西三河

NISHI-MIKAWA

山と海の豊かな自然に育まれた景勝地や史跡、施設、グルメが多数

愛知県の「西三河」は、北は岐阜県と長野県に隣接し、南は三河湾に面する、愛知県のほぼ中央部を縦断するエリアのこと。北東部には山間地域、南西部には台地と平野が広がっている。三河湾も近いことから、山海の豊かな自然に恵まれ、古くから農業、園芸、畜産、漁業が盛んで、安城市のイチジク、西尾市の抹茶や養殖うなぎ「一色うなぎ」などが特産品に。江戸時代から造り続けられている岡崎市の「八丁味噌」も全国的に知られている。紅葉が有名な「香嵐渓(こうらんけい)」や、広大な敷地で遊具や乗り物を楽しめる「愛知こどもの国」、三河湾に浮かぶアートの島「佐久島」など、自然を生かした場所が観光地として人気。そのほか、徳川家康が生まれ天下統一のための拠点とした「岡崎城」をはじめとする歴史的な史跡が多い。さらに、世界的企業トヨタ自動車が本社を構える豊田市には、その「クルマ」作りなどを紹介する「トヨタ会館」があることも、西三河エリアの特徴だ。

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エリアの見どころ

  • spot 01
    愛知牧場
    さまざなな動物と触れ合える、入園無料の観光牧場
    名古屋市近郊という立地ながら、広大な敷地で乳牛を約130頭飼育する入園無料の観光牧場。羊やヤギ、ウサギ、アヒル、モルモットといった動物との触れ合いもでき、週末に開催される乳搾りやバター作りなどの体験教室も好評だ。
    広大な敷地に「乳牛の牧場」「乗馬クラブ」「どうぶつ広場」「バーベキューガーデン」「季節の花畑」などが集まる
  • spot 02
    トヨタ会館
    トヨタ自動車の「クルマづくり」の紹介や新型車の展示を行う
    トヨタ自動車の本社敷地内にある、「幸せの量産」を目指すトヨタの「今」がわかる企業展示館。最新の環境・安全技術、社会貢献活動などを紹介。新型車も常時多数展示している
    無料の館内見学ツアーは、月-土曜の10:10-実施。先着20人限定で、所要時間は約30分
  • spot 03
    豊田市美術館
    建物自体が芸術作品。独自の企画展も話題の美術館
    豊田市の市街地を一望できる、高台に建つ美術館。国内外の近現代美術の作品を多く収蔵するほか、館独自の企画展などさまざまな展覧会を催している。それ自体がひとつの美術作品だと讃えられる、美しい建築にも注目だ。
    水との調和が見事。夜になると展示室が光を放射してより神秘的に
  • spot 04
    香嵐渓
    一年を通して楽しめる自然が美しい景勝地
    愛知県中央部を南西に流れる矢作川の支流、巴川(ともえがわ)と、標高254mの飯盛山(いいもりやま)を中心に広がる渓谷。周辺は愛知高原国定公園に指定されていて、約4000本のモミジが色づく秋の紅葉が特に有名だが、一年を通して自然が美しいスポットだ。
    清らかな巴川に赤い待月橋(たいげつきょう)が架かる。左手に広がるのが飯盛山だ
  • spot 05
    香積寺
    香嵐渓の自然に囲まれた由緒ある曹洞宗の古刹
    1427年(応永34)、この地を治めていた豪族・足助(あすけ)氏の居館跡に建てられた「香積寺」。足助重範(しげのり)の孫・成瀬三吉丸基久などによって白峰禅師を迎えて開山された曹洞宗の古刹で、本尊は聖観世音菩薩(しょうかんぜおんぼさつ)だ。初夏の新緑や秋の紅葉で知られる自然豊かな景勝地「香嵐渓(こうらんけい)」の中心にあり、その香嵐渓ができあがったきっかけをつくったといわれる。1634年(寛永11)、香積寺11世の三栄和尚により、清らかな巴川沿いにカエデが植えられ、大正時代末期から昭和時代初期にかけて町民らによって植樹が広く行われたのだとか。1930年(昭和5)には、香積寺が建つ飯盛山(いいもりやま)を含む一帯は、香積寺の「香」の文字をとって「香嵐渓」と命名。巴川沿いの散策路から石段を上るとたどり着く参道は、三栄和尚が植えたとされる杉2本を含む無数のカエデや杉に覆われ、見事な自然のトンネルを形成。香嵐渓を代表する絶景スポットとして、地元の人や観光客から広く愛されている。
    香積寺の山門と参道は、香嵐渓を代表する絶景スポット
  • spot 06
    三州足助屋敷
    職人の手仕事を間近に見られる、かつての農家の暮らしを再現した民俗資料館
