兵庫

神戸市中心部

CENTRAL KOBE CITY

独自に発展した異国文化が神戸の魅力。スイーツに中華街と、グルメも充実のエリア。

港町で知られる神戸は、150年以上前の1868年(慶応3)の神戸港開港をきっかけに、外国の文化が街に根付いてきた。異人館が並ぶ神戸市の山側・北野エリアは、明治時代に神戸へやって来た外国人が暮らした場所で、彼らの邸宅跡が現在の異人館だ。レンガ造りや欧風建築の建物が残る通りを歩けば、今でも往時の雰囲気を感じられる。開港により街に入って来た外国の文化は、神戸にスイーツという大きな魅力ももたらしている。バウムクーヘンやゴーフルなど、神戸発祥の洋菓子のほか、地元の人に愛されるスイーツに街の各所で出合うことができるのも神戸の楽しみのひとつ。さらにベイエリアには、クルージング体験や水族館などもあり、これらさまざまなコンテンツがギュッと集まっているのは、神戸ならでは。

recommend spot

エリアの見どころ

  • spot 01
    北野
    神戸港開港とともに発展してきた北野町界隈の歴史をひも解く
    神戸の中心部・三宮から山手へ向かった先、今もなお美しい形で残る異人館が点在する北野界隈は、神戸観光には欠かせないエリア。異国情緒あふれる街並みをのんびり散歩しよう。
    道沿いにさまざまな店の並ぶ北野坂
  • spot 02
    異人館巡り
    美しい姿で残る洋館を巡りながら異国の文化と歴史を体験しよう
    神戸観光のメインともいえる異人館巡り。明治時代の洋館が今でも美しい姿で立ち並び、異国情緒あふれる北野の異人館街は、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されている。
    造りが2階部分だけ異なっている風見鶏の館
  • spot 03
    うろこの家・展望ギャラリー
    うろこのような外壁が特徴的な神戸で最初に公開された異人館
    急こう配の坂道を登った先にある、見晴らしのいい高台に建つうろこの家は、明治後期に外国人向けの高級借家として旧外国人居留地に建てられ、大正に入ってから現在の場所に移築された。神戸で最初に公開された異人館であり、建物の外壁に貼り詰められた天然石のスレート(建築材)の形が「魚のうろこ」に見えることから、この愛称で親しまれている。庭の中央にたたずむイノシシのブロンズ像「ポルチェリーノ」には、鼻をなでると幸運に恵まれるというジンクスがあり、パワースポットとしても有名だ。館内に足を踏み入れると、アンティーク家具やきらびやかな調度品のほか、デンマーク王室御用達の磁器工房「ロイヤル・コペンハーゲン」や、イギリスの名窯「ロイヤル・ウースター」など、繊細で優雅な西洋の名磁器コレクションが展示されている。また、隣接する展望ギャラリーではヨーロッパの近・現代絵画の名作を展示するほか、3階からは神戸の街が一望できるのも魅力。
    庭の赤い電話ボックスは人気の写真スポット
  • spot 04
    英国館
    英国一の有名小説『シャーロック・ホームズ』の世界を再現
    イギリス人建築士によって設計された大きな窓やバルコニーが特徴的なコロニアル様式の洋館。外観は1909年(明治42)の建築当時のままに保存され、シックな門構えをくぐると、英国の小説家、アーサー・コナン・ドイルが生んだ名探偵、シャーロック・ホームズのパネルが出迎えてくれる。館内は、モダンデザインの父と呼ばれるウィリアム・モリスの草花や鳥などをモチーフにしたテキスタイルで装飾。さらに、1階にある19世紀ヴィクトリア時代に造られたマホガニーのバーカウンターも必見だ。また、2階には作中描写に基づいてシャーロック・ホームズの部屋を再現。館内だけでなく、イングリッシュガーデンにもロンドンの地下鉄「ベーカー・ストリート駅」を模倣するなど、撮影ポイントがたくさん。ホームズのトレードマークであるインバネスケープ(マント)とディアストーカー(帽子)も用意されているので、名探偵になりきって記念撮影を楽しんで。
    イングリッシュガーデンをバラが彩る季節も
  • spot 05
    萌黄の館
    細部まで趣向を凝らした、やわらかく気品あるグリーンの洋館
    「風見鶏の館」を背にすると、右手に淡いグリーンのかわいらしい洋館が顔をのぞかせている。1903年(明治36)にアメリカ総領事ハンター・シャープ氏の邸宅として建築された「萌黄の館」は、下見板張りと呼ばれる横に長い板材を張った外壁と、形の異なる2つのベイ・ウインドー(張り出し窓)が特徴的。その名のとおり、萌黄色(淡いグリーン)の外壁に包まれていて、どこかやわらかい雰囲気をもつ異人館だ。館内に入ると広がる玄関ホールは、アラベスク風の装飾が施された直線的な階段がパッと目をひく。さらに2階の各部屋に設けられた暖炉は、部屋ごとに模様が異なるマントルピースのタイル装飾が美しく、よく見ると壁の色とコーディネートされている。またベランダからは、神戸の美しい街並みを見渡せるが、昔の窓ガラスは、向こう側が歪んで見える。ところどころ現代のガラスもあるので、見比べてみるのも楽しい。
    実は館の本当の正面は反対側
  • spot 06
    香りの家オランダ館
    元オランダ王国総領事邸で体験する、世界にひとつだけの香水作り
