尾張北部

NORTHERN OWARI

歴史的な名城と、愛知の「ものづくり」文化が共存する町

愛知県北西部に広がる、尾張北部エリア。東海地方きっての焼きものの産地である瀬戸市、国宝犬山城がある犬山市には、歴史的にも貴重な文化や建造物などが残る。さらには長久手市に「トヨタ博物館」、西春日井市に「あいち航空ミュージアム」などがあり、高い技術力を誇る「ものづくり愛知」について見て学べる施設も充実している。エリア自体が広範囲に及ぶものの、有料道路の東名高速道路、名古屋第二環状自動車道と高速道路が発展しているためアクセスは良好。だが、名古屋市郊外にあたるエリアということもあり、どの施設も面積が広く、じっくり周遊するにはひとつのスポットにおいて半日は見ておきたいもの。犬山城や清州城といった名城を巡ったり、ものづくり文化に触れたり。愛知の魅力をギュッと凝縮したエリアを堪能してまわろう。

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エリアの見どころ

  • spot 01
    国宝犬山城
    2つの付櫓(つけやぐら)が特徴。現存する最古の天守が歴史を伝える
    国内に現存する木造天守として最古を誇る犬山城。築城当時のままの材木が多く残されている城で、最上階からの眺望も人気。お殿様になった気分に浸りながら、国宝に指定される城を登ってみよう。
    写真右の手前に張り出した付櫓は、侵入する敵を攻撃するためのもので犬山城の特色だ
  • spot 02
    犬山城下町
    食べ歩きが楽しい! レトロな城下町を歩こう
    国宝犬山城の創建にともない、改めて整備されたのが犬山城下町。江戸時代と同じ町割り(区割り)が今も残っているため、立ち並ぶ日本家屋を見ながら歩けばレトロな雰囲気を満喫できる。城下町で最も賑わうのが城から南へ伸びる本町通り。遠くに国宝犬山城を見ながら歩くだけで、城を訪ねるときの気分も高まるに違いない。本町通りは当時から酒屋、呉服屋が立ち並んでいたこともあり、今では町屋を改装した飲食店が点在。団子、五平餅、ソフトクリームといったグルメを片手に食べ歩きができる。また、城下町では着物・浴衣レンタルを行う店もあり、男性・女性とも着付まで対応。手軽な着物体験を楽しむ若者の姿が活気を生んでいる。平日も人出が多い人気観光地だが、ぜひ、本町通り以外の通りも歩いてみたい。ひっそりと建つ文化財の武家風住宅などが残されていて、城下町で暮らした人々の息づかいを感じられる。
    国宝犬山城の正面通りとなる本町通り。城下町のメインストリートだ
  • spot 03
    寂光院
    継鹿尾山(つがおさん)にある山寺。本堂周辺はゆったりとした時が流れる
    「もみじでら」「継鹿尾観音(つがおかんのん)」の名で親しまれる寂光院は、654年(白雉5年)に孝徳天皇の勅願寺として創建されたと伝わる。注目すべきは、継鹿尾山全体がほぼ寺域であることで、その広さは約33万平方メートルを誇る。一之門、総門を抜けて参道を歩けば山麓広場へ。本堂がある中腹までは320段の石段を登るか、脚に自信がない人は有料のスロープカーを利用することもできる。なお、本堂には御本尊の千手観音を祀る。「凛」とした雰囲気の山寺を参拝した後は、本堂脇の展望台からの絶景を楽しもう。近くには小牧山城、犬山城、岐阜城の三城が、また遠くには御在所岳、伊吹山が眺められる。また、境内全域が「東海自然道」の一部で、静寂な山寺の趣、四季折々の美しさは格別。とりわけ「尾張のもみじでら」と呼ばれる紅葉は美しい。秋だけでなく新緑・若葉の頃は「青もみじ」と称され、実に華やかで瑞々しい。なお、ご朱印をいただける寺務所は山麓広場にある。
    本堂は国登録文化財。千手観音菩薩が御本尊である
