播磨(姫路・龍野・赤穂)
HARIMA (HIMEJI, TATSUNO, AKO)
歴史に文化、文学、動物園、映えスポットまで、見どころの多さに、何度も訪れたくなる
兵庫県南西部の瀬戸内海沿岸、姫路市から県西端の赤穂市までは、城郭や寺院といった歴史・文化的施設はもちろん、動物園などエンターテインメント性あふれるスポット満載のエリア。白鷺城の名で知られる国宝・姫路城を中心に北には動物園や撮影スポット満載のテーマパークがある姫路市、隣にはそうめんと醤油の名産地・たつの市。さらに西へひと足延ばして赤穂市へ行けば、赤穂浪士ゆかりのスポットなどを巡りながら、瀬戸内の穏やかさも感じることができる。地域それぞれに興味深いスポットが多く、じっくり、そして何度も訪れたくなるエリアだ。
エリアの見どころ
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姫路城西御屋敷跡庭園 好古園
- 姫路城を借景とする日本庭園で、水のせせらぎを感じながら草花を愛でる
- 姫路城の西に位置し、姫路エリアの観光スポットとしてもはずせないきれいな日本庭園。映画や時代劇の撮影にも使われる大きな庭園を歩きながら、表情が異なる9つの庭で黄昏の時間を。
- スポットの詳細
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姫路城西御屋敷跡庭園 好古園
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双樹庵
- 日本古来の建築美と茶の庭を眺めながら、お抹茶を味わう
- 西御屋敷などの跡地に広がる日本庭園「姫路城西御屋敷跡庭園 好古園」内にある茶室。裏千家の第15代家元の設計・監修により、京都の数奇屋大工が技術の粋を傾けた本格的茶室で、天守への礼を尽くすという意味を込めて姫路城の天守閣に向かって設計されている。お茶室では緑が美しい庭を眺めながら、お抹茶とお菓子をいただける。双樹庵の建物を囲むように広がる「茶の庭」は、玄関前の小庭や広間の庭、小間の庭につくばいや灯籠などが配置され、ほっとひと息つける日本古来の庭園だ。茶室内の4畳半には円窓と柳障子の窓があり、そこから見える木々や植物も相まって品格ある空間を演出してくれる。お抹茶を嗜みながら、優雅な時間をゆったりと過ごしてほしい。
- スポットの詳細
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双樹庵
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姫路セントラルパーク
- 動物たちと急接近するサファリでスリル満点のドライブ旅
- 2019年(平成31年)で開園35周年を迎えた大型サファリパーク。甲子園球場48個分の広大な敷地で暮らす約190種1200頭羽の動物たちを見て、遊園地などのアクティビティで遊び尽くそう!
- スポットの詳細
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姫路セントラルパーク
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はづき茶屋
- 参拝の途中には圓教寺内の茶店でホッとひと息
- 書寫山圓教寺内にある、昔ながらの茶店。ロープウェイ山頂駅から徒歩15分、または境内を走るマイクロバスで5分ほど進むと、境内の中心部分にあり、岩山の上に建つ摩尼殿(まにでん)の向かいで営業していて、基本的には土曜と日曜を中心に店を開けている。自然に囲まれた店は、下町の定食屋のような、昔ながらの懐かしい雰囲気の落ち着いた空間。ランチ利用にも人気の店で、うどんやそば、おでんもそろえ、店内に入ると甘い出汁の香りが漂っている。店が山上にあるため、肌寒い時期にはうれしいあたたかな山菜うどんが店主のおすすめで、透き通った関西風出汁とシャキシャキの山菜、とろとろの昆布で親しみ深いほっこりする一杯。また、大根や練り物など5種を盛り合わせた生姜醤油で食べる姫路おでんも、訪れた際にはぜひ食べてほしいメニューだ。店頭や店内では、地元の名物品や圓教寺の参拝の記念になる商品も販売しているので、チェックしてみて。
- スポットの詳細
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はづき茶屋
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揖保乃糸資料館 そうめんの里
- 「揖保乃糸」の歴史や秘密が詰まった資料館へ
- 全国的に愛されるそうめんブランド「揖保乃糸」のすべてがわかる施設には、展示室に売店、レストランを併設。伝統と歴史に触れたあとには、きっとそうめんを食べたくなっているはず。
- スポットの詳細
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揖保乃糸資料館 そうめんの里
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うすくち龍野醤油資料館
- たつのの地で生まれたうすくち醤油の歴史を約2400点の資料から学ぶ
- 全国的に親しまれる醤油醸造メーカー、ヒガシマル株式会社が運営する資料館。400年以上の歴史をもつ龍野醤油造りの工房の内部に潜入した気分で、さまざまな用具や資料を見てみよう。
- スポットの詳細
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うすくち龍野醤油資料館
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花岳寺