    「風見鶏の館」の見える坂道を登ると、レンガ造りの門構え、白壁にブルーの窓枠がかわいい洋館が見えてくる。大正中期に建てられ、長い間オランダ王国総領事邸として使用されたのち、I.Sヴォルヒン氏の邸宅となったこの建物は、1987年(昭和62)に香りの家オランダ館として一般公開された。館内はアンティークのヨーロッパ家具でそろえられたステキな空間で、リビングルームにはまだ現役で動く約150年前の自動演奏ピアノも。なかでもいちばんの魅力は、さまざまな質問に答えることで世界にひとつの香水(有料)を調合してくれる香りの部屋。まずは年齢や星座、好きな音楽・花・果物などのアンケートに答え、目の前にある5本の香り見本を好きな順に並び替えて。記入したアンケートを元に、ブレンダーから「好きな花は香りが好き?形が好き?」などの質問をされるので答えていこう。もっとオランダ気分に浸りたいという人は、民族衣装をレンタルして記念撮影するのもおすすめだ。
    「ひょうごの近代住宅100選」に選定されている
  • spot 07
    フロインドリーブ
    教会を改装した荘厳な雰囲気のカフェで味わうサンドウィッチ
    洗練されたオシャレなカフェやベーカリーの立ち並ぶ神戸で、昔から愛されてきた老舗ベーカリー。ドイツ出身のパン職人・ハインリッヒ・フロインドリーブ氏が開業したドイツパンの店だ。1929年(昭和4)に建てられた教会をリノベーションし、1階の集会室はベーカリー、2階の礼拝堂はカフェへと生まれ変わった。高い天井に張り巡らされた梁(はり)とシャンデリアが美しいカフェのおすすめメニューは、「オリジナルローストビーフサンドウィッチ」。自家製ローストビーフとオニオン、サニーレタスを、濃厚なデミグラスソースやマスタードマヨネーズと一緒に、酸味のあるライ麦食パンで挟んでいる。また1階のベーカリーには、素朴な味わいでハードな食感が特徴のドイツパンが並び、焼きたてを求めて朝から続々と人がやってくる。そのほか、パイやクッキーなどの洋菓子はお土産としても人気で、「ミミ」と呼ばれるハート型のパイは昔からファンの多い神戸っ子お気に入りの品だ。
    朝は大きな窓からやわらかな陽の光が差し込む
  • spot 08
    神戸北野ホテル
    ここでしか味わえない世界一の朝食で、すてきな1日のスタートを
    鮮やかなフレッシュジュースに焼きたてのパンやフィナンシェ、手作りのコンフィチュールなど、総支配人・総料理長の山口浩氏が手がける「世界一の朝食」を存分に楽しもう。
    朝を豊かに彩るラインナップ
  • spot 09
    神戸布引ハーブ園 / ロープウェイ
    日本最大級のハーブガーデンで至福のひとときを過ごそう
    神戸の玄関口・新神戸駅の北側には、雄大な山々が広がっている。この山の斜面には、色とりどりの花が咲き誇る神戸布引ハーブ園がある。美しい景色とハーブにまつわるさまざまな体験を満喫しよう。
    ガーデンにはたくさんの小さな花が
  • spot 10
    メリケンパーク
    シンボリックな建築が並ぶウォーターフロントエリアを満喫
    神戸の観光スポットとしてぜひ訪れておきたいメリケンパーク。白いフレーム屋根の神戸海洋博物館や大人気のフォトスポットである「BE KOBE(びーこうべ) モニュメント」、近接する神戸ポートタワーなど、見どころがたくさん!
    青い空に映える神戸のランドマーク
  • spot 11
    神戸ポートタワー
    港町・神戸で長きにわたって愛され続ける真紅のランドマーク
    メリケンパークにそびえ立つ、高さ108mの真っ赤なタワー。神戸港の発展のため「日本を代表する港にふさわしいランドマークを」と計画され、1963年(昭和38)に完成。神戸のシンボルとして長きにわたり人々から愛されている。世界初のパイプ構造によって表現された、日本らしさを感じる優美な「鼓(つづみ)型」のデザインは、世界でも類を見ないユニークなもの。オランダ・ロッテルダムの港を一望できる「ユーロマスト」にヒントを得て着想された。神戸ポートタワーは神戸港のランドマークとして造られた観光タワーだが、船に港の入り口を伝える灯台のようにも見える。2021年(令和3)10月からリニューアル工事中で、開業60周年の節目となる2023年(令和5)に営業再開予定。リニューアル後の目玉は、これまでは上がることのできなかった屋上部分に新設される「空中回廊」。地上100mの高さで潮風を感じながら、神戸の美しい大パノラマを楽しめることだろう。
    タワーの輪郭が描く曲線は見事
  • spot 12
    BE KOBEモニュメント
    神戸ポートタワーに続く、港町神戸の新たなシンボル
    ウォーターフロントエリアの新たなシンボルとなっている「BE KOBEモニュメント」。地元の人や観光客でいつも賑わいをみせる人気のフォトスポットだ。
    神戸への愛が込められたモニュメント
  • spot 13
    神戸海洋博物館/カワサキワールド
    神戸港のこれまでとこれからを紹介する「海・船・港」の博物館
    メリケンパークでひときわ存在感を放つ白いフレームが特徴の神戸海洋博物館は、神戸港の歴史や現在を学べる施設。館内には神戸の地で生まれた川崎重工グループの企業ミュージアムも併設している。
    神戸ポートタワーとともに港のシンボルに
  • spot 14
    TOOTH TOOTH FISH IN THE FOREST
    森✕海のおしゃれ空間で味わう生パスタとベーカリー
