風の町家
    「米忠」という屋号で、代々金物商や肥料商を行っていた米谷家の建物。重要文化財に指定されていて、自由に見学できる。気軽に当時の暮らしを体感することのできる人気のスポットだ。入って左側にあるこぢんまりとしたスペースは「しもみせ(みせのま)」といい、商いが行われていたスペース。建物の中に入ると、土間が広く天井に煙返しがある農家風の風情が漂う。右手には居住空間が広がり、座敷に上がって町家の雰囲気を味わうこともできる。主屋の奥には裏庭があり、内蔵と数寄屋風の蔵前座敷がある。ご隠居が蔵の番を兼ねて暮らしていた部屋で、大事な商談もここで行われたとか。縁側に腰をかけてひと息つけば、目の前に江戸時代の人々の暮らしが見えてくるようだ。
    江戸中期の美しい建築でロケ地にも使われる
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旅のヒント

  1. その1

    電車なら近鉄大阪上本町駅から乗り継ぎなしで約40分、大阪から車での移動でも阪神高速、阪和自動車道、南阪奈道路を利用して1時間ほどのエリア。

  2. その2

    橿原神宮は近鉄橿原神宮前駅から、今井町は近鉄八木西口駅からそれぞれ徒歩で行ける。少し離れるが、今井町へは特急が停まる近鉄大和八木駅を利用するのも便利だ。

  3. その3

    藤原宮跡へは近鉄大和八木駅からコミュニティバスで行ける。土・日曜、祝日は近鉄橿原神宮前駅からも運行しているが、本数が少ないので事前に確認しておきたい。

  4. その4

    おふさ観音へは近鉄大和八木駅もしくは近鉄橿原神宮前駅から路線バスで行ける。どちらも本数が少ないので事前に確認しておこう。

  5. その5

    このエリアは見どころが点在する。バスの運行本数が少ないので、サイクリングで巡るのも便利。近鉄大和八木駅の橿原市観光交流センター「かしはらナビプラザ」にレンタサイクルがある。橿原の観光情報がそろうので、ここを拠点にするとスムーズ。

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