三重

鳥羽

TOBA

海女文化が息づき、海の恵みと数々のレジャーを満喫できるエリア

志摩半島の北東端、伊勢湾と太平洋を分ける位置にあり、豊かな自然に恵まれた鳥羽エリア。温暖な気候で、美しいリアス海岸が広がっていることから、その全域が伊勢志摩国立公園に指定されている。世界で初めて養殖真珠を育んだ美しい海に恵まれ、古くからの海女文化が色濃く残るのが特徴だ。真珠を学べる「ミキモト真珠島」や、海と人がテーマの「鳥羽市立 海の博物館」といった観光施設をはじめ、海女の魅力に触れる「海女小屋 相差かまど」で新鮮な海産物を味わったり、海岸沿いをドライブすれば鳥羽ならではの絶景にも出合える。日本一の飼育種類数を誇る大スケールの「鳥羽水族館」は、このエリアの象徴的なスポットともいえるだろう。また「神明神社」をはじめ、海女たちや地元の人々から親しまれてきた神社やパワースポットが点在し、さまざまな歴史や文化に触れられる。足を延ばして船で離島を訪れ、のんびりした漁村風景や独自の暮らしぶりを感じるのもおもしろい。

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エリアの見どころ

  • spot 01
    鳥羽水族館
    日本で唯一ジュゴンに会える海辺の巨大アクアリウム
    鳥羽エリアを代表する観光スポットで、約1200種という日本一の飼育種類数を誇る大スケールの水族館。日本で唯一飼育しているジュゴンや、ユニークなパフォーマンスなど、見どころ満載だ。
    ライブ感満点のアシカショーは、スタッフとの息もぴったり
  • spot 02
    ミキモト真珠島
    真珠養殖発祥の島でパールの魅力に触れる
    「ミキモト真珠島」は、かつて御木本幸吉(みきもとこうきち)が真珠の養殖に成功した小さな島。博物館には真珠を使ったジュエリーのコレクションが展示されており、真珠の養殖の仕組みや、その歴史についても学ぶことができる。ほかにも海女の潜水実演見学や、パワースポット探しなど、お楽しみが盛りだくさんのスポットだ。
    鳥羽駅のほど近くに浮かぶ小島。パールブリッジを歩いて渡れば到着
  • spot 03
    鳥羽市立 海の博物館
    海女や漁村文化を伝える「海と人間」のミュージアム
    海とともに生きる人々の暮らしや知恵を伝えていくために造られた、「海と人間」がテーマの博物館。海女、漁、海の祭りなどを紹介する2つの展示棟、木造船を見られる船の棟、体験学習館が点在し、建築賞を受賞している建物も見ものだ。
    約6万点の所蔵資料のうち、6879点が国指定重要有形民俗文化財となっている
  • spot 04
    パールロード
    雄大な海景色のなかを走る、鳥羽を代表するドライブウェイ
    鳥羽と志摩を結び、リアス海岸と山並みを縫うように進む美しいドライブウェイ。大海原を見晴らせる展望台に上ったり、絶景自慢のカフェレストランで海の幸を楽しんだり、魅力あふれるシーサイドドライブを満喫しよう。
    海沿いを走るパールロードからは絶景が堪能できる。爽やかな海風が心地良い
  • spot 05
    鳥羽展望台 食国蔵王
    太平洋が続く絶景を眺めながら、海の幸を楽しめるドライブスポット
    鳥羽と志摩を結ぶ海岸沿いを走るドライブウェイ「パールロード」の中間点、箱田山に建つ「鳥羽展望台 食国蔵王」。雄大な太平洋を一望できる展望台をはじめ、眺望が自慢のカフェレストランや、伊勢志摩土産がずらりとそろう売店も併設。シーサイドドライブの途中で立ち寄るのにぴったりのスポットだ。
    展望台から眺められる真っ青な太平洋は圧巻だ
  • spot 06
    神明神社
    女性の願いを叶えるパワースポットで相差の地に続く海女文化の歴史を感じる
    鳥羽市相差町(おうさつちょう)は古くから伊勢えびやアワビ漁で栄えた、海女漁師の町。この地域の氏神にあたるのが「神明神社」だ。ここに祀られた「石神社(石神さん)」が、女性の願いを叶えてくれるパワースポットとして人気を集めている。
    女性芸能人やスポーツ選手なども数多く訪れている
  • spot 07
    海女小屋 相差かまど
    海女との会話を楽しみながら鳥羽の新鮮な海の幸を堪能
    鳥羽市相差町(おうさつちょう)の浜辺には「かまど」と呼ばれる小屋がある。海女たちが暖を取るために中央にかまどが設けられ、着替えや昼食、休憩などで利用する場所だ。この「海女小屋 相差かまど」では、食事やおやつを味わいながら現役の海女たちと触れ合い、磯着の試着体験などを楽しむことができる。小屋は漁港近くの「前の浜」(定員35名)と、浜の先にある「おぜごさん」(定員14名)の2か所。どちらも海女漁で使う漁具が展示され、その仕事の世界を肌で感じられるようになっている。ランチタイムには新鮮なサザエや大アサリなどを、採ってきた海女が炭焼きにして提供。ティータイムには餅や焼き貝などをおやつに、海女との語らいのひとときを過ごすことができる。厳しい海の仕事に臨む裏返しなのか、海女たちは底抜けに明るく、笑顔が素敵な人が多いという。「何が採れるの?」「いつ潜るの?」といった、たわいない会話を通してたくさんの元気をもらえるはずだ。
