大阪

南大阪

MINAMI-OSAKA

歴史あり、芸術あり、リゾートあり!バラエティに富んだ魅力満載

南大阪のなかでも堺市は、大阪府内で大阪市に次いで2番目に人口の多い都市。代表的な観光スポットとしては、古市古墳群(ふるいちこふんぐん)とともに世界遺産に登録されている「百舌鳥古墳群(もずこふんぐん)」があり、古墳と都市が共存する風景も見どころのひとつに。また、中世は、貿易・商業都市として大いに栄え、当時の様子は、千利休と与謝野晶子をテーマにしたミュージアム「さかい利晶の杜(りしょうのもり)」でも知ることができる。さらに堺市でひそかな人気を集めているのが、アール・ヌーヴォーを代表する画家・アルフォンス・ミュシャの作品を所蔵する「堺アルフォンス・ミュシャ館」。一方、泉佐野市、田尻町、泉南市にまたがるりんくうタウンは、大阪湾を一望することができ、「SENNAN LONG PARK(せんなんろんぐぱーく)」や「りんくうプレミアム・アウトレット」など、リゾート気分を満喫できる人気スポットがある。

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エリアの見どころ

  • spot 01
    百舌鳥古墳群
    大阪初の世界遺産。古代のロマンあふれる旅へ
    2019年(令和元)に、「百舌鳥・古市古墳群(もず・ふるいちこふんぐん)」として、大阪で初めて世界遺産に登録された日本を代表する古墳群。日本最大の前方後円墳として有名な「仁徳天皇陵古墳」など、大小の古墳が密集しており、徒歩はもちろん自転車をレンタルして巡るのもおすすめ。
    歴史の授業でおなじみの「仁徳天皇陵古墳(にんとくてんのうりょうこふん)」も、百舌鳥古墳群のひとつ
  • spot 02
    さかい利晶の杜
    堺をもっと知りたくなる、2人の偉人のミュージアム
    堺が生んだ2人の偉人をテーマにしたミュージアム。「千利休茶の湯館」「与謝野晶子記念館」のほか、本格的な茶の湯を体験できる「茶の湯体験施設」もあり、2人の足跡をたどりながら、堺の魅力に触れることができる。
    ガラス張りの外観が、明るく入りやすい雰囲気
  • spot 03
    堺 アルフォンス・ミュシャ館/堺市立文化館
    アール・ヌーヴォーの代表的画家・ミュシャのコレクションが堺に
    アルフォンス・ミュシャの約500点もの作品を所蔵する、世界でも有数の美術館。装飾パネルやポスターのほか、油彩や彫刻などのコレクションもあり、さまざまな技法でみずからの芸術を表現した、総合芸術家としてのミュシャの姿を知ることができる。
    JR堺市駅から歩いて3分ほど。歩道デッキで直結している
  • spot 04
    SENNAN LONG PARK
    夕陽百選のビーチが目の前! 楽しさいっぱいのロングパーク
    夕陽百選のビーチに沿って造られた、全長約2㎞のロングパーク。園内は4つのエリアに分かれており、どこを歩いていても海を間近に感じられるところが魅力。旅の途中に立ち寄るもよし、キャンプやグランピングで1泊するもよし。ワクワクしながら旅のプランを立てられそう。
    思わずシャッターを切りたくなるフォトスポットがたくさん
  • spot 05
    りんくうプレミアム・アウトレット
    駅から歩いて約6分。リゾート感あふれるシーサイドアウトレット
    関西国際空港の対岸に建つアウトレットモール。まるでリゾート地のような街並みが広がり、海沿いの芝生の広場でのんびりできるのもうれしい。しかも、JR・南海本線の最寄り駅が徒歩約6分のところにあり、電車で気軽に訪れることができるのも魅力のひとつとなっている。
    緑あふれるシーサイドアウトレットで、ショッピングを満喫
  • spot 06
    堺市役所21階展望ロビー
    百舌鳥古墳群の雄大さを体感できる、市役所最上階の展望ロビー
    堺市役所の最上階、高さ80mの21階に設けられた展望ロビー。世界遺産に登録された百舌鳥古墳群はもちろん、堺の市街中心部や周囲の山並みも一望できる。堺観光のまず初めに訪れたい。
    世界遺産・仁徳天皇陵古墳を一望できるビュースポット
  • spot 07
    古市古墳群
    世界文化遺産に登録された古墳巡りを楽しめる
    2019年(令和元)に百舌鳥(もず)古墳群とともに世界文化遺産に登録された古市古墳群。日本最大級の大きさを誇る応神天皇陵古墳を中心に、数多くの古墳が現存するほか、発掘された出土品を展示する施設なども所在している。
    上空より眺める古市古墳群。中央の前方後円墳が、日本最大級の大きさを誇る応神天皇陵古墳である
  • spot 08
    パンと暮らしのcoccoya
    世界遺産・古市古墳群にほど近い人気のパン屋さん