    元町駅から海へ向かって歩くこと約10分、メリケンパークの入り口に今にも泳ぎだしそうな大きな魚のオブジェ「フィッシュ・ダンス」がそびえ立つ。その横に位置する「TOOTH TOOTH FISH IN THE FOREST」は、神戸を代表するレストラン&パティスリーとして知られる「TOOTH TOOTH」のベーカリーカフェ。「『海とTOOTH』まるで森の中を魚が泳ぐように」をコンセプトにした店内は、全面ガラス張りで光がたっぷり降り注ぎ、ラタンの照明や木のテーブルがナチュラルな雰囲気を演出している。こちらでぜひ味わいたいのは、モチモチの生パスタに四季折々の地元食材を合わせたパスタメニュー。さらに店内で毎朝焼き上げる自家製パンをビュッフェ形式で楽しめる。そのほか、PATISSERIE TOOTH TOOTHの季節のケーキや、季節のドリンクなどのカフェメニューも充実。ドリンクをテイクアウトして海辺を散歩するのも気持ち良さそうだ。
    店の前には噴水を備えた池が広がる
  • spot 15
    ポートアイランド
    神戸の魅力がギュッと詰まった人工島をポートライナーで巡ろう
    国際会議場やホール、ホテルなどのコンベンション施設が集まる人工島・ポートアイランドは、通称「ポーアイ」として親しまれ、神戸の絶景ポイントが点在する。三宮からポートライナーに乗って海上都市を探索しよう。
    ポーアイしおさい公園からの壮大な眺め
  • spot 16
    神戸空港ビル
    国内12都市をつなぐ地方空港で飛行機をのんびり見学
    ポートアイランドの最南端に位置する神戸空港は、三宮からポートライナーで約20分というアクセスのいい場所にあり、北は札幌、南は宮古島まで12都市と国内線ネットワークをもつ地方空港。ガラス張りの3階スカイコートや屋上階の展望デッキからは飛行機を間近に見ることができ、飛行機好きの人にもおすすめの観光スポットでもある。ポートライナー神戸空港駅で下車すると、空港の2階にある出発ロビーに直結。この出発ロビーには神戸や関西のお土産がそろうショップなどが3つあり、ラインナップも充実している。3階はカフェやレストランがメインのフロアになっていて、テイクアウトしたものを飲食できるフリースペースも完備。奥にはフライトシミュレーターもあり、1回200円で初級編・中級編・上級編・超上級編と、4つの難易度でバーチャルなフライト体験ができる(2023年11月現在)。
    車やバスで来たときは1階からアクセスする
  • spot 17
    神戸どうぶつ王国
    動物たちがいきいきと動く姿を間近で観察できる動植物園
    三宮からポートライナーで15分。ポートアイランドにある動植物園。鮮やかな花々が咲き誇るグラスハウスの屋内エリアでは、カピバラなど愛らしい動物たちに近距離で出会うことができる。開放的な屋外エリアでは、ラクダに乗ってスリリングな体験をしたり、ペンギンにおやつをあげたり楽しみ方はいろいろ。動物たちのパフォーマンスも充実しており、鳥たちの能力の高さを間近で感じられるフリーフライトバードパフォーマンス''Wings''は感動のイベントだ。動物たちの生息環境を再現した展示場では柵や檻がなく、間近で動物たちの生き生きとした姿を観察することができる。園は全天候型で雨の日でも安心。動物たちに癒される非日常の世界へ訪れてみよう。
    手の届きそうな場所にいるレッサーパンダ
  • spot 18
    生田神社
    1800年の歴史を有する神社で縁結びのご利益を授かろう
    神戸の中心部にたたずむ生田神社は、1800年の長い歴史をもち『日本書紀』にも登場する由緒正しい古社。恋愛成就のパワースポットとしても有名で、本殿裏に広がる生田の森には恋を占う「水みくじ」も人気。
    朱塗りの荘厳な楼門は圧巻の姿
  • spot 19
    老舗洋菓子 (元町)
    神戸・みなと元町エリアに点在する洋菓子店の歴史をひも解く
    神戸港の開港をきっかけに外国人居留地が設けられ、異文化の入り口として栄えた神戸。その玄関口にあたる元町には、本格洋菓子店などスイーツの名店が数多くある。
    おいしそうなケーキがたくさん(取り扱い商品が変更される場合あり) 「ユーハイム 本店」
  • spot 20
    ユーハイム 本店
    100年にわたり愛され続ける、神戸育ちのバウムクーヘン
    日本で初めてバウムクーヘンを作ったことで知られるユーハイムは、1909年(明治42)創業の老舗洋菓子店。百貨店を中心に全国200以上の店舗があり、なかでも神戸元町に構える本店では併設のカフェ限定メニューを展開している。カフェがあるのは本店の2階。ドイツ調のクラシカルな雰囲気が漂い、都会の喧騒を忘れさせてくれる。こちらでぜひ味わいたいのは、数量限定の本店特製ショートケーキ。イチゴとラスベリージャムをサンドした6層重ねのケーキは見た目のボリュームに反してあっさりで、ペロッといけちゃう不思議さ。さらに1階のショップでは、目の前でスライスしてくれる本店限定のマイスターの手焼きバウムも用意。お土産用にはもちろん、切りたてをすぐ食べて香りや食感を楽しむのもカフェならではの醍醐味だ。\※情報・写真は2023年11月末時点のもの。商品は変更する場合あり。
    バウムクーヘンセットも人気(商品が変更となる場合あり)
  • spot 21
    神戸風月堂 元町本店
    神戸土産「ゴーフル」でおなじみの老舗で味わう限定喫茶メニュー