    新鮮な魚介の浜焼きを海女さんがベストな焼き加減で提供してくれる
  • spot 08
    神島
    島独特の自然と情緒があふれる、小説『潮騒』の舞台
    三島由紀夫の小説『潮騒』の舞台として知られ、独自の文化や自然が根付いた島。島内には『潮騒』に登場するスポットや、カルスト地形など見どころが盛りだくさん。のんびりと散策をしながら離島を満喫しよう。
    白いカルスト地形と海の青さが生み出す独特の景観
  • spot 09
    答志島
    三重県最大の規模を誇る「御食国(みけつくに)」の島
    皇室や朝廷に海産物などを献上する「御食国」とされてきた伊勢志摩。その代表的な役割を果たしたのが鳥羽港沖に浮かぶ答志島だ。伊勢湾に浮かぶ島のなかでいちばん大きく、独特の島文化が息づく。島内では新鮮な魚介類を楽しめることはもちろん、多彩な観光スポットや企画で多くの人を魅了している。
    出航して約20分で答志島へ。気軽に船旅を楽しめるのも魅力のひとつ
  • spot 10
    鳥羽1番街
    鳥羽旅の始まりと終わりに必ず立ち寄りたい
    約17の物販店や飲食店が集結する、JR・近鉄鳥羽駅直結の複合ビル。伊勢志摩鳥羽の土産が手広くそろっているので、帰路につく前に必ず立ち寄りたい場所だ。また「鳥羽一番旅コンシェルジュ」では、観光案内、手荷物預かり(有料)、レンタサイクル(有料)など便利なサービスを受けることができ、旅の起点にもなる。
    鳥羽駅との連絡通路は2階と直結しており、雨の日でも濡れずにアクセスできる
  • spot 11
    ミネルヴァ食品館
    鳥羽旅の土産探しに便利な大型ショップへ
    鳥羽の玄関口であるJR・近鉄鳥羽駅と直結し、物販店や飲食店が集結する「鳥羽1番街」の2階にある大型ショップ。伊勢志摩や鳥羽の定番土産を多く取りそろえており、充実したラインアップを眺めながらショッピングを楽しめる。ご当地フェイスマスク「お伊勢るるるん」には志摩産の真珠から抽出した真珠エキス、伊勢市産の柿の葉エキスなどの美容成分が配合されており、女性に人気。アコヤ真珠の光沢を生み出すコンキオリンアミノ酸が潤いを与えてくれる、「ACOYA PEARL LIP(あこやぱーるりっぷ)」もこの地方ならではの一品だ。また、「女性の願いを1つ叶えてくれる」といわれ、全国から多くの参拝者が訪れる「石神さん」にちなんだ塩飴「ねがい姫」も大人気なのだとか。中には石神さんの説明文としおりが入っており、しおりは守り札として財布に忍ばせたくなるかわいいデザイン。そのほか、海水に真珠を入れてじっくり炊き上げて作られる「伊勢志摩 真珠の塩」シリーズなどが売れ筋だ。
    「鳥羽1番街」内の店舗のうち、最大の売場面積を誇る
  • spot 12
    鳥羽マルシェ
    鳥羽の食材の豊かさを感じられる市場とレストラン
    地元の生産者から届けられる、鮮度抜群の食材が集まる市場。レストランでは海の幸を使ったランチを味わえる。地元の食材を使ったお土産も多く販売されている。
    産直市場を中心に、海を眺められるレストラン、スイーツなどを販売するテイクアウトコーナーがある
  • spot 13
    鳥羽城跡 城山公園
    鳥羽の風景を一望できるかつての海城
    戦国時代末期、九鬼水軍(くきすいぐん)を率いる九鬼嘉隆(くきよしたか)が1594年(文禄3)に築いた城。明治時代に城は取り壊されたが、随所に石垣が残るなど当時の面影を感じることができる。その鳥羽城跡の北側に位置する城山公園から、鳥羽の美しい風景を一望してみよう。
    「TOBA」のモニュメントは記念撮影に最適
  • spot 14
    菅崎園地
    岬の突端から海の絶景を一望
    太平洋と的矢湾(まとやわん)に面し、目の前には安乗崎(あのりさき)を見ることができる絶景スポット。展望台には「常永久の鐘(とことわのかね)」があり、この鐘を鳴らしたカップルは永遠に愛が続くといわれている。かつてこの岬沖で遭難した駆逐艦「春雨」の殉難記念碑も静かに立つ。
    穏やかな的矢湾、対岸の安乗崎、太平洋の水平線など、方向によって変化に富んだ海の風景を見られる
  • spot 15
    鎧埼灯台
    志摩半島最東端から海を見守る
    志摩半島の最東端にある鎧崎。この海域は親潮と黒潮が激しくぶつかりあうため、昔から海の難所として恐れられてきた。この鎧崎の突端に1963年(昭和38)に建てられ、海の安全を守っているのが鎧埼灯台。眼下には太平洋のダイナミックな絶景が広がる。
    志摩半島最東端に建つ鎧埼灯台(内部の見学は不可)
  • spot 16
    〇八食堂
    豪快に盛り付けられた海鮮丼が人気
