三重

北勢

HOKUSEI

レジャーパークや歴史スポットなど多面的な魅力を持ち合わせるエリア

三重県の北側にあり、木曽三川を挟んで愛知県と接するエリア。三重県でいちばんの人口を抱え、四日市コンビナートでも有名な四日市市もこのエリアにあり、同県の経済の中心でもある。「ナガシマリゾート」や「鈴鹿サーキット」をはじめ、規模の大きいレジャー施設が多いのも特徴。ナガシマリゾートには遊園地や温泉、アウトレットモールなどさまざまな施設が集まっており、一日では遊びきれないほどの規模だ。リゾート内には長島温泉の湯を楽しめる宿泊施設が複数あり、そちらを旅の拠点とするのもおすすめ。さらには、「多度大社」や「椿大神社」など、伊勢神宮とゆかりの深い神社も多くある。「伊勢神宮」を参拝する前後に、これらの神社も合わせて参拝するのがスマートだ。また、七里の渡跡や関宿など、旧東海道の面影が残る歴史スポットも多数。

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エリアの見どころ

  • spot 01
    Confiture H
    「地産地消」を大切にして作る華麗なスイーツ
    日本のトップパティシエ・辻口博啓シェフが手がける、VISON内のパティスリー。厳選した素材を独自の製法で作り上げた、ケーキ、焼き菓子、コンフィチュールなどを楽しむことができる。タイベリー、ラズベリー、ストロベリーの3種のベリーと、濃厚なピスタチオの掛け合わせがおいしい「アムール・ルージュ」など、視覚や味覚をも魅了する美しい洋菓子がショーケースで輝きを放っている。紅茶の香りを付与したチョコレートムースと、ブラックベリーを組み合わせた「サントス」(700円)もまるで宝石のように美麗な逸品。また、「地産地消」を大きなテーマにもつ同店では、この地方の食材の魅力を引き出す菓子作りを行っている。酸味が少なくほのかな甘みが特徴の三重県産マイヤーレモンを使った、バウムクーヘンはその好例。まろやかな酸味がバターの濃厚さと生地の甘味をより引き立てている。そのほか口溶けがなめらかな「究極のチーズケーキ」(1650円)など、土産に適した商品が数多く並んでいる。
    3種類のベリーとピスタチオをあわせた「アムール・ルージュ」(650円)。味のみならず視覚や香りにもこだわっている
  • spot 02
    ナガシマリゾート
    子どもから大人まで楽しめる、遊びや癒やしが凝縮された複合リゾート
    子どもから大人まで楽しめる遊園地「ナガシマスパーランド」や花とグルメのテーマパーク「なばなの里」、そのほか温泉施設やアウトレットモールなど、さまざまな施設が集結する一大リゾート。1日では遊びきれないほどスケールが大きく、過ごし方も多彩だ。
    「ナガシマスパーランド」を中心にさまざまな施設がそろう一大レジャーパーク
  • spot 03
    ナガシマスパーランド
    スリル満点&爽快なコースターがめじろ押しのレジャーパーク
    1966年(昭和41)に開場した国内最大級のレジャーパーク。総アトラクション数は60種類あり、そのうちローラーコースターの数は12と国内最多を誇る(2023年12月現在)。小さな子どもでも楽しめる「キッズタウン」もあり、世代を問わず楽しめるのも特徴だ。
    国内最大級の遊園地、ナガシマスパーランドのメインゲート
  • spot 04
    長島温泉 湯あみの島
    雄大な景観に包まれた、17種類の露天風呂や内湯がそろう天然温泉
    男女合わせて17種類の露天風呂や内湯がそろう温泉施設。露天風呂は黒部峡谷、奥入瀬渓流を再現して造られており、野趣にあふれ自然美を感じられる空間で心ゆくまで湯あみを楽しめる。館内には麺料理や中華料理など、大広間を囲うように複数の食事処が並ぶ。「なばなの里」で醸造された地ビールも味わうことができ、湯上がりも楽しみが満載だ。また、大広間では毎日「歌謡ショウ」を開催。豪華ゲストが連日登場し、日本の歌謡史に刻まれた名曲を披露する。食事や地ビールを味わいながらゆっくり鑑賞したい。2階には漫画コーナーを備えた岩盤浴(別料金)や、仮眠もできるリラックスルームがあり、一日中のんびり滞在可能。ナガシマスパーランドの入園後に「長島温泉 湯あみの島」へ入館する場合は、追加料金900円(8月のみ1000円)で利用できる。