    1897年(明治30)創業の老舗、神戸風月堂。神戸元町商店街に本店を構え、店内には神戸の定番土産「ゴーフル」をはじめとした数々の洋菓子が並ぶ。最近新たに登場したのが、サクサク食感が魅力のゴーフルをあえて生感覚にした「ゴーフニャ」。バニラの香り高いバタークリームがサンドされていて、日を追うごとにしっとりと味わいが染みわたっていく。また店内奥には、四季折々の食材を使った季節のパフェなどを楽しめる落ち着いた大人の喫茶を併設。なかでも注目は、銅板でじっくりと焼き上げるホットケーキ。カナダ産メイプルシロップをかけて味わう素朴な甘さの生地はふんわり軽い食感で、カウンター席なら焼いている様子も間近で見ることができる。さらに、丹波大納言や和栗の甘露煮など国産素材にこだわった特選あんみつも好評。たっぷりと盛り付けられた具材と、上品で奥深い味わいの自家製寒天に加え、みつを白みつ、黒みつ、抹茶みつから選べるのもポイントだ。
    ゴーフルをはじめ、さまざまなお菓子が並ぶ
  • spot 22
    mama's selection MOTOMACHI CAKE 元町本店
    老若男女に愛される、ふわっと軽くやさしいケーキ
    神戸元町商店街のはずれにある、1946年(昭和21)創業の洋菓子店。創業当初はリアカーでお菓子を売り歩いていたという創業者の「子どもを想う母親のおやつ菓子」をコンセプトにした、素朴でやさしい味わいの生ケーキが評判だ。安心できる材料にこだわるのはもちろん、価格もリーズナブル。店内のショーケースには多彩なケーキがそろうなか、とあるケーキが1段すべてを埋め尽くすほど大量に並んでいる。このケーキこそが店のロングセラー商品「ざくろ」。スポンジの割れ目からイチゴがのぞく様子がザクロの実に似ていて、卵黄をたっぷり使用したスポンジは空気のように軽く、オリジナルブレンドの生クリームとの相性もいい。シンプルな組み合わせだが、その独特のフォルムがかわいらしく、長きにわたり地元の人に愛され続けている。そのほか、手土産に最適なフィナンシェやミニクッキーなど焼き菓子も人気。
    「シューパフェ」350円(左)と「ざくろ」330円(右)
  • spot 23
    神戸旧居留地
    フォトジェニックな近代建築が立ち並ぶ、オシャレな街を巡る
    居留地時代の区割りが今もなお残る旧居留地エリア。唯一残る明治期の洋館「旧神戸居留地十五番館」をはじめ、大正から昭和期にかけてのレトロビルが立ち並ぶ、異国情緒あふれる街を散策しよう。
    1938年(昭和13)築の「チャータードビル」
  • spot 24
    神戸市立博物館
    立派な円柱が立ち並ぶ昭和の銀行建築を再生したミュージアム
    1982年(昭和57)に神戸市立南蛮美術館と神戸市立考古館を統合し、新しい人文系の博物館として開館した神戸市立博物館。神戸は古くから海外との文化交流の窓口となっていたことを踏まえ、「国際文化交流-東西文化の接触と変容」を基本テーマとして、神戸の歴史と文化交流の様子を示す資料の収集・保存に注力している。重厚感のある建物は、英国公認建築士でもあった建築家・桜井小太郎氏が設計し1935年(昭和10)に竣工した旧横浜正金銀行(現・三菱UFJ銀行)神戸支店ビルを増改築したもの。正面にはパルテノン神殿に代表されるドリス式の円柱が立ち並ぶ新古典様式で、外装はすべて花崗岩。昭和初期の名建築と評され、1998年(平成10)には国の登録有形文化財になっている。
    神戸旧居留地のメインストリート・京町筋に面する
  • spot 25
    アリアンスグラフィック
    パリの裏路地を思い起こさせる雰囲気抜群のカフェ&バー
    旧居留地の一角、細い路地の突き当たりにひっそりとたたずむカフェ&バー。フランスの路地裏を想起させる外観は、通る人の目をひきつける独特な雰囲気をもつ。年季の入った木製ドアを開けると、高い天井に赤レンガと漆喰(しっくい)の壁、アンティーク雑貨や古いポスターが飾られ、まるで外国映画の一場面のよう。アンティーク雑貨は完全予約制で販売も行っている。こちらでぜひ味わいたいのが、フランス人に教えてもらったカレードリアランチセット。オーナーがフランス人の友だちから教わった欧風カレーのレシピを日本人の口に合うように改良を重ねたもので、チーズの下には卵も入っているのがうれしい。さらにランチを注文した人限定で、プラス400円で手作りのガトーショコラやベイクドチーズケーキをセットにすることもできる。夜になるとお酒を飲めるバーとしても使えるので、ゆっくりとした時の流れを感じながら食事を楽しんで。
    築100年超えの「海岸ビルヂング」にある
  • spot 26
    グリル十字屋
    3日間かけて仕込むデミグラスソースを使った王道洋食に舌つづみ
    居留地の東の端、神戸市役所の少し北にある1933年(昭和8)創業の洋食店。扉を開けると短い階段があり、クラシカルな雰囲気漂う半地下の客席が広がっている。壁にはアンティークのウォールライト、テーブルには赤いギンガムチェックのクロスが掛けられ、昔ながらの洋食屋らしい温かい空間だ。味の要となるデミグラスソースは、炊いて濾してを繰り返しながら3日間かけて仕込み、料理によってスパイスを変えることも。店のいちばん人気は国産牛肩ロース肉のビーフカツレツ。ボイルキャベツに立てかけられたカツは、薄い衣のサクサク感とやわらかな肉の食感が心地良く、付け合わせのポテトサラダはマヨネーズから手作りしている。さらに隠れファンが多いのが、素朴なスパゲティミートソース。シンプルすぎて見落としがちだが、自慢のデミグラスソースで作ったミートソースは一度食べたらやみつきになるおいしさ。麺を茹でたあとにニンニクで軽く炒めているのもポイントだ。
    現在はオフィス街に店を構える
  • spot 27
    南京町
    横浜、長崎と並ぶ日本三大中華街「南京町」のグルメを探索
    横浜中華街、長崎新地中華街とともに日本三大中華街のひとつとして数えられる南京町。1月から2月に春節祭、9月から10月に中秋節など、華やかなイベントも開催されているので要チェック!