    JR鳥羽駅の構内にある「鳥羽駅名店街」にある食堂。鳥羽や志摩、南伊勢の漁港で揚がった魚介を使った、「スペシャル海鮮丼」が特に人気だ。その日に仕入れたネタが全種類盛られており、箸をつけるとネタがこぼれてしまうほどてんこ盛りになっている。ネタは日によって異なるが、この日載せられたのはトンボ(ビンチョウマグロ)、カツオ、ヒラマサ、鯛など。ネタは驚くほど厚切りで、コストパフォーマンスも抜群だ。20cm以上はある巨大なエビフライが2本付く「エビフライ定食」も人気。エビのジューシーさとサクサク食感はくせになる味わいだ。そのほか、刺身で味わえるほど新鮮な魚を揚げた「魚フライ定食」(1700円)もおすすめ。米は店主の実家で育てた三重県産コシヒカリを使っている。また、「瀧自慢 滝水流(たきじまんはやせ)」や「作(ざく)」、「半蔵(はんぞう)」(各1合600円)など、2016年(平成28)に開催された「伊勢志摩サミット」以来、注目度が増している三重の地酒も多く取りそろえている。
    「スペ中」と通称で呼ばれる「スペシャル海鮮丼(中)」(2200円)
  • spot 17
    伊勢海老 海鮮蒸し料理 華月
    プリッとした身にうまみが凝縮された「伊勢海老の姿蒸し」
    「伊勢海老の姿蒸し」をはじめ、一年中活伊勢えび料理を味わえる店。伊勢神宮の神嘗祭(かんなめさい)では、古来より伊勢えび3尾を檜のせいろで蒸し、御神饌(ごしんせん)として供えている。「伊勢海老 海鮮蒸し料理 華月」で味わえる蒸し料理は、これを参考にしたもの。店内にある生け簀から生きた伊勢えびを取り出し、そのまま調理するため新鮮さは折り紙付きだ。伊勢えびは三重県産をはじめ、その時期ごとに最良の活伊勢えびを厳選して仕入れている。「伊勢海老コース」が基本で、いずれも店の代名詞といえる「伊勢海老の姿蒸し」を味わえる。「伊勢海老地魚海鮮丼」や「伊勢海老答志島トロさわら海鮮丼」(10~12月限定)など、昼限定の海鮮丼も人気。また、伊勢志摩で「やわら」や「やいこ」と呼ばれるこの脱皮伊勢えびも数量限定で味わえる。脱皮した直後は殻がとてもやわらかく、殻ごと味わうことができる。脱皮した直後から硬くなり始めるため、同店では脱皮するとすぐに冷凍して保存。タルタル焼きや唐揚げなどで味わうのがおすすめだ(料理はいずれも価格変動あり。要問い合わせ)。
    伊勢えびをせいろへ入れて蒸すと、鮮やかな赤に変わる。プリッとした食感の大きな身にギュッとうまみが凝縮されている
  • spot 18
    海の駅 黒潮 パールロード店
    100種類以上の海鮮料理を味わえる「海の駅」
    海の絶景を眺めながらドライブを楽しめる、パールロード沿いにある店。施設内にある海鮮館の大きな生簀には毎日伊勢志摩で水揚げされる新鮮な魚介類が泳いでおり、すべて販売されている。全国への発送も行っているので、旅行の途中に訪れても買い物を楽しめる。海鮮料理をその場で味わうことも可能。セルフスタイルで海鮮料理を楽しめる黒潮ダイニングの注文口付近は、メニューが書かれた札で埋め尽くされており、その数はなんと100種類以上。伊勢えびやアワビなど、伊勢志摩地域の名産品はひととおり網羅されている。迷ってしまったら、まずは「てんこもり海鮮丼」をオーダー。10種類以上の魚介が盛られ、食べごたえ抜群だ。そのほか「伊勢海老生うにいくら丼」(3800円・小鉢、汁物付き)も人気。海鮮丼注文の場合は、大鍋で炊いた海鮮漁師汁が飲み放題となる。また、あっぱ貝やはまぐり、大ホタテなどを浜焼きで楽しめるのも海沿いの店ならでは。お土産横丁には炊き込みご飯の素や手作りの干物、珍味などが多く並ぶ。
    「てんこもり海鮮丼」(1980円)。生きた車えびがピチピチ跳ねる
  • spot 19
    イルカ島
    鳥羽湾の青い海に浮かぶ触れ合いたっぷりの無人島
    遊覧船に乗って訪れることのできる三重県鳥羽市の「イルカ島」。島では、無料でイルカやアシカのショーを楽しめるほか、リフトで登って山頂の展望台へ行くと、鳥羽湾の青い海を見渡せる。
    鳥羽湾に囲まれた「イルカ島」。島の形がイルカに似ていることから呼ばれるように
  • spot 20
    伊射波神社
    縁結びにご利益がある鳥羽の三女神のひとつ、かぶらこさん
    創建から1500年と伝わる伊射波神社。鳥羽市安楽島町(あらしまちょう)の加布良古崎(かぶらこざき)に位置することから、地元では「かぶらこさん」の愛称で親しまれている。海に向かって立つ参道入り口の鳥居からは、人々が海岸まで船で来て参拝したという昭和初期の名残を感じることができ、一の宮巡拝で訪れる人も多い。「女性の願いを叶えてくれる」として海の神、綿津見命(わたつみのみこと)の娘で神武天皇の母である玉依姫命(たまよりひめのみこと)が祀られている「石神さん(いしがみさん)」(神明神社)、女性の病や安産にご利益がある「彦瀧大明神(ひこたきだいみょうじん)」とあわせて鳥羽の三女神とも呼ばれる。伊射波神社には稚日女尊(わかひめのみこと)、伊佐波登美命(いざわとみのみこと)、玉柱屋姫命(たまはしらやひめのみこと)、狭依姫命(さよりひめのみこと)の四柱が主祭神として祀られており、縁結びと海の安全にご利益がある。本殿前の山道をさらに進めば、注連縄(しめなわ)が張られた木の隙間から差し込む光と、美しい海に癒やされる「奇跡の窓」が。自然あふれる志摩の国の絶景スポットへ足を運んでみてはどうだろうか。
    穏やかな鳥羽の海を前に立つ一の鳥居。豊漁や海上安全を願い、沖を通る船から手をあわせる漁師も少なくない
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旅のヒント

