愛知

栄・伏見

SAKAE / FUSHIMI

名古屋城の城下町として発展した、もっとも代表的な商業エリア

栄・伏見エリアは名古屋を代表する商業地区。市の中心部に位置しており、それぞれの最寄り駅である栄駅と伏見駅は地下鉄東山線でつながっている。栄エリアは名古屋城の南にあり、江戸時代に城下町として発展。現在は、名古屋のメインストリートである東西方向の広小路通と、南北方向の大津通が交わる栄交差点を中心に繁華街が形成されており、さまざまな商業施設や文化施設などが集まっている。一方の伏見エリアは栄エリアの西側にあり、駅の周辺には金融街やオフィス街などのほか、科学館や劇場、緑豊かな白川公園などがある。なお、栄駅から伏見駅までは、徒歩で移動しても15分ほど。賑やかな広小路通をまっすぐ歩いていくだけなので、街の景観を眺めながらゆっくり散歩するのもおもしろい。

recommend spot

エリアの見どころ

  • spot 01
    中部電力 MIRAI TOWER
    名古屋の繁華街にそびえ立つ街のランドマーク
    長年にわたって「名古屋テレビ塔」の名で親しまれ、2021年(令和3)より「中部電力 MIRAI TOWER」と改称され国の重要文化財にもなった名古屋のシンボル的存在。地上90mと100mの展望台から街の景色を一望しよう。
    全長は180m。開業当時は東洋一の高さを誇り、「東洋のエッフェル塔」といわれていた
  • spot 02
    Hisaya-odori Park
    公園と商業施設が一体となった新たな都市公園
    名古屋市でも随一の賑わいを見せる栄エリアに誕生した、緑豊かな都市公園「Hisaya-odori Park」。グルメやスポーツ、ファッションなど多彩なジャンルの店舗が点在する。都心とは思えない穏やかな自然のなかで、リフレッシュしたり、おいしいものを食べたりと気ままにぶらりと楽しもう。
    4つのゾーンに約40店舗の商業施設が並ぶ、明るく開放的な空間
  • spot 03
    台湾料理 味仙 矢場店
    唐辛子がたっぷり入った名古屋名物の激辛ラーメン
    名古屋のご当地ラーメンとして有名な台湾ラーメン。その発祥の店として知られるのが、1960年(昭和35)頃に名古屋の今池で創業し、現在では多数の系列店を展開する「味仙(みせん)」だ。台湾ではなく日本にルーツをもつ刺激的な辛さが特徴の台湾ラーメンを味わおう。
    台湾ラーメン745円。鶏ガラスープに唐辛子の辛さと炒めたひき肉のうまみなどが凝縮されている
  • spot 04
    オアシス21
    名古屋の繁華街を美しく彩る都会のオアシス
    美しいオーバル型が特徴の「水の宇宙船」や、ゆっくりとくつろげる「銀河の広場」などがあり、いつも多くの人で賑わっている立体型の都市公園「オアシス21」。夜間はライトアップされ、日中とはまた違った表情を見せてくれる。
    毎日ライトアップを実施している。名古屋でも有数のフォトスポットだ
  • spot 05
    名古屋市科学館
    世界有数の大きさと映像クオリティを誇るプラネタリウムを完備
    世界最大級のプラネタリウムを備えた天文館、大型展示の充実した理工館、生命科学をテーマにした生命館の3館で構成される名古屋市科学館。多種多様な展示を通して、科学や生命のおもしろさをわかりやすく伝えてくれる。
    球体の部分がプラネタリウムのある天文館。初めて見る人は、その大きさに圧倒されるだろう
  • spot 06
    山本屋本店 栄本町通店
    明治創業以来のこだわりを守り続ける味噌煮込みうどんの名店
    1907年(明治40)創業の、名古屋を代表する味噌煮込みうどん専門店。手打ち技法や味のこだわりなど、創業以来の一貫した姿勢を今も大切に守り続けている老舗だ。東海エリアで味噌煮込みうどんを提供する店は数あれど、老舗がつらぬく山本屋本店流のこだわりを味わいたい。
    ぐつぐつ音をさせながら運ばれてくる「味噌煮込みうどん」1298円
  • spot 07
    スパゲッティ・ハウス ヨコイ 住吉本店
    黒胡椒の利いた熟成ソースと極太麺にこだわる元祖あんかけスパ
    1963年(昭和38)に創業した、あんかけスパゲッティの元祖「スパゲッティ・ハウス ヨコイ 住吉本店」。名古屋の味として受け継がれてきた絶妙なとろみが特徴のスパゲッティは、1度食べたらやみつきになる味わいだ。