    赤や黄色の目立つ看板が所狭しと並ぶ
  • spot 28
    老祥記
    つねに行列が絶えない南京町の人気店で味わう元祖豚まん
    中国・天津地方の「天津包子(てんちんぱおつー)」と呼ばれるまんじゅうを、日本人でも親しみやすいものにしようと、初代店主が考案したのがこの小ぶりな「豚まんじゅう」。今や豚まんの専門店は日本各地に多数存在するが、こちらが元祖豚まんじゅうの店だ。その最大の特徴は、門外不出の麹を使った皮にある。麹の状態はその土地の環境で変化するが、老祥記では100年ほど前に中国から持ってきた麹を今なお培養して使用。時を経て、神戸の風土により独自のおいしさに変化した。この麹で発酵させた皮は、蒸しあがると独特の甘い風味ともっちりした食感をもつ。具は肉感を感じられるよう豚バラ肉を粗めのミンチにし、味付けはシンプルに醤油で仕上げる。外の包みにしみ出るほどの豚の脂と濃いめの味付けに、お酒が進みそう。店頭でできたてを食べるのがいちばんだが、持ち帰ったときはフライパンで揚げ焼きにしても美味。また、マヨネーズと一味唐辛子を付けて食べるのもおすすめ。
    豚まんじゅう6個600円。10個1000円も用意
  • spot 29
    定番名物グルメ3選
    神戸に来たからには絶対食べたい!
    観光の最大の楽しみであるご当地グルメ。明治から異国文化が入ってきていた神戸は洋菓子や洋食などのイメージが強いが、それと同時に、神戸の下町で生まれた郷土料理やB級グルメもソウルフードとして根付いている。
    極上の神戸ビーフはやっぱりステーキで
  • spot 30
    ぎょうざの店 ひょうたん ミント神戸店
    自家製の赤味噌ダレで味わう、神戸スタイルの焼き餃子
    1957年(昭和32)創業の「ぎょうざの店 ひょうたん」は赤味噌ダレで味わう餃子の名店。たっぷりの水で蒸しつつ香ばしく焼き上げる餃子は、もっちりした皮の食感が特徴で、多くのファンから愛されている。まずは卓上にある自家製の味噌ダレのみでいただくと、あっさりだがジューシーな餡に深みのある赤味噌の風味が加わり、やみつきになる味わい。味噌ダレはひき肉入りで、餃子とのバランスもバッチリだ。次はお好みで味噌ダレを酢で伸ばしたり、アクセントにラー油を入れたりとアレンジを楽しもう。ここミント神戸店では、初の試みとして客席に座敷を取り入れ、こぢんまりとした他店舗に比べるとゆったりした造りになっており、家族連れにもおすすめ。また、キッチンがガラス張りになっていることで、外から作っている様子が見えるのもポイント。各線三宮駅からのアクセスも良く、さまざまな人が立ち寄りやすい店舗になっている。
    餃子1人前7個390円(写真は2人前)
  • spot 31
    神戸市立王子動物園
    六甲山麓の自然あふれる都市型動物園
    キリンやゾウ、コアラにライオンなど約130種750点の動物が暮らす動物園。なかでもジャイアントパンダは観覧待ちの行列ができるほどの人気ぶり! 愛嬌あふれるさまざまな動物たちに会いに行こう。
    看板の「OJI」の「O」の中にパンダが!
  • spot 32
    横尾忠則現代美術館
    美術家・横尾忠則の独創的な世界観をちりばめた美術館
    国際的に高く評価されている兵庫県西脇市出身の美術家・横尾忠則の、独創的なコレクションを展示している美術館。さまざまなテーマで、1年に約3回の企画展を開催している。
    シンプルな外観。1階部分はガラス張り
  • spot 33
    神戸ハーバーランド
    海上から街並みを一望できるクルーズ船やショッピングを楽しもう
    爽やかな潮風を感じる神戸のウォーターフロントエリア。クルーズ船に乗って海上からの景色を楽しんだり、ショッピングや食事をしたり、夜には光り輝く神戸の夜景を満喫したりと、思いおもいに過ごそう。
    この港から多くのクルーズ船が出航する
  • spot 34
    コンチェルト
    プロミュージシャンによる生演奏が響く優雅なクルージング
    神戸ハーバーランド「umie モザイク」前から出航し、明石海峡大橋までを往復するクルーズ船。そのいちばんの魅力は、プロのミュージシャンによるジャズやクラシックなどの生演奏。エントランスでのウェルカム演奏に始まり、宝石の名前がついた各部屋を順にまわりながら、美しい音色を聴かせてくれる。船内で味わえる食事は、フレンチコースや鉄板焼きのほか、ティークルーズならケーキセットなどもあり、好みに応じた楽しみ方ができるのもいい。また、最上階のサンデッキでは、爽やかな風を体に感じながら神戸の街並みや海上の景色を満喫でき、夕方のトワイライトクルーズなら明石海峡大橋に沈む夕陽、ナイトクルーズなら光り輝くポートアイランドなど、時間帯によって見どころも変化。ゆったりとした非日常の空間で、思いおもいのときを過ごそう。
    モザイク前のチケットカウンターで手続きを
  • spot 35
    神戸リゾートクルーズ「boh boh KOBE」
    カジュアルに神戸港クルーズを楽しみたい人にぴったりな60分間リゾート