  1. その1

    主要スポットである「鳥羽水族館」の周辺には見どころが多い。JR/近鉄・鳥羽駅からアクセスし、水族館へは徒歩10分で到着。「ミキモト真珠島」へはパールブリッジを渡って徒歩で向かうことができるので、合わせて立ち寄ろう。

  2. その2

    「パールロード」の起点となる「麻生の浦大橋」へは、伊勢二見鳥羽ライン・鳥羽ICから約10km、車で18分ほど。電車で鳥羽駅までアクセスし、レンタカーでドライブを楽しむ方法もおすすめだ。

  3. その3

    離島へはJR/近鉄・鳥羽駅から徒歩7分の「鳥羽マリンターミナル」から市営定期船に乗って向かう。神島へは30-40分、答志島へは12-35分。鳥羽駅から定期船で答志島、神島、菅島、坂手島を定期船で行き来できる4日間有効の周遊券もぜひ利用しよう。

  4. その4

    JR/近鉄・鳥羽駅では手荷物配送サービスを利用できる。全国への荷物配送のほか、伊勢・鳥羽・志摩へのホテルへの配送が可能。また、預けた荷物を伊勢市駅手荷物預かり所や宇治山田駅手荷物カウンターで受け取れるなどのサービスもそろい、便利だ。

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