    「黒部峡谷の湯」内の屏風谷の湯をはじめ、野趣あふれる露天風呂を楽しめる
  • spot 05
    なばなの里
    イルミネーションも美しい花とグルメのテーマパーク
    季節の美しい花々が咲き誇る花のテーマパーク。和洋中のレストランが里内に点在するなど、グルメも楽しめる。冬季を中心に開催される「なばなの里イルミネーション」も毎年大きな話題で、全国から多くの観光客が訪れる。
    木曽三川の雄大な流れをイメージした水上イルミネーション
  • spot 06
    名古屋アンパンマンこどもミュージアム&パーク
    アンパンマンの世界で見て・触れて・遊べるミュージアム&パーク
    アンパンマンの世界を体験できる施設で、パレードではアンパンマンやメロンパンナちゃん、ばいきんまんなど、おなじみのキャラクターたちと出会える。また、アンパンマンをモチーフにした遊具が園内に点在しており、子どもたちが全力で楽しめるスポットだ。
    観覧車型のオブジェは「名古屋アンパンマンこどもミュージアム&パーク」のシンボルだ
  • spot 07
    六華苑 (旧諸戸清六邸)
    関東圏以外で唯一現存するジョサイア・コンドルの建築作品
    「山林王」と呼ばれた桑名出身の実業家・二代諸戸清六の邸宅として1913年(大正2)に建てられた「六華苑」。洋風建築に和館を併設する明治・大正期独特の建築様式が特徴だ。洋館および和館は1997年(平成9)に国の重要文化財に指定されている。
    洋館に大規模な和館が併設された希少な建築
  • spot 08
    七里の渡跡
    東海道唯一の海路として知られる桑名宿側の拠点港
    かつて、江戸と京都間を結んだ東海道。41番目の宿場町・宮宿(愛知県名古屋市)と42番目の宿場町・桑名宿間の七里は、旧東海道唯一の海上路「七里の渡し」で結ばれていた。桑名側の船の発着場だった「七里の渡跡」が残っており、現在も往時の面影を残している。
    伊勢国一の鳥居と、桑名城の櫓のひとつである蟠龍櫓(ばんりゅうやぐら)
  • spot 09
    椿大神社
    「みちびきの神」を祀る伊勢国の一の宮
    猿田彦大神(さるたひこおおかみ)を祀る全国二千余社の本宮で、伊勢国の「一の宮」。高山入道ヶ嶽と短山(ひきやま)椿ヶ嶽を天然の社としている。猿田彦大神は天孫降臨の際に瓊瓊杵命(ににぎのみこと)の道案内をしたことから「みちびきの神」として崇められている。
    鈴鹿山系の中央麓に鎮座する椿大神社の境内は、空気がすがすがしい
  • spot 10
    鈴鹿サーキット
    国際レーシングコースを中心に広がる広大なテーマパーク
    F1日本グランプリなどが開催される国際レーシングコースを中心に、遊園地やホテルなどの施設が広がる一大テーマパーク。遊園地にはモータースポーツの魅力に触れることができ、ファミリーで楽しめるアトラクションが多くそろっている。
    国際レーシングコースを中心に遊園地やプール(夏季限定)など、さまざまな施設がそろう(写真は2021年11月現在)
  • spot 11
    多度大社
    絶壁を人馬一体となって駆け上がる、勇壮な「上げ馬神事」で知られる社
    本宮に天津彦根命、別宮にその御子神の天目一箇命(あめのまひとつのみこと)を御祭神として祀る神社。天津彦根命は天照大御神の御子神となることから、伊勢神宮との関わりも深い。毎年5月4、5日に執り行われる「上げ馬神事」で全国的にも有名だ。
    天照大御神(あまてらすおおみかみ)の御子神である天津彦根命(あまつひこねのみこと)を祀る本宮