    人気No.1の「ミラカン」1,100円(税込)。赤ウインナーのほか、ハムやベーコン、玉ねぎなどもたっぷり
  • spot 08
    でんきの科学館
    私たちの暮らしに必要な電気について楽しく学べる
    暮らしに欠かすことのできない電気はどこで作られて、どのように運ばれてくるのか。「でんきの科学館」は、電気の歴史や地球環境の問題などと合わせて、私たちのそんな疑問をわかりやすく解きほぐしてくれるスポットだ。
    2階のウェルカムゲート。電気の性質を生かしたプラズマボールに触れられる
  • spot 09
    ヤマザキマザック美術館
    ヴァトーからモネ、ピカソまでフランス絵画の精髄を展示
    ロココからエコール・ド・パリの時代にいたる絵画と、アール・ヌーヴォーの家具などを展示するヤマザキマザック美術館。当時のサロンをほうふつとさせる優美なしつらえのなかで、ゆっくりと鑑賞を楽しみたい。
    絵画展示フロアの「赤の間」。同館の絵画は額装からガラス板などを外し、筆跡や色彩を直に見られるように展示されている
  • spot 10
    愛知県美術館
    バラエティに富むテーマで定期的に企画展を開催
    趣向に富んだ企画展を次々と開催し、県外からも多くの人が訪れる人気美術館。企画展だけでなく、多様なテーマに沿ったコレクション展や屋外に展示された彫刻作品など、さまざまなかたちで美術に親しむことができる。
    10階にある5室のコレクション展示室のひとつ。企画展示室と合わせて全8室を完備している
  • spot 11
    世界の山ちゃん 本店
    創業当時から変わらない味がクセになる「幻の手羽先」
    1981年(昭和56)に、名古屋市・新栄の街で創業した「世界の山ちゃん」。小さな居酒屋からスタートした同店は、今や台湾やタイ、香港などアジア各地にも進出し、名古屋名物である手羽先のおいしさを世界に向けて発信している。
    食べだしたら止まらない「幻の手羽先」605~660円(1人前5本)。写真の量は5人前
  • spot 12
    愛知芸術文化センター
    街のなかにある総合文化施設で多様な芸術に触れる
    愛知県が芸術文化活動を推進する一大拠点として建てた複合文化施設。芸術を思う存分堪能できる愛知県美術館、愛知県芸術劇場、愛知県文化情報センターからなる施設で、ここでしかできない体験を通し、感性を豊かに磨きたい。
    アクセス良好な名古屋の中心部・栄駅のすぐそばに立つ
  • spot 13
    御園座
    芸どころ名古屋を支える老舗の劇場
    オフィスビル街にたたずむ、120年以上続く劇場。リニューアルオープンを経て、商業施設と住居用の分譲マンションが加わった。快適な劇場環境はもちろん、食と買い物のできる場所へとパワーアップした複合ビルとなっている。
    貴重な伝統技術「なまこ壁」を用いた外観。エントランスを彩る「御園座レッド」がひときわ映える
  • spot 14
    BINO栄
    活気あふれる栄でこだわりの食と買い物を体験する
    2020年(令和2)、名古屋・栄で最も活気あるメインストリートに誕生した商業施設。栄地下街のクリスタル広場とも直結しており、アクセスは抜群だ。ショッピングや食事が楽しめる18店舗を通して、ここでしか味わえない特別な時間を過ごしたい。
    上品で開放感あふれる全面ガラス張りの外観
  • spot 15
    風来坊 栄店
    秘伝のタレがやみつきになる手羽先発祥の店
    名古屋名物・手羽先の発祥の店「風来坊」は、1963年(昭和38)に熱田区比々野町の店舗で営業を開始した。手羽先のルーツは、鶏の半身をそのまま揚げてタレとともに食べる「ターザン焼き」。創業者の大坪健庫は、ある日ターザン焼き用の鶏肉が手に入らないという発注ミスを起こす。その際、仕入れ先に大量に余っていた手羽先を発見。この手羽先にターザン焼きのタレをつけることを思いつく。これが、のちの名古屋名物を生み出すきっかけになった。店のこだわりは、研究に研究を重ねてたどり着いた秘伝の熟成タレ。パリッとジューシーな手羽先にタレをからませ、上に塩胡椒とごまをふると、何本食べても飽きない定番メニュー「元祖手羽先唐揚」の完成だ。全国に店舗を構える風来坊はフランチャイズ方式ではなく、「のれん分け」制度を導入しており、店舗ごとの特色が色濃く出ている。その1つが栄店だ。「風来坊」伝統の味と、ここにしかないこだわりの料理と酒を味わいに訪れてみてはいかがだろうか。