    1980年(昭和55)に開館した、古くから続く山里の暮らしや文化などを紹介する体験型の民族資料館。かつての豪農屋敷を再現した造りになっている。東海エリア有数の新緑と紅葉の名所として知られる「香嵐渓(こうらんけい)」の巴川沿い約3000平方メートルの敷地に、長屋門や母屋、土蔵、作業小屋といった建物が並ぶ。わら細工や機織り、桶作り、傘骨作り、傘張り、紙すき、炭焼き、鍛冶、篭作り、木地、藍染め、竹細工といった職人の手仕事を間近に見られ、わらぞうりや番傘といった商品を購入できる。さらに時期により、さまざまなものづくり体験も可能だ(有料)。昭和時代の暮らしの道具を展示する常設展や、趣向を凝らした企画展も随時開催している。食事処「桧茶屋」では、五平餅や鮎の塩焼き、そばやうどんなどの田舎料理を味わえる。また、三州足助屋敷に入場せずに利用できる喫茶店「堅香子(かたかご)」では、緑に包まれたテラス席が評判だ。
    三州足助屋敷の入り口は長屋門
  • spot 07
    岡崎城
    徳川家康が誕生し、天下統一を目指して拠点とした名城
    徳川家康が生まれ、1560年(永禄3)の桶狭間の戦いの後に天下統一のための拠点とした岡崎城。現在の天守は1959年(昭和34)に復興されたもので、歴史資料館として公開。展望室からは岡崎市内を一望できる。
    三層5階建てに復興された岡崎城の天守
  • spot 08
    岡崎公園
    徳川家康ゆかりの史跡や歴史資料館がある城址公園
    江戸幕府初代将軍である徳川家康が生まれ、天下統一に向けて拠点とした岡崎城をはじめ、家康ゆかりの史跡が多く残る「岡崎公園」。岡崎城の城跡を整備した約10万平方メートルの園内には、1959年(昭和34)に復興された三層5階建ての天守のほか、家康の出生から天下統一までなどを解説する「三河武士のやかた家康館」、岡崎城の二の丸があった場所に建てられた本格的な屋外能楽堂「二の丸能楽堂」、巽閣(たつみかく)、茶室「葵松庵・城南亭」、からくり時計、徳川家康公銅像、龍城(たつき)神社、元康(もとやす)像、五万石藤(ごまんごくふじ)など、見どころがいっぱいだ。三河武士のやかた家康館では、家康の出生から天下統一までの軌跡と、それを支えた三河武士たちを5つのコーナーに分けて解説。刀や兜の重さを体験できるコーナーが好評だ。春には、岡崎公園とその周辺の乙川及び、伊賀川に咲く約800本の桜も見ることができる。
    約10万平方メートルの面積を誇る岡崎公園。岡崎城など、家康ゆかりの史跡が点在する
  • spot 09
    カクキュー八丁味噌(八丁味噌の郷)
    全国的に有名な「八丁味噌」の蔵元で、歴史と製法を学ぶ
    1645年(正保2)に創業した八丁味噌の蔵元「カクキュー八丁味噌」。その本社屋をはじめ、1907年(明治40)築の味噌蔵を改築した史料館や、実際に八丁味噌を仕込んでいる味噌蔵などが集まったスポットが、「八丁味噌の郷」だ。さまざまな見学を通して八丁味噌の魅力を知ることができる。
    「カクキュー」本社屋は1927年(昭和2)に完成。史料館の建物とともに、愛知県では初となる国の登録有形文化財に登録
  • spot 10
    安城産業文化公園 デンパーク
    四季折々の美しさを見せる花のテーマパークを散策
    面積13万1000平方メートルという広大な敷地に、一年を通してさまざまな花が咲くテーマパーク。高さ19mのデンマーク風車や全長55mの滑り台、園内を周回する汽車型バスなどのほか、手作りのソーセージや地元の特産品が並ぶショップも評判だ。
    「安城産業文化公園 デンパーク」の正面ゲートをくぐって花のテーマパークへ入場しよう
  • spot 11
    刈谷ハイウェイオアシス
    高速道路からも一般道からもアクセスできる、人気のドライブスポット
    伊勢湾岸自動車道の上り・下りの刈谷パーキングエリアからも、一般道からも利用できるアクセス至便の複合施設「刈谷ハイウェイオアシス」。高さ60mの観覧車のほか、フードコートやショップ、産直市場、天然温泉施設、公園などが集結する。
    高さ60mの観覧車と、「セントラルプラザ」が目印
  • spot 12
    愛知こどもの国
    自然豊かなロケーションを生かした、入園無料の児童総合遊園施設