    国宝の十一面観音立像で知られる道明寺の門前、東高野街道に面して立つおしゃれなパン屋さん。荒堀さん夫妻が2014年(平成26)にオープンした「パンと暮らしのcoccoya」は、毎日のように地元の常連さんで賑わうほか、世界文化遺産・古市古墳群に近いこともあり、観光客の利用も多い。焼き上がったパンがたくさん並ぶのは午前11時頃だが、なかでも人気なのが、古墳をモチーフにした塩パン「しおこふん」(150円)。ほかにも「ぴーなっつん」(210円)や「まるごとウィンナーヘビ」(260円)など、食べるのがもったいなくなるようなかわいらしいパンが並ぶ。どのパンも味はもちろんのこと、国産小麦粉や太白ごま油を使うなど、身体にやさしい食材にもこだわっている。またパンのほかにも作家さんによる雑貨や衣類、採れたての無農薬野菜なども売られていて、店内はさながらセレクトショップのような雰囲気。なお店名の「coccoya」は、朝の早いパン屋さんであることから、同じく朝の早いニワトリの鳴き声をもじって名付けられたとのこと。お店は夕方まで開いているが、パンは次々に売れてしまうので、できれば午前中に訪れたい。
    長屋をリノベーションしたおしゃれな造りの「パンと暮らしのcoccoya」
  • spot 09
    大仙公園
    仁徳天皇陵古墳に隣接し、百舌鳥古墳群の中心に位置する歴史公園
    世界遺産である百舌鳥古墳群の中心に位置し、仁徳天皇陵古墳にも隣接する総合公園。園内には堺市博物館をはじめ多くの見どころがあり、市民の憩いの場であると同時に、堺市随一の観光スポットでもある。
    大仙公園のシンボル、平和塔。堺市が摂津・河内・和泉の三国の境で栄えた町であることから、三角形の塔になっている
  • spot 10
    堺市博物館
    世界遺産・百舌鳥古墳群や自由都市・堺の歴史がわかる
    1980年(昭和55)に開館した、大仙公園内にある博物館。常設展のテーマは「百舌鳥古墳群と堺の歴史・文化」で、「古代~古墳の時代~」では仁徳天皇陵古墳を中心とした百舌鳥古墳群の歴史が紹介され、国の重要文化財に指定されている「大阪府陶邑窯跡群出土品」の須恵器などが展示されている。また「中世~中世の堺~」では南蛮船(模型)、火縄銃などが語る日本有数の自由都市として栄えた中世の堺の歴史、「近世・近代~堺の産業・文化~」では包丁に代表される伝統産業や祭礼文化、堺ゆかりの作家による絵画などが紹介されている。そして「堺の宗教文化・堺市博物館の収蔵庫から」では、堺出身で東大寺の大仏造立に尽力した行基(668~749年)ゆかりの史料のほか、仏像や陶磁器などが順次展示されている。特別展や企画展も随時開催されているほか、約200インチの大型スクリーンを使用した「百舌鳥古墳群シアター」では、百舌鳥古墳群を紹介するVR作品を上映している。ミュージアムショップでは、公式キャラクター「サカイタケルくん」のグッズが人気。
    緑豊かな大仙公園内に建つ堺市博物館
  • spot 11
    花茶碗
    世界遺産・百舌鳥古墳群の名物グルメ
    百舌鳥(もず)古墳群への最寄り駅であるJR百舌鳥駅からほど近くの飲食店「花茶碗」は、店主の中屋麗子さんが考案した「古墳カレー」(1100円、サラダ付き)で名高い人気店。中屋さん自ら教室に通って腕を磨き、制作した古墳形の専用皿に、ご飯は墳丘、ルーが掘に見立てて盛り付けられ、見た目はまさに「前方後円墳」そのもの。手前のカボチャは拝所の鳥居を表現し、また目玉焼きには「日本の心を大切に」というメッセージが込められているとか。さらにはスプーンがスコップ形をしているので、食べながら発掘気分に浸ることができる。また、ご飯の上いっぱいにブロッコリーが盛られ、木々に覆われた現代の古墳の姿が再現されている「古墳の森カレー」(1100円)や、ご飯の代わりにパスタが使われている「古墳カレースパ」(1100円、サラダ付き)など、「元祖」以外のメニューも豊富。もちろん見た目だけでなく、リンゴやイチジク、バナナやはちみつなどを隠し味に3日間煮込んだルーは絶妙の甘みとコクで、足繁く通う常連客も少なくないとか。カレーがなくなり次第閉店なので、確実にいただくためには電話での予約が望ましい。
    見事な前方後円墳の名物「古墳カレー」
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人気スポット

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旅のヒント

  1. その1

    堺市に乗り入れているのは、南海電鉄南海本線・高野線、JR阪和線、Osaka Metro御堂筋線。さらに「ちん電」という呼び名で親しまれている阪堺電車の路面電車もあり、レトロな気分で電車移動を楽しむこともできる。

  2. その2

    SENNAN LONG PARKの最寄り駅は南海本線の樽井駅、また、りんくうプレミアム・アウトレットの最寄り駅はJR阪和線または南海本線のりんくうタウン駅となっており、電車での移動もスムーズにできる。

  3. その3

    車で行く場合は、堺市、りんくうタウンとも、阪神高速道路や阪和自動車道を利用する。

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