    風来坊の定番メニュー「元祖手羽先唐揚」1人前583円。向きをそろえる盛り付け方も風来坊の特徴だ
  • spot 16
    大須観音(真福寺宝生院)
    名古屋随一の観音霊場として知られる街のランドマーク
    名古屋では「観音さん」と呼ばれ親しまれる、日本三大観音の大須観音(真福寺宝生院)。本堂には、本尊「聖観世音菩薩(しょうかんぜおんぼさつ)」が奉られ、多くの祭りやイベントの開催される活気あふれる歴史スポットだ。
    1970年(昭和45)に再建された本堂「大悲殿」
  • spot 17
    大須商店街
    新旧カルチャーが混ざり合う、魅力あふれる「ごった煮」商店街
    名古屋の代表的な商店街として知られ、観光客や買い物客で賑わう大須商店街。大須観音をはじめとする神社仏閣や歴史ある老舗店、最新のサブカルチャーやSNS映えスポットなど、多彩な見どころが詰まった街である。
    大きな赤い提灯に大須の文字が目印の大須仁王門通り
  • spot 18
    大須演芸場
    名古屋の芸能文化を今に伝える中部地区唯一の寄席
    1965年(昭和40)に開場した大須演芸場。「芸どころ名古屋」の中心地として、かつては大須に寄席や演芸場が点在していたが、現在も残っているのはこの場所だけ。何度も閉鎖の危機に追い込まれながら、生き残り続けてきた大須演芸場は、「奇跡の寄席」と呼ばれることもある。笑福亭鶴瓶(しょうふくていつるべ)が無報酬で公演を行ったことで一時期は話題を呼んだが、2014年(平成26)2月、経営体制や建物の老朽化によりやむなく閉館。しかし、大須の街と芸能を愛する人々の強い気持ちにより、大改修工事を完了したのち、2015年(平成27)9月に営業を再開した。新生「大須演芸場」では、毎月1-7日に中部地区唯一の「定席寄席」を開催。落語や講談、漫才、曲芸などを一挙に観られるため、初めて寄席を観に行く人におすすめだ。また、8日-月末までは「貸席」としてさまざまな公演が行われ、音楽や演劇などの文化にも触れられる。
    1階は131席の椅子席、2階にはおよそ50席の座敷席がある
  • spot 19
    みそかつの矢場とん 矢場町本店
    創業当時の味を守る、名古屋の食文化「味噌かつ」の名店
    創業から味を守り続けながら提供している「矢場とん」。ご当地グルメの1つとして知られる味噌かつは、食材一つひとつに同店ならではのこだわりをもつ。お持ち帰りメニューも種類豊富にあるため、名古屋名物の土産としても最適だ。
    わらじのような大きさで通常の2倍のサイズが人気。「わらじとんかつ定食」1800円、単品1400円
  • spot 20
    めいふつ 天むす 千寿
    創業から変わらない味。名古屋に「天むす」を広めた老舗
    三重県津市の料理店「千寿」で生まれた天むす。もともとは料理人の賄い料理として考え出されたもので、そのおいしさから店のメニューとして採用された。その千寿から天むすの製法を受け継ぎ、1980年(昭和55)にのれん分けで初めて名古屋へと天むすを持ち込んだのが、「めいふつ 天むす 千寿」である。大須の大津通り沿いにある本店では、近海の天然エビと北陸産のコシヒカリを使用。新鮮なコーン油でエビ天を揚げることで、さっぱりと食べられるのが特徴だ。創業当時から品質・材料・業者は変わっておらず、ここでは「元祖天むす」を味わえる。また、付け合わせの「きゃらぶき(フキの茎を佃煮のように煮たもの)」も、天むすとの相性バツグン。名古屋の土産に買っていくもよし、店内でできたてを楽しむもよし。名古屋名物の天むすを楽しむなら、ぜひ原点の味を堪能してみてはいかがだろうか。
    小ぶりなサイズが食べやすい、天むす5個1人前810円(税込)
  • spot 21
    久屋大通庭園 フラリエ
    ふらりと立ち寄り、四季を感じる都会の花園