    汽笛の音「ボーボー」とフランス語で美しいを意味する「beau(ボー)」をかけて名付けられた「boh boh KOBE」。船内1階には海の見えるアイランドキッチンを備えたカフェを完備し、船上で育てたタラソハーブを使ったドリンクやミシュラン一つ星の京都の料亭「SEN」監修の日本食文化と神戸の食を融合させた「神戸食」を楽しめる。さらには、セーラー服や船のイカリをモチーフにしたかわいいboh boh グッズの販売も。2階には、至高のリラックスを体感できるYogibo(ヨギボー)を設置したくつろぎ空間を展開し、靴を脱いでゆったりしながら神戸港の大パノラマビューを満喫できる。3階へ上がると、海風が心地いい開放的なオープンデッキが広がり、弓削牧場の協力のもと取り組んでいる「船上タラソハーブガーデン」など珍しいエリアも。また、神戸タラソウェルネスクルーズとして爽やかな潮風を感じながら、心身ともに健康になれるタラソセラピー(海洋療法)を体験できる。基本のクルージングは60分間で、スタッフによるその時にしか聞けないタイムリーなガイドアナウンスが入るのもうれしい。また、神戸港周辺を周遊する船のなかでも、最も神戸空港の滑走路に接近するため、タイミングが合えば離発着する迫力満点の飛行機を間近に見ることもできる。Dog Friendly Shipでもあり、愛犬と一緒にクルージングを楽しむこともできる。
    中突堤中央ターミナル(かもめりあ)前、5番乗り場から出航
  • spot 36
    神戸煉瓦倉庫
    風情あふれる昔の倉庫をリノベーションしたオシャレスポット
    JR神戸駅からすぐ、神戸を代表する観光スポットであり、多彩な商業施設が立ち並ぶハーバーランドエリア。打ち寄せる波の音を聞きながら、ガス灯とベンチが設置された木の遊歩道をゆったり歩いていくと、海沿いにたたずむ2棟の赤レンガ造りの倉庫にたどり着く。この建物は1890年代後半に建てられ、神戸港に到着する貨物の倉庫として使用されていたもの。現在はリノベーションされ、倉庫ならではのシックで落ち着いた雰囲気を生かしつつ、デザイン文具のショップやレストランなどが入店する商業施設へと生まれ変わった。赤レンガに深緑の窓枠がオシャレな外観は、写真映えすること間違いなし。日が暮れるとやわらかなオレンジの光でライトアップされ、昼とはまた違う幻想的な雰囲気に包まれる。
    倉庫の前には2人がけのベンチがある
  • spot 37
    鉄人28号モニュメント
    震災復興と地域活性化のシンボルとして街を支えてきたヒーロー
    神戸出身である漫画界の巨匠・横山光輝氏の代表作のひとつ『鉄人28号』。ここ長田には、阪神・淡路大震災からの復興のシンボルとして誕生した巨大な鉄人28号のモニュメントがそびえ立っている。
    駅からほど近い若松公園内に設置されている
  • spot 38
    ゆき
    神戸の粉もん文化の中心地・長田の名物グルメを満喫
    JR新長田駅の南側には6つの商店街があり、下町らしい賑わいと活気にあふれた下町グルメの宝庫だ。なかでも、お好み焼き店の集積率が全国一ともいわれる激戦区でひときわ人気を博すのが、西神戸センター街に店を構える「ゆき」。定番のぼっかけすじ焼きは、薄く焼いた生地に粉かつおとネギを載せ、長田名物「ぼっかけ」を載せた上にまた生地をかけ、ひっくり返して焼いたら完成だ。「ぼっかけ」とは、牛すじとこんにゃくを甘辛く煮込んだもので、店によってさまざまな趣向が見られるのが特徴。この店ではこんにゃくは入れずに、ムチムチとした食感がたまらない牛すじのみで作っている。この牛すじが味わえるもうひとつの人気メニューが「そばめし」。2人前はありそうなボリュームで、卓上には「どろからソース」というウスターソースの製造途中に出る沈殿物から作った濃厚で辛めのソースも用意されているので、お好みでかけてみて。
    ぼっかけすじ焼き600円
  • spot 39
    神戸市立須磨離宮公園
    広大な欧風噴水庭園に咲き誇る180種のバラが美しい都市公園
    神戸の街並みと大阪湾を一望できる丘陵公園。圧巻の大噴水がある噴水広場をはじめ、本園に咲きそろう世界各国のバラや、ツバキ、花ショウブ、ボタン、梅など季節の花々を鑑賞できる。
    噴水広場にある大噴水は圧巻の姿
  • spot 40
    スターバックス コーヒー 神戸北野異人館店
    登録文化財の洋館建てで楽しむ優雅なコーヒータイム
    三宮駅から徒歩12分ほど、神戸有数の観光地でもある北野異人館街にある「スターバックス コーヒー 神戸北野異人館店」は、登録有形文化財を使った日本第1号の店舗。スターバックスが、各地域の象徴となる場所に、地域の文化を世界に発信する目的で展開している「リージョナル ランドマーク ストア」と呼ばれる店舗のひとつだ。緑と白のカラーが目をひく洋館建ての建物は、1907年(明治40)にアメリカ人の邸宅として建設されたもので、2001年(平成13)に現在の場所へ再建・移築。2009年(平成21)3月に「スターバックス コーヒー 神戸北野異人館店」としてオープンした。ラウンジ、ダイニングルーム、ゲストルームなどの部屋があり、住居だった当時の趣を残す店内には、各部屋ごとにアンティークの調度品が置かれ、異国情緒を感じられる空間が広がる。他店とはひと味違う、異人館の雰囲気を存分に感じながら、優雅なカフェタイムを満喫できる。
    木造の洋館店舗にあわせて木製の店舗看板が初めて使用された
  • spot 41
    劉家荘
    伝統の中国家庭料理 地元民に愛される店
    神戸・南京町の一角に店を構える劉家荘(りゅうかそう)は「安くてうまいものをたくさん食べていただく」がコンセプトの中国家庭料理の店。焼鶏(しょうけい・1人前1200円)が特に有名だが、それ以外にもバラエティに富んだメニューをそろえており、何度訪れても飽きない店だ。
    名物はなんといっても焼鶏(写真は一人前)
  • spot 42