    愛知県の西三河に位置する、入場無料の児童総合遊園施設。三ケ根山と三河湾を眺望する自然豊かなロケーションを生かした広大な敷地で、ハイキングやアスレチックなどを楽しめる。ゴーカートや蒸気機関車などの乗物も人気が高い。
    中央広場の中央管理棟が、愛知こどもの国の玄関口。名古屋鉄道蒲郡線こどもの国駅から徒歩約15分
  • spot 13
    三河工芸ガラス美術館
    作品の中に入って楽しめるガラスと万華鏡の体感型ミュージアム
    愛知県西尾市出身のガラス工芸家・神谷一彦氏が設立した美術館。2000年(平成12)に世界最大(当時)とギネス世界記録に認定された万華鏡作品など、体験型の作品が注目を集めるスポットだ。ステンドグラス作りや万華鏡作りなど各種ワークショップも開催している。
    住宅街にたたずむ三河工芸ガラス美術館
  • spot 14
    抹茶ミュージアム「西条園和く和く」
    製造工程の見学や抹茶体験を通して抹茶の魅力に触れる体験型博物館
    1888年(明治21)に創業した抹茶の老舗メーカー「西条園あいや」が手がける抹茶の体験型博物館。製造工程の見学、茶葉のブレンドや茶臼碾きといった抹茶体験を通して、抹茶の魅力を体感することができるスポットだ。
    見た目や香り、味など、茶の優劣を比較審査する「茶匠の官能審査体験」
  • spot 15
    佐久島
    島内22か所に作品が点在する、三河湾に浮かぶアートの島
    面積173万平方メートル、周囲約11.4kmと三河湾最大の面積を誇る「佐久島」では、島内のいたるところにアート作品が点在。豊かな自然と共存する昔ながらの集落を散策しながらフォトジェニックな写真が撮影できるスポットとして、注目を集めている離島だ。
    一色港から佐久島の西港まで9.4km。約20分の船旅を楽しもう
  • spot 16
    おひるねハウス
    中に入って昼寝もできる! アートの島「佐久島」を代表する作品
    愛知県西尾市の一色(いっしき)港から高速船に乗ること約20分。島内22か所(2021年11月時点)にアート作品が点在する「三河湾のアートの島」として知られる「佐久島」。アート作品は、島の自然のなかに常設展示。もちろん鑑賞料は無料で、「佐久島アート・ピクニック」と題したスタンプラリーも楽しめる。そんな佐久島を代表する作品が、西港から徒歩15分ほどの石垣(しがけ)海岸にある『おひるねハウス』だ。一辺3mほどの立方体の内部が9つの部屋に仕切られている大きな作品で、外から鑑賞するだけでなく、ハシゴを上って中に入り、自由に座ったり寝転んだりすることができる。作品名のとおり、ほかに人がいないときには、海の風と潮騒を感じながらまったり昼寝も楽しめるだろう。フォトジェニックな写真が撮影できると話題で、休日の日中には行列ができるほど。朝早い時間帯や平日に訪れるのがおすすめだ。
    佐久島の西集落の黒壁をモチーフにした『おひるねハウス』。作者南川祐輝、制作2004年(平成16)、2013年(平成25)再制作
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旅のヒント

  1. その1

    飯盛山と巴川を中心に広がる「香嵐渓」。近くには1427年(応永34)に創建された「香積寺」、民族資料館「三州足助屋敷」がある。約200台ほど車が駐車できる宮町駐車場を利用して、待月橋を渡り「三州足助屋敷」「香積寺」の順で足を運ぶとスムーズに散策することができる。

  2. その2

    一色港から「佐久島」へ行く高速船は早朝から夕方まで。面積173万平方メートル、周囲約11.6kmの佐久島でのアート巡りは、歩くと半日ほどかかる。西港と東港の周辺でレンタサイクル(有料)を利用することも可能だが、住民の迷惑にならないよう配慮を。

  3. その3

    「愛知こどもの国」や「三河工芸ガラス美術館」などがある西尾市。公共交通機関でアクセスする場合は名古屋鉄道とバスを利用しよう。

  4. その4

    「岡崎城」がある「岡崎公園」は、日本さくら名所100選のひとつ。例年3月下旬から4月上旬にかけて、公園とその周辺の乙川及び伊賀川に、約800本のソメイヨシノが満開になる。時期に合わせて訪れるといいだろう。

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