    名古屋の繁華街・栄にほど近い大須エリアにある、植物と花々が織りなす庭園。都心とは思えないようなロケーションで、ゆったりとした時間を過ごすことができる。イベントやグルメ、ショップも充実しており、季節を問わず楽しむことができる穴場スポットだ。
    多彩なガーデンのなかで、心地よい時間を過ごせる
  • spot 22
    アスナル金山
    活力あふれる金山をより盛り上げる大型商業施設
    交通の便がよい金山駅のすぐ目の前にある大型商業施設。買い物やグルメスポットが充実しており、さまざまな楽しみ方が可能。さらにイベントスペースで開催される、音楽ライブや地域イベントなどでより賑わいを見せている。
    金山駅から徒歩すぐ。夜になるとライトアップされいっそう華やかになる
  • spot 23
    李さんの台湾名物屋台 万松寺通り店
    大須の定番グルメ、テイクアウト専門店の台湾唐揚げ店
    大須商店街の豊富なグルメのなかで、20年以上もの間、大須の「定番食べ歩きグルメ」として名を馳せている「台湾唐揚げ」。唐揚げ好きな台湾出身のオーナーが立ち上げた、テイクアウト専門の唐揚げ店で味わうことができる。万松寺通り店を皮切りに、大須商店街内に3店舗を構え、他県にまで拡大。人気の秘密は、オリジナルの唐揚げ粉と仕上げにふるスパイスだ。外はパリパリ、中はジューシーな唐揚げと、クセになるピリ辛の味に手が止まらなくなる。4つのタイプから辛さが調節できるので、辛いのが苦手な人でも安心。ほかにも甘辛いソースがからみ、トッピングのネギとショウガがよいアクセントの「辣醤(ラージャン)唐揚げ」や、オレンジ風味のソースが爽やかな「橙香(サンサン)唐揚げ」も選べる。8種類もあるタピオカドリンクは、いずれもリーズナブルで飲みごたえ抜群。大須の地で本場の台湾グルメを味わってみたい。
    名物「台湾唐揚げ」(590円)、リーズナブルでボリューム満点
  • spot 24
    青柳総本家 大須本店
    140年余りの時を重ね、今でもたくさんの人に愛されている名古屋名物
    尾張徳川家から屋号を賜り、1879年(明治12)に大須に開業。ロゴの「柳に飛びつくカエル」は、小野道風の故事にならって「目標に向かって何度でも努力を繰り返す青柳のチャレンジ精神」を表している。看板商品は創業当初からコツコツと努力を重ね、今でも変わらぬ味を守る「青柳ういろう」。主原料は国産の米粉であり、米の収穫時期の気候や気温によって味や舌触りに変化が出るという。職人は、その変化を感じ取りながら、巧みな技で一つひとつ生地を仕込んでいく。 \そんなこだわりの職人技を伝承する店舗は、現在も創業の地・大須に本店を構えている。創業当時よりつくり続けている伝統の「青柳ういろう」のほか、新作商品が並ぶ店の奥は、喫茶スペースとしても利用可能。お茶とういろうのセットのほか、定番商品の「カエルまんじゅう」に生クリームとクリームチーズを挟んだ「ケロトッツォ」やミルクに浸した「カエルのミルク風呂」などが人気だ。そのほか、かき氷などの季節限定メニューも味わえる。
    老舗らしい豪華さと品格のある大須本店。外観は黒漆喰で、店内は総ケヤキ造りになっている
  • spot 25
    やきとり角屋
    親子3世代でつないできた伝統の味を堪能できるやきとり酒場
    大須門前町通の門を通り抜けたすぐ左側にたたずむ、風格ある外観の「やきとり角屋」。1949年(昭和24)の創業以来、地元住民を中心にやきとり酒場として親しまれてきた。親子代々で暖簾を守り、現在は3代目が創業当時からの味を受け継いでいる。かつては数席のみの小さなカウンター席で切り盛りしていたが、今ではコの字のカウンター席とテーブル席に拡大。カウンター席の中心には拡声器がぶら下がっており、女将が注文を通すときに使われている。夕方からの営業で、平日休日問わず常連客や中高年のサラリーマンたちでいっぱいに。多いときには、開店前から店の前に行列ができているのだとか。昔から多くの人を虜にさせてきたのが、継ぎ足しで作られ、香ばしい醤油味がクセになる秘伝のタレ。このタレにくぐらせ、備長炭でじっくりと焼いた焼き鳥は至高の味だ。そんな焼き鳥と地元ならではの趣は、最高の酒の肴となるだろう。
    創業以来70年以上継ぎ足し、継ぎ足し作られてきた秘伝のタレでじっくり焼きあげる
  • spot 26
    朝日軒 観音店
    大正時代から伝承されてきた、焼きたてのせんべいを味わう