    神戸 南京町YUNYUN
    行列ができる、おいしい焼小籠包・焼ビーフン
    神戸南京町YUNYUNは1985年(昭和60)にケンミン食品が、ビーフンの魅力を伝えることを目的としてオープン。「焼ビーフン」がメインだったが「焼小籠包」も人気となり、大行列ができるようになったため近隣に移転した。同店は「本場中国以上に中国を。南京町エクスペリエンス」をコンセプトとし、1日5000個を焼き上げる「焼小籠包」(3個400円)や「福建焼ビーフン」(400円)を味わえるだけでなく、南京町での体験を楽しんでもらうことにも重点を置いている。焼小籠包を包んでいる様子や焼き上がりの瞬間が見られるオープンキッチンになっており、待ち時間をあまり感じさせない工夫がされている。焼ビーフン以外にも、「汁なし担担めん」や「台南担仔ビーフン」(各種400円)などビーフンの種類も多彩。人気店のため平日も行列は絶えないが、手際よく提供されるため行列の進みは早い。行列に並ぶのは苦手という方は平日16時以降ならそれほど並ばずに買えるかも。
    名物の「焼小籠包」。中の熱々スープがジュワッと溢れる
  • spot 43
    ル・パン神戸北野 本店
    ホテル ラ・スイート神戸ハーバーランド直営スイーツ&ベーカリー
    神戸ハーバーランドにある高級ホテル「ホテル ラ・スイート神戸ハーバーランド」直営のスイーツ&ベーカリーショップ。同ホテルの朝食を食べた宿泊客から「このパンをぜひ買って帰りたい」と多くの要望があったため2012年(平成24)に神戸北野に専門店をオープン。ホテルメイドのパンを家庭でも味わえると人気を集めている。小麦粉、牛乳、卵は地産地消にこだわり、ホテルの総料理長が自ら生産者を訪れて厳選した兵庫県産のものを採用。そこに、世界中から集めた厳選食材をかけ合わせバラエティに富んだパンを作っている。添加物は極力使用せず、香料、着色料、保存料をいっさい使用していないため、日持ちは短いが、安心して食べられるのも特徴だ。パンのみならず、スイーツも豊富に取りそろえており、なかでも瀬戸内産レモンをたっぷりと使用した「瀬戸内レモンケーキ」はマイルドな酸味とコク深い豊かな風味でギフト用としても人気が高い。パンもスイーツも非常にクオリティが高く、ベーカリーとスイーツショップの激戦区である神戸においてもひときわ異彩を放つ存在だ。
    クラシックな雰囲気の外観
  • spot 44
    三宮一貫楼 本店
    お土産にも人気の老舗の豚まん
    1954年(昭和29)創業の中華の老舗。豚まん(250円)が有名で、神戸では四興楼、老祥記の2店と並び「豚まん御三家」と称されることもある。「凝りすぎず、シンプルを極める」をコンセプトに作り上げた豚まんは、多い日で1日5000個売れることもあるほどの人気っぷり。豚肉のうまみと玉ねぎの甘みが利いた具材を、ほんのりと甘みのある生地で包んだやさしい味が特徴だ。中の具材は非常にジューシーで、できたては肉汁が滴り落ちるほど。創業当時からすべて手作りにこだわっており、生地はもちろん、豚肉、玉ねぎなどの具材にも厳選した素材が使用されている。三宮一貫楼本店は、テイクアウトのみならずレストランも併設。コロナ禍後に感染対策を講じて食券制のフードコートスタイルとなったため、豚まんや焼餃子(410円)、焼売(800円)等を気軽に楽しむことができる。豚まんに加えて、月替わりで販売される、季節にあわせた素材を盛り込んだ「限定まん」にも注目だ。
    神戸のソウルフードともいえる一貫楼の豚まん
  • spot 45
    香港食館
    リーズナブルに本格的な中華を楽しめる名店。中華粥がおかわりし放題
    神戸市営地下鉄県庁前駅より徒歩2分、JR・阪神元町駅より徒歩4分ほどのところにある中華料理店。神戸に数多くある中華料理店のなかでモーニングサービスをしている珍しい店舗として人気だ。モーニングは土・日曜の8:30〜10:30となっていて、中華料理の朝ご飯の定番であるお粥をメインに、揚げパン、ザーサイ焼きそばまたは焼きビーフンの付いたボリューミーなセット。値段はなんと600円だ。大満足のメニューとなっている。ランチタイムは、「香港風焼きそば」や「マーボー豆腐」「自家製焼き豚」などをメインに、お粥やライスなどの付いたセットメニュー(880円)がそろい、お粥はおかわり自由。セットメニューのほかには「フカヒレ姿煮土鍋飯」と「アワビ鶏肉土鍋飯」(各2200円)も。パラパラ食感のお米が、中華風の味つけとよくあい、どんどんスプーンが進むおいしさだ。「蒸し鶏」や「豚バラのトーチ蒸し」「自家製焼き豚」などの単品メニューも注文できるので、気軽に中華を堪能したい人におすすめだ。
    お粥も含めテイクアウトメニューも豊富
  • spot 46
    神戸元町別館牡丹園
    創業70年以上、美食家をもうならせる本格広東料
    1954年(昭和29)創業の、神戸を代表する老舗中華料理店のひとつ。広東料理の定番ものから、フカヒレや伊勢えびなどのぜいたくな食材を使用した高級料理まで、幅広いメニューを取りそろえ、ふだん使いから祝いの席まで、さまざまなシチュエーションに使える名店だ。
    肉料理、海鮮に豆腐、麺、飯類まで料理の種類はさまざま
  • spot 47
    ブーランジェリー コム・シノワ
    フレンチシェフ謹製のパンとスイーツ
    神戸で創業したフレンチレストランが手がけるパン屋。クロワッサンやバゲットだけでなく、あらゆるジャンルのパンを取りそろえる。併設するカフェ「オネストカフェ」ではイートインのほか、シェフプロデュースの料理も楽しめる。