  • spot 04
    三光稲荷神社
    写真に収めたい! ハートの形をしたピンクの絵馬
    国宝犬山城のある城山のふもとにあり、針綱(はりつな)神社の西側に鎮座。石段の登城入り口そばに赤い鳥居が立っており、三光稲荷神社への入り口になっている。創建は1586年(天正14)とする説があるが定かではなく、現在の場所に移築したのは1964年(昭和39年)のこと。国宝犬山城城主だった成瀬家の守護神として天下泰平、五穀豊穣の願いを込め多くの寄進を受け、江戸時代には三光寺と呼ばれていた歴史もある。神社には摂社として、みちひらきの大神である猿田彦神社、男女良縁・家内円満・夫婦和合のご利益がある姫亀神社(ひめきじんじゃ)、金運上昇のご利益がある銭洗稲荷神社を祀る。なかでも姫亀神社へは多くの参拝客が恋愛成就祈願に訪れ、ハート形の絵馬が「かわいい!」と話題を集めている。ほかにも境内には銭洗池があり、小銭を浸けて洗う「銭洗い」をすれば「何倍にもなってカエル」というご利益があるため、洗った福銭はお守りとして大切に保管しておきたい。なお、銭洗い希望者は社務所での受付が必要になる。
    ピンク色をしたハート形の絵馬。カップルでお詣りする人の姿も
  • spot 05
    博物館 明治村
    敷地面積約100万平方メートル! 国指定の重要文化財が多数の野外博物館へ
    明治時代の建造物を中心に保存展示する博物館明治村。貴重な野外博物館として1965年(昭和40)に開村した。広大な敷地には移築展示建造物件数が60件以上、うち重要文化財11件、愛知県指定文化財1件を見て回り、明治時代の人々の暮らしや息づかいを感じよう。
    見どころのひとつ、5丁目にある帝国ホテル中央玄関
  • spot 06
    野外民族博物館 リトルワールド
    気軽に世界旅行へGO! 本館展示室の充実ぶりもすごい
    本館展示室の屋内展示、さらに世界各地の暮らしぶりを再現した野外展示を巡ることで手軽に世界旅行気分を味わえる。土地に住む人々、暮らしぶりを見て感じられることは普遍性と多様性。今こそ、その価値を大いに見直したいアミューズメント施設を紹介しよう。
    フランスにあるアルザス地方をイメージした素朴な家屋が立ち並ぶ
  • spot 07
    日本モンキーパーク
    子ども連れファミリーも満足! 開園から60年以上の遊園地
    昭和の時代から多くの来園者を迎えてきた遊園地。乗り物は30種類以上あり、子ども向けの乗り物が充実。催事館では期間限定の企画展を行い、夏季にはファミリー向けレジャープール「水の楽園モンプル」もオープンするなど、一年を通して楽しむことができる。
    大観覧車は高さ55m、1周約12分の空の旅が楽しめる
  • spot 08
    あいち航空ミュージアム
    航空機産業の製造拠点で伝える。次世代の育成と空への憧れ
    航空機産業の情報発信、次代の航空機産業を担う人材育成などを目的に2017年(平成29)に開館したあいち航空ミュージアム。入館料のみでフライトシミュレーターや工作教室など、多彩なことに参加できるこちらの施設でより楽しめるポイントを解説していこう。
    1階の実機展示ゾーン。名古屋空港で初飛行した国産旅客機「YS-11」を展示
  • spot 09
    瀬戸蔵ミュージアム・瀬戸蔵セラミックプラザ
    見て、買って、使う。瀬戸焼を身近に感じる場所
    尾張瀬戸駅から近い瀬戸市内の中心部にある観光拠点の瀬戸蔵。1-3階までのフロアに瀬戸蔵ミュージアム、瀬戸蔵セラミックプラザがあり、長い歴史から瀬戸焼の隆盛が学べる。日本の焼き物、瀬戸焼とそれを支える窯業の人々の暮らしに思いを馳せてみよう。