    古くから日本で愛されてきたお菓子である「せんべい」。本格的に販売が開始された江戸時代には、全国各地でさまざまなせんべいが登場したという。新旧の文化が入り混じる大須でも、1921年(大正10)に焼きたての手焼きせんべいを味わえる店が誕生。それが、鶴舞線・大須観音駅から徒歩3分の場所にある「朝日軒 観音店」だ。いちばん人気は、ほどよい甘さでどこか懐かしさを感じる「玉子煎餅」。今では4代目になる店主が毎日1枚1枚、心を込めてていねいに焼き上げる。季節のイベントに合わせて変わる焼印の絵柄も楽しみのひとつ。オーダーメイドでの注文も可能で、オリジナルデザインの焼印は結婚式などのお祝いに喜ばれること間違いなし。また、店頭には手頃な価格のせんべいがずらりと並べられており、選ぶだけでもワクワクする。大須商店街に足を運んだ際には、100年以上続く焼きたてのせんべいの素朴でどこか懐かしい味わいを堪能してみてはいかがだろう。
    昔から変わらぬ製法で、店主が1枚ずつ焼印を付けていく
  • spot 27
    コンパル 大須本店
    名古屋名物「エビフライサンド」を生んだ昭和レトロな老舗喫茶店
    戦後間もない昭和の時代から、地元住民を中心に愛されてきた老舗喫茶店。当時の趣が感じられる店内で、名古屋名物である「エビフライサンド」や「コンパルスタイル」の深い味わいのあるコーヒーを堪能しよう。
    「KONPARU」の文字から老舗店の風貌が感じられる
  • spot 28
    名古屋城
    天守の屋根に金のシャチホコを頂く、国の特別史跡 名古屋城
    室町時代から受け継がれ、約260年にわたり尾張徳川家の居城となった名古屋城。戦災により、主要な建造物を焼失したものの、1952年(昭和27)、国内屈指の城郭として国の特別史跡に指定され、1959年(昭和34)には天守が再建。歴史の深い観光スポットだ。
    1959年(昭和34)に再建され、頂には金の鯱を構える名古屋城
  • spot 29
    金シャチ横丁
    名古屋の「食」が集まる名古屋城のグルメエリア
    名古屋の食文化を日本全国、そして世界へと発信する金シャチ横丁は、伝統と革新の2つのテーマでゾーンが分けられている。名古屋能楽堂近くに位置する「義直ゾーン」のテーマは伝統と正統、そして地下鉄名城線「市役所」駅からすぐにあるのが、新風と革新をテーマにする「宗春ゾーン」である。義直ゾーンでは、古くから名古屋で愛されるひつまぶしや味噌かつなどの老舗の味を、また宗春ゾーンでは、地元の食材を使った創作料理などの名古屋の新しい食文化を堪能できる。約260年にわたり尾張徳川家の居城となった名古屋城。その歴史にちなんで、金シャチ横丁ではARを使った体験型のコンテンツも楽しめ、尾張徳川家の歴史を学べる仕掛けも施されている。公式キャストによる演舞のステージや、施設内を練り歩くおもてなし行列などのイベントを開催することがあるので、訪れる際にはイベント情報をチェックしてみよう。
    名古屋城の正門近くに位置する、歴史と伝統を醸し出す義直ゾーン 写真提供:日本プロパティマネジメント(株)
  • spot 30
    洋菓子・喫茶ボンボン
    レトロな魅力あふれる洋菓子が自慢の老舗喫茶店
    国道41号線沿い、東片端(ひがしかたは)交差点の南東にある喫茶ボンボン。その歴史は古く、1949年(昭和24)に創業し、名古屋の喫茶文化を広めた店のひとつとして地元の人々に愛され続けている。テイクアウト専用のショーケースには種類豊富な洋菓子が並び、手土産やおやつに選ばれることも。より多くの種類から選びたい場合は、早めの時間帯に来店するのがおすすめ。併設する喫茶室はノスタルジックな雰囲気が漂い、古きよき純喫茶空間は地元客や観光客で連日賑わいを見せている。平日のみモーニングやランチセットを楽しむことができ、名古屋名物の小倉トーストなども味わえる。ケーキなどの洋菓子メニューは曜日や時間を問わず注文できるので、喫茶自慢のコーヒーとともにどこか懐かしい味わいのケーキを楽しむのもいい。常時30種類以上のケーキがそろっているため、メニュー表を見ながら悩む時間も心躍るだろう。名古屋で喫茶店巡りをするなら、マストで訪れておきたい店のひとつだ。
    青い看板がテイクアウト用入り口で、喫茶室への入り口は大通り側の赤い看板が目印