    街なかにありながら緑豊かな空間が広がっている
  • spot 48
    パン焼きどころRIKI
    行列の絶えない大人気のパン屋さん
    神戸の元町にある中華街「南京町」の西端、西安門を少し進んだところにある、行列の絶えない人気のパン屋。農業高校在籍中に、小麦を栽培する実習からパン作りを経験したことからベーカリーに興味をもったというオーナーが、長期間の修行の後オープンした店舗だ。パンの種類はソフト・ハード・デニッシュとさまざまで、菓子パンや総菜パンも多く並ぶ。100%国産小麦を使用しており、イーストフード、マーガリン、ショートニングはいっさい不使用。ハード系だけでも4種類の生地を使い分け、カレーパンなどの総菜パンの具や、ソース、クリームもすべて自社製造というこだわりっぷりで、一つひとつのパンをていねいに焼き上げている。売り切れたものを入れ替えながら、毎日200種類以上のパンが販売され、いつ訪れても違う種類のパンと出合うことができるのも魅力だ。ただ、閉店時間前にパンが売り切れることもしばしばあるので、時間に余裕をもって訪れたい。
    西安門の南側、看板と行列が目印だ
  • spot 49
    カフェ・デ・アゲンダ
    レトロ空間と芸術的な手作りケーキが話題の元町の人気店
    神戸市営地下鉄海岸線のみなと元町駅から徒歩3分ほどのところにある、レトロな空間が魅力の喫茶店。芸術的なスイーツプレートがSNSで話題となり、土曜、日曜の昼下がりには行列ができるほど。シーズンごとに季節を取り入れたメニューを楽しめる。
    華やかで芸術的なドリンク、スイーツメニューがそろう
  • spot 50
    元町サントス
    商店街にある、コーヒー会社直営の昔ながらの喫茶店
    開店から60年以上、神戸元町商店街のランドマークのような老舗喫茶店。神戸に本社をおく萩原珈琲の直営店で、ネルドリップ抽出のこだわりコーヒーを楽しめる。フードメニューも充実しており、レトロな雰囲気と懐かしい味を満喫できる。
    雰囲気もコーヒーも楽しめる名店
  • spot 51
    KIITO CAFE
    県内産の素材をふんだんに使った健康的でオシャレなカフェ
    神戸・三宮にある、「デザイン・クリエイティブセンター神戸」(通称KIITO)の中にあるカフェ。かつて生糸の検査所だった建物を利用しており、地元の新鮮な食材を用いた料理やカフェメニューなどを提供する。
    検査所の機器を再利用したテーブルが特徴的
  • spot 52
    Nick
    イートインも楽しめる新しいカタチの精肉店
    神戸市営地下鉄西神・山手線の県庁前駅より徒歩7分ほど、中山手通にある精肉店。イートインスペースでは肉にあわせた火入れで最大限においしさが引き出された、精肉店ならではのひと皿を堪能できる。売り場とイートインがまとまった、新感覚の精肉店だ。
    まるでカフェのようなオシャレな外観
  • spot 53
    燈籠茶屋
    昭和レトロな茶屋でひと休み
    登山道がきれいに整備されており初心者の登山スポットとしても人気が高い、六甲山系の再度山(ふたたびさん)の中腹にある茶屋。1923年(大正12)創業で、今は定年退職を機に2003年(平成15)から店を引き継いだという3代目店主が切り盛りする。日の昇る前から山に登る登山客のため、開店時間は朝7時。うどん(400円)やラーメン(450円)、おにぎり定食などの食事メニューがそろうが、軽食にぴったりのトースト(230円)も人気。トーストは炭火で炙り焼きにしており、表面はサクサク、中はしっとりした食感で、ほのかに利いたバターが味わい深い。半分にバターもう半分にイチゴジャムを塗って2つの味を楽しめる「アベック」もある。トーストのおともには、甘過ぎずやさしい味わいが特徴のミルクティー(250円)がおすすめだ。また、日曜限定の関東炊き(おでん)には古くからのファンも多く、これを食べるために日曜は山に登るというお客さんもいるほど。オーダーストップは13時と、昼過ぎには閉まるので訪れる際は気をつけたい。
    一枚一枚炭火でていねいに焼き上げるトースト
  • spot 54
    海月食堂
    工場をリノベーションした空間で心豊かな食事を楽しもう
    南の島のリゾート地で過ごしているかのような居心地のよさと、地元野菜をたっぷり使った食事が魅力の「海月食堂(くらげしょくどう)」。食材や雑貨などの種類豊富な販売スペースもあり、ドライブ途中に立ち寄りたい人気のスポットだ。
    あえて骨組みを露出し、高さを出した空間作り。風通しがよく、すがすがしい
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旅のヒント

  1. その1

    神戸市中心部には新幹線の停車するJR新神戸駅のほか神戸空港もあり、全国各地からアクセス良好。

  2. その2

    大阪方面から神戸市中心部・三宮駅へは、JR・阪急・阪神がそれぞれ運行している。

  3. その3

    車で神戸市中心部エリアへ向かう場合は、阪神高速3号神戸線生田川ICが最寄り。一方通行の道も多いため、駐車場を利用して、そこから公共交通機関に乗り換えるのがおすすめ。

  4. その4

    神戸市中心部をあちこち巡るなら、三宮をはじめベイエリアや北野、新神戸などを巡っているバス「シティー・ループ」が便利。

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