  • spot 12
    御在所岳
    ロープウェイも併用した気軽な登山も楽しめる
    鈴鹿山脈の主峰で、標高は1212mを誇る御在所岳。「日本二百名山」のひとつに数えられ、特に秋の紅葉が美しい。冬は三重県内唯一のスキー場として営業。カモシカなどの野生動物に遭遇できることもある。
    荒々しい岩肌を覆う深い緑や秋の紅葉など、変化に富んだ景色を見られる
  • spot 13
    御在所ロープウエイ
    絶景を眺めつつ御在所岳山頂付近までアクセス
    御在所岳のふもと湯の山温泉駅と、標高1180mに位置する山上公園駅を結ぶロープウェイ。御在所岳の雄大な自然を眼下に、約15分の空中散歩が楽しめる。索道を支える6号支柱の高さ61mは日本一と、国内のロープウェイのなかでもスケールが大きい。
    約1分間隔で次々に発車する「御在所ロープウエイ」
  • spot 14
    アクアイグニス
    良質な温泉と美食に癒やされる複合リゾート施設
    「癒やし」と「食」をコンセプトとする複合温泉リゾート施設。100%源泉かけ流しの天然温泉「片岡温泉」を中心に、国内を代表するシェフらが手がけるレストランやベーカリー、宿泊施設など多様な施設が集結している。
    洗練された建築群が水盤に映り込む風景も美しい
  • spot 15
    フォレストアドベンチャー・湯の山
    菰野の森と一体になって遊ぶ、三重県初のオリジナルアクティビティ
    杉の木が林立する菰野の森を舞台に、爽快感満点のアクティビティが楽しめる「フォレストアドベンチャー・湯の山」。三重県では初上陸となるスポットで、オリジナルのアクティビティも楽しめるとあって賑わいを見せている。
    地上2~15mの位置に設置された足場を進み、最後はジップスライドで地上へ
  • spot 16
    東海道関宿
    旧東海道の面影を色濃く残す町並み
    東海道五十三次の47番目の宿場町。江戸時代から明治時代にかけて建てられた、古い町家200軒余りが連なる風景は情緒たっぷり。この歴史的な町並みは、1984年(昭和59)、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されている。
    国の重要伝統的建造物群保存地区である関の町並み。むやみに観光地化はせず、住民の生活の場として生きた町並みが残されている
  • spot 17
    関まちなみ資料館
    江戸時代の町並みが残る国の重要伝統的建造物群保存地区
    国の重要伝統的建造物群保存地区にも選定されている東海道関宿。そんな関宿を代表する町家建築のひとつが、現在は関まちなみ資料館として公開されている。館内のさまざまな資料や展示を通して、関宿の歴史に触れてみたい。
    帳場の奥にある主屋の1階。ここから箱階段を上って2階に行くことができる
  • spot 18
    鈴鹿市伝統産業会館
    鈴鹿の伝統工芸である鈴鹿墨(すずかずみ)と伊勢型紙の魅力を紹介
    三重県鈴鹿市の伝統工芸である鈴鹿墨と伊勢型紙。それぞれの歴史や製作工程を知りたい人は、この鈴鹿市伝統産業会館に足を運びたい。鈴鹿墨は、奈良時代に初めて作られたといわれ、1980年(昭和55)に国の伝統的工芸品に指定。一方の伊勢型紙は、およそ千年の歴史を誇り、1983年(昭和58)に国の伝統的工芸用具に指定された。同館では、昔や現代の鈴鹿墨と伊勢型紙のほか、それぞれの道具や製作工程などを紹介。和室もあり、伊勢型紙を使った建具も展示されている。併設の「ギャラリーKATAGAMI/SUMI(かたがみすみ)」では、個展や企画展なども開催。伊勢型紙を使ったオリジナルのしおりやはがき、鈴鹿墨など、職人が一つひとつていねいに手がけるオリジナル商品の販売も行っている。なお、伊勢型紙は毎週日曜、鈴鹿墨は第2、第4日曜に、職人による実演も行われている。匠の技を間近に体感したい人は、それぞれの実演日にあわせて出かけよう。