  • spot 31
    名古屋能楽堂
    能や狂言の文化を伝える世界最大規模の能楽堂
    日本の伝統芸能である能や狂言の振興や文化交流を推進するため、1997年(平成9)にオープンした名古屋能楽堂。名古屋城正門前に位置し、日本建築様式の優美な外観が特徴だ。木曽檜造り(きそひのきづくり)の舞台では、定例公演のほか、毎月さまざまな公演が行われている。名古屋観光の際は公演のある日に予定を合わせて、伝統文化に触れるのもいいだろう。定例公演では解説を聞きながら鑑賞できるイヤホンガイドを利用することが可能で、能や狂言を観るのが初めてという人でも気軽に楽しめる。入場無料の展示室では能や狂言の歴史や魅力、名古屋の能楽文化についてゆったりと学ぶことができる。展示内容は定期的に変わるため、タイミングを変えて訪れるのもおすすめだ。そのほか能楽学習講座、体験型ワークショップなど、さまざまなイベントを開催。日本の伝統文化を体験して、名古屋観光を特別なものにしよう。
    名古屋能楽堂へ向かうには、地下鉄なら鶴舞線浅間町(せんげんちょう)駅から徒歩10分、市バスなら名古屋城正門前バス停で降車するのがおすすめ
  • spot 32
    バンテリンドーム ナゴヤ
    名古屋グルメやアトラクションを楽しめる中日ドラゴンズの聖地
    プロ野球セントラル・リーグ(セ・リーグ)の中日ドラゴンズが本拠地として使用するドーム型野球場。「ナゴヤドーム」として親しまれ、2021年(令和3)からは名称が「バンテリンドーム ナゴヤ」に変更となった。
    最大収容人数は5万人(アリーナ使用時最大※2023年4月1日時点)を超え、イベント会場としても幅広く活用されている
  • spot 33
    名古屋城 正門横売店
    限定商品が豊富にそろう名古屋城正門横の土産物店
    名古屋城内には売店が5か所にあり、店によって商品の品ぞろえも異なる。名古屋城正門から入ってすぐ、左手側にある正門横売店には、名古屋城ならではの土産やグッズが勢ぞろい。名古屋城のシンボル・金鯱のミニチュアや戦国武将デザインのTシャツなど、歴史好きにはたまらないラインナップも見どころの1つ。観光の土産には、名古屋銘菓やご当地限定のお菓子もおすすめだ。また、名古屋城限定商品のコーナーには、名古屋の名店と名古屋城がコラボした商品も。限定デザインの土産のなかにはここでしか購入できないものもあるので、訪れた際はチェックしてみよう。売店にはお休み処も併設されており、場内散策の途中でひと休みするのもいい。ちなみに、名古屋城内で定期的に演武を行っている「名古屋おもてなし武将隊」が、売店内に現れることも。運がよければ会えるかもしれないので、名古屋城のすみずみまで散策してみるのも楽しみ方の1つといえる。
    名古屋城西之丸に位置する正門横売店。外のベンチに座って休憩もできる
  • spot 34
    徳川園
    尾張徳川家の歴史ある武家屋敷跡に広がる日本庭園
    名古屋城から東へ約3kmの地にある「徳川園」。徳川御三家筆頭、尾張徳川家の藩主が住んだ屋敷跡に整備された日本庭園だ。隣接する徳川美術館、蓬左文庫(ほうさぶんこ)とともに、近世武家文化の歴史と伝統を体感できる一大拠点となっている。
    南側の「脇長屋」や外周の塀とともに国の登録有形文化財に指定されている「黒門」
  • spot 35
    蘇山荘
    徳川園にある国の登録有形文化財、和カフェでくつろぐ
    徳川園黒門口のすぐ隣にある和カフェ。徳川園と入り口が分かれており、徳川園に入園する前にも、憩いの場として気軽に利用できる。1937年(昭和12)に開催された「名古屋汎太平洋平和博覧会」で迎賓館として建てられた和館で、閉会後に移築。2014年(平成26)に国の登録有形文化財に認定された。木曽檜を使用した伝統的な和風建築に、ガラス戸の採用や、洋家具を意識した応接間を設けるなど、江戸期の邸宅とは異なる近代和風建築の特徴が見られる。1996年(平成8)までは市の公営結婚式場として使われていたが、改築を経て、現在は和カフェに。玄関から廊下をまっすぐ進むと、和室だった場所にテーブルやイスが置かれ、カフェスペースが広がる。ガラス戸越しの木漏れ日が心地良い。徳川家の葵の御紋をかたどった最中の皮をのせたクリームあんみつなどが人気だ。ランチのメニューには、そば粉を含んだ平打ちきし麺を使用した「冷やし蕎麦きしめん」や八丁味噌を使った「名古屋ハヤシライス」もラインアップ。また、お茶にもこだわり、東海地区産の厳選茶葉を使用し、自分で''丁寧にお茶を煎れて味わう''体験ができるお茶と和菓子のセットもおすすめだ。