- 義士たちの先祖が眠る、浅野長直創建の寺院
- 赤穂城跡の北側に位置する、赤穂藩の歴代藩主であった浅野家・永井家・森家の菩薩寺。赤穂藩の武士であった大石良雄など、四十七義士と浅野長矩公を祀る義士墓所がある。赤穂市の文化財に指定された山門「塩屋惣門」をくぐり境内に入ると、正面に大きな2代目名残の松があり、その奥に本堂がたたずむ。本堂の内部に入り見上げてみると、赤穂最大の画人である法橋義信(ほっきょうよしのぶ)の作品『竹に虎』が天井一杯の大きさで展示されている。本堂でのお参りを終えたら、本堂の南西方向にある報恩堂ものぞいてみよう。ここには、金色の千躰観音像が奉納されていて、無数に並ぶ観音像は壮観だ。境内には義士墓所、宝物館、義士木像があり、「新西国第31番霊場」「瀬戸内観音7番霊場」となっている。
- スポットの詳細
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花岳寺
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赤穂大石神社
- 四十七義士の石像が迎えてくれる武将にゆかりのある神社
- 旧赤穂城内にあたり、大石内蔵助(くらのすけ)邸宅跡に鎮座する、大石内蔵助をはじめとした赤穂藩の四十七義士を祀る神社。当時、赤穂藩の藩主であった浅野内匠頭(たくみのかみ)が刃傷事件を起こしお家取り潰しにあったが、義士たちがその敵討ちに成功したことから、大願成就や心願成就のご利益を受けられるといわれ、全国から参拝者が訪れている。四十七義士の石像が立ち並ぶ参道を歩いて鳥居をくぐると、両脇には恵比寿様と大黒様が鎮座。さらに境内の奥へ進むと義士史料館や義士宝物館がある。赤穂大石神社には変わったおみくじや参拝方法があり、水にひたすと文字が浮かび上がる水みくじ、吉凶と四十七義士にあてはめた運勢がわかる義士みくじ、直したい物事などを漢字一文字で紙に印し浄化する一文字流しなど、さまざま方法で自身の運勢も占ってみては。
- スポットの詳細
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赤穂大石神社
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伊和都比売神社
- 瀬戸内海に向かって鳥居が鎮座する古社でお参り
- 赤穂城跡から千種川(ちくさがわ)を渡り、御崎(みさき)の温泉街にたたずむ神社。創建当時は、海上にある八丁岩に祀られていたが、播磨赤穂藩の初代藩主であった浅野内匠頭長直(あさのたくみのかみながなお)が現在の場所へ移したと伝えられている。瀬戸内海に面した神社は、海に向かって建つ鳥居との絶景も見どころで、古くから帝国海軍が参拝に訪れていたことから、航海安全や大漁祈願のご利益を求める参拝者も多い。また、縁結びのご利益が期待できる「姫守」も若者の間で話題となり、幅広い年齢層の参拝者で平日でも賑わっている。境内には、浅野内匠頭の刃傷事件があった1701年(元禄14)頃の氏子から、藩の平穏と安泰を願って寄付をされた石造りの手水鉢も設置されている。こぢんまりとした境内だが、広がる海を眺めながら、その深い歴史について感じてみてほしい。
- スポットの詳細
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伊和都比売神社
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SAKURAGUMI
- ナポリの本格ピッツァとオーシャンビューを満喫
- 県内随一ともいわれる、絶品の窯焼きピッツァが人気のイタリアンレストランは、赤穂藩にゆかりのある伊和都比売(いわつひめ)神社のほど近くに店を構え、自慢のテラス席はきれいな瀬戸内海を一望できる特等席だ。「真のナポリピッツァ協会」の認定店でもあり、ランチ時にはナポリ料理のコースをメインに、テイクアウトも可能なピッツァももちろん楽しむことができる。ナポリから自社で直輸入する粗挽きの粉と天然酵母、赤穂の塩を掛け合わせ、職人の手捌きだけで形成されるピッツァには、100%水牛のミルクから作られたぜいたくなチーズを使用。薄い見た目とは裏腹に、弾力がありながらも歯切れのいい生地と、チーズなどトッピングするすべての具材にこだわりを感じられる、至福の一枚をぜひ味わってほしい。
- スポットの詳細
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SAKURAGUMI
人気スポット
旅のヒント
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その1
姫路市は、JR姫路駅が新幹線停車駅でもあるため、電車でのアクセスが便利。郊外各方面へは、姫路駅前からバスが運行されている。
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その2
たつの市へは、JR姫路駅から神姫線に乗り換え、本竜野駅下車。
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その3
赤穂の観光は、JR播州赤穂駅からバスを利用。
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その4
車で訪れる場合は山陽自動車道で向かい、姫路市は山陽姫路IC、たつの市は龍野IC、赤穂市は赤穂ICと、それぞれインターチェンジが近い。
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その5
赤穂の瀬戸内海沿岸地域は、冬は牡蠣のシーズンになるため、比較的交通量が多い。海沿いには牡蠣小屋も登場する。