    鈴鹿墨と伊勢型紙の情報発信拠点として、1983年(昭和58)に開館した
  • spot 19
    志ら玉屋
    あっさりとしたおいしさの餅菓子「志ら玉」が人気
    江戸時代の後期に創業したという老舗の和菓子店。名物は、北海道産のあずきで作ったなめらかなこし餡を、上新粉と餅粉の生地で包んだ「志ら玉」。毎日、朝早くからていねいに手作りしている。江戸時代から街道を行くたくさんの人々に親しまれてきたという。表面にまぶしてある赤、緑、黄の3色の彩りは、生地の白色とあわせた4色で、春夏秋冬の四季を表現。丸いかたちは、三種の神器のひとつである「まが玉」をイメージしている。特徴は、砂糖を少なめにすることで甘さを抑えたあっさりとした味わい。もっちりとした生地の食感で、飽きのこないおいしさだ。食べ歩きにもちょうどいいサイズで、関宿を散策しながら味わうのもおすすめ。夏季限定で「志ら玉クリームソーダ」や「志ら玉氷」なども販売している。そのほかには、地元である亀山市内で摘んだヨモギのやわらかい新芽だけを使用した「草餅」や、昔ながらの「田舎まんじゅう」、丹波産黒豆を使った「丹波黒豆大福」などもラインアップ。関宿を訪れたら、ぜひとも足を運びたい。
    同店名物の「志ら玉」100円。1個から購入できる
  • spot 20
    深川屋
    皇室のお茶菓子として親しまれた銘菓「関の戸」
    江戸幕府の第3代将軍を務めた徳川家光の時代に創業して以来、約380年にわたり当時の味を守り続けている「深川屋」。名物の菓子「関の戸」は、伊賀忍者の末裔である服部伊予保重(いよやすしげ)が、赤あずきのこし餡をぎゅうひ餅で包み、阿波和三盆(創業当時は唐三盆)をまぶした餅菓子を考案したのが始まりと伝えられている。当時は定期的に関宿から京都の御室御所まで運ばれ、皇室のお茶会やお花見の菓子として親しまれていた。現在は、江戸時代の配合や作り方を忠実に守り続けている「関の戸」をはじめ、石臼でひいた亀山茶の粉末をまぶし航空機のファーストクラスのスイーツにも選ばれている「お茶の香 関の戸」、黒糖を加えた「黒糖 関の戸」、珈琲味の「珈琲関の戸」、県天然記念物である鳥羽市のヤマトタチバナを取り寄せ、乾燥した果皮の粉末を混ぜ合わせた「関の戸 やまとたちばな」(数量限定)の5種類を販売。ひと口大でありながら、上品な甘味が口いっぱいに広がる。一つひとつていねいに作り上げる伝統の銘菓を味わい、創業当時の東海道関宿の賑わいに思いを馳せてみてはいかがだろうか。
    ひと口大の餅菓子である「関の戸」6個入りで648円
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旅のヒント

  1. その1

    「北勢」エリアは広大で、それぞれの地区に大規模な施設がある。ナガシマリゾートや多度大社がある「桑名」、アクアイグニスや御在所ロープウエイのある「湯の山」、鈴鹿サーキットや椿大神社のある「鈴鹿」と分けて、1泊2日以上で楽しむのがおすすめ。

  2. その2

    2019年(平成31)、新名神・新四日市JCTと亀山西JCT間が開通したことにより、北勢エリア内の移動も便利になった。特に椿大神社(最寄りICは鈴鹿PAスマートIC)、アクアイグニスや御在所ロープウエイ(最寄りICは菰野IC)は、アクセスが格段に向上。

  3. その3

    鉄道での移動はJRと近鉄が主となるが、近鉄のほうが本数が多い。鈴鹿サーキットへは近鉄名古屋線白子駅からバスが便利。湯の山温泉エリアへは、近鉄名古屋線近鉄四日市駅で湯の山線に乗り換えが必要。近鉄名古屋線近鉄四日市駅とJR関西本線四日市駅は、徒歩で約16分ほど離れた場所にあるので注意しよう。

  4. その4

    名古屋駅からナガシマリゾートへ向かう際は、直通の高速バスが便利だ。

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