    かつての車寄せの名残をとどめる「蘇山荘」の玄関
  • spot 36
    名古屋市市政資料館
    司法と市政の歴史を今に伝える、赤レンガの美しい資料館
    名古屋市役所のすぐ近く、大通りから少し中に入ると重要文化財に指定された「名古屋市市政資料館」がある。周辺には法律事務所や司法書士事務所が並び、ここがかつて裁判所であったことを現代に伝えている。
    映画やテレビのロケで使われるほか、結婚式でも利用される
  • spot 37
    文化のみち二葉館
    大正ロマンを感じさせる、貞奴と桃介の御殿
    名古屋駅を発着する市の観光ルートバス「メーグル」のバス停が設けられ、アクセス便利な「文化のみち二葉館」。日本の女優第1号とされる川上貞奴(かわかみさだやっこ)と、電力王と呼ばれた福沢桃介(ふくざわももすけ)がともに暮らした家だ。建築当初は東二葉町にあり、「二葉御殿」と呼ばれていたことから、橦木町への移築・復元後も「二葉館」という名になっている。大正中期に建てられたことを思えば、おしゃれなデザインの外観で、御殿と呼ばれた意味もよくわかる。中に入ると、ステンドグラスの美しい大広間と廊下沿いに和室が並び、こちらも和洋折衷の斬新なレイアウトを採用。大広間と2階はらせん階段でつながり、洋装した貞奴が客人を迎えるために今にも降りてきそうな雰囲気だ。創建当時のまま残されている和室部分は国の有形文化財に登録され、2畳ほどの書斎に当時を彷彿とさせる調度品などが展示されている。電力事業に携わった桃介らしく、当時としては珍しい大きな配電盤が設置されているのもおもしろい。
    2005年(平成17)に東区白壁から東区橦木町へ移築復元された「文化のみち二葉館」
  • spot 38
    文化のみち橦木館
    カフェも併設された、大正期の陶磁器商の元邸宅
    文化のみちの中心エリア「白壁(しらかべ)・主税(ちから)・橦木町並み保存地区」は、陶磁器産地の瀬戸や多治見とつながる街道に近かったことから、陶磁器の絵付け・加工業者などが多く集まっていた。文化のみち二葉館から西へまっすぐ200mほどのところにある「文化のみち橦木館」は、陶磁器商として財をなした井元為三郎(いもとためさぶろう)の元邸宅だ。大正末期から昭和初期にかけて、和館、洋館、東西二棟の蔵、茶室、庭園が次々と造られていった。名古屋市指定有形文化財、景観重要建造物にも指定されている。洋館の玄関から中に入ると、旧応接室や玄関ホールにステンドグラスが設置され、輸出の商談を行うため、多くのバイヤーを招待していた名残が感じられる。奥に進むと一転、和室が広がり、大正末期から昭和初期の和洋折衷の建築様式を今に残している。洋館の展示室では、名古屋の陶磁器産業の歴史をパネルなどで紹介。また、旧応接室はカフェとして使われ、テラス席でくつろぐこともできる。
    玄関がある洋館の奥に和館がつながる、「文化のみち橦木館」
  • spot 39
    旧豊田佐助邸
    佐吉を支えた弟の佐助、トヨタグループ源流の一端がここに
    豊田佐助とは、自動織機を発明しトヨタグループの創始者となった豊田佐吉(とよださきち)の弟だ。実業家として佐吉を支え、のちに豊田紡織社長を務めている。実は佐吉を筆頭に、その長男でトヨタ自動車創業者の喜一郎(きいちろう)、佐吉の娘婿の利三郎(りさぶろう)、そして佐助と、皆が現在の文化のみちエリアに住んでいた。そのうち佐助邸だけが残り、一般に公開されている。すぐそばの「文化のみち橦木館」と同様、洋館と和館で構成されたたたずまいで、大正時代に建築されていることから当時流行の造りだったことが想像できる。洋館は白いタイル張りの外観。その玄関を入った左には応接室があり、当時と同じシャンデリアなどが残されている。洋館の奥には和室が広がり、田の字型の部屋割りで周りがぐるりと廊下で囲まれている。
    白いタイル張りの洋館と和館からなる旧豊田佐助邸
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旅のヒント