    建物1階にある瀬戸蔵セラミックプラザ。洋食器から茶道具までの瀬戸物に出合える
  • spot 10
    窯垣の小径
    現在も受け継がれる瀬戸焼文化を知る。窯道具に囲まれた散策路
    「やきもの」の産地である愛知県瀬戸市で生まれる陶磁器は「瀬戸焼」の名で親しまれ、1000年以上の歴史がある。「やきものの街」として市を挙げてPRしている。瀬戸市まで足を延ばしたら、立ち寄りたい散策スポットが仲洞町にある「窯垣の小径」。ゆるやかな坂の続く約400mの道をゆっくり歩けば、一風変わった塀や石垣が見えてくる。これらは窯道具を積み上げて作られた「窯垣」と呼ばれ、何度も窯の火をくぐってきたことにより作られた色合いは、どれも味わい深く風情がある。また、道幅が狭くカーブが多いことで、道を曲がった先にどんな景色が広がっているのか期待感も高まるだろう。昔ながらの窯元や小径を散策して、現在進行形で続く「やきもの文化」を感じてみよう。
    窯道具を積み上げて作られた塀。散策路として整備され、瀬戸市でしか見られない景色が広がっている
  • spot 11
    愛・地球博記念公園(モリコロパーク)
    豊かな緑と大観覧車。愛・地球博の財産でもある都市公園
    2005年(平成17)に開催された日本国際博覧会、通称「愛・地球博」の長久手会場跡地を利用した公園。愛知県が運営する公園で敷地面積約190万平方メートルという広大さ。園内はテニスコートなどのスポーツ施設、そして愛・地球博記念館といった施設で構成されている。
    大観覧車は高さが中部地区最大規模の88m。1周約15分の空の旅を楽しめる
  • spot 12
    トヨタ博物館
    約140台の展示を通して、人類と「クルマ」の進化を知ろう
    トヨタ自動車の創立50周年事業の一環として、1989年(平成元)4月に設立された「トヨタ博物館」。約140台ものクルマの展示や自動車の歴史の紹介、さらに自動車のおもちゃ、ポスターなど自動車の文化資料約4000点を展示している。
    1900年代前半の自動車。特に希少なクルマはフロアに台座を敷いて展示しているそう
  • spot 13
    清洲城
    かつて尾張の中心地として栄えた出世城
    名古屋城ができる以前の話、尾張の中心地として栄えたのが清洲城だ。天守閣は再建されたもので、1-4階の各フロアで清須会議など歴史の1シーンを展示物で紹介。愛知県清須市のシンボルである清洲城天守閣を訪ね、戦国ロマンに思いを馳せてみよう。
    朱塗りの大手橋を渡れば大手門が見えてくる
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旅のヒント

  1. その1

    尾張北部エリアは広大で、主要スポットを一日ですべて巡ることは難しい。国宝犬山城のある犬山市、あいち航空ミュージアムのある西春日井市、瀬戸蔵ミュージアム・瀬戸蔵セラミックプラザのある瀬戸市など、市ごとに一日かけてまわるスケジュールを設定すると、ゆっくりとした旅ができるのでおすすめだ。

  2. その2

    国宝犬山城を訪れた際は、その城下に広がる犬山城下町も合わせて散策したい。飲食店が点在しているので、休憩を挟みながら城へと向かってみてはいかが。道中には三光稲荷神社がたたずんでいるので、城を訪れる前に、挨拶の意を込めて参拝をしよう。

  3. その3

    清須城から国宝犬山城までは、名古屋高速道路を使用すれば約32分で行くことができる。当時、勇ましく戦った侍たちの勇姿を想像しながら、日本が誇る名城を巡ってみるのも一興だ。

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