  1. その1

    栄・伏見エリアに車で行く場合はコインパーキングに駐車しよう。夕方は周辺の道路が混むことも多いので、時間に余裕を持って出発したほうがいい。

  2. その2

    「Hisaya-odori Park(ひさやおおどおりぱーく)」は地下鉄東山線栄駅、または地下鉄名城線・桜通線久屋大通駅の2つの駅が最寄り駅になる。「Hisaya-odori Park」を「ゾーン1」からまわりたいなら、久屋大通駅を利用するほうが便利だ。

  3. その3

    街を散策しながら名古屋の定番グルメを楽しむなら、地下鉄名城線矢場町駅に行こう。駅から徒歩約8分のところに「台湾料理 味仙 矢場店」があり、そこから10分ほど歩くと「スパゲッティ・ハウス ヨコイ 住吉本店」、さらにそこから徒歩約3分のところには「山本屋本店 栄本町通店」がある。名古屋の名物料理をまとめて楽しめるグルメコースになっている。

  4. その4

    栄・伏見エリアには「愛知県美術館」と「ヤマザキマザック美術館」の2つの美術館がある。「愛知県美術館」から「ヤマザキマザック美術館」までは、地下鉄東山線を利用すれば7分ほど。どちらも最寄駅から徒歩2分圏内とアクセス良好。芸術鑑賞ツアーをするのもおすすめだ。

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