愛知

名古屋駅

NAGOYA STATION

最新商業ビルと歴史スポットが混在日進月歩を遂げる名古屋の玄関口

地下鉄やJR、近鉄、名鉄、あおなみ線が乗り入れ、高速バスのターミナルもある名古屋駅。名古屋の玄関口として、駅ビルや周辺の観光スポットも発展を続けている。1887年(明治20)、「名護屋駅」という名前で駅が誕生し、1999年(平成11)には駅ビルの「JRセントラルタワーズ」が完成。交通機関としての利用だけではなく、観光や買い物に訪れる客も増加し、多くの人々が行き交うようになった。2027年(令和9)にはリニア中央新幹線が開通予定で、ますます賑わいを見せるエリアだ。太閤通口には「大名古屋ビルヂング」や「ミッドランドスクエア」などの高層複合施設が立ち並び、施設内には多様なショップやグルメスポットが充実。また名古屋駅から北へ足を延ばせば、産業遺産を利用してものづくりの歴史と重要性を伝える「トヨタ産業技術記念館」や「ノリタケの森」がある。さらに西には、江戸時代の風情を今に残す四間道(しけみち)や昔懐かしい円頓寺商店街が広がり、ぶらりと散策が楽しめる。

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エリアの見どころ

  • spot 01
    ミッドランドスクエア スカイプロムナード
    国内随一の高さを誇る展望施設で絶景を満喫
    地上47階、高さ247mの「オフィス棟」と、地上6階、地下6階、高さ50mの「商業棟」からなる「ミッドランドスクエア」。オフィス棟の44~46階にある「スカイプロムナード」は、開放的なオープンエアの空間を回遊しながら大パノラマを楽しめる絶景スポットとして知られる。
    ヒートアイランド対策や耐震など、環境保全と安全に配慮したビル
  • spot 02
    大名古屋ビルヂング
    半世紀以上地元で愛される複合ビルヂング
    名古屋駅前のランドマークとして半世紀もの歴史を誇る旧大名古屋ビルヂング。2016年(平成28)、地上34階建ての複合施設にリニューアルした。地下1階から3階、5階の「商業ゾーン」には、ハイセンスなインテリアや衣類などのショップをはじめ、全国や地元で人気のグルメ店が集結。「D・N・A」(大・名古屋ビルヂング・アドヴァンス)をコンセプトに、旧大名古屋ビルヂングのDNAを継承しつつも、名古屋駅前の新たな顔として「楽しさ」や「非日常性」を創造することを目指している。
    壁面の「大名古屋ビルヂング」のロゴデザインは、旧ビルと変わらない
  • spot 03
    ノリタケの森
    世界的洋食器ブランド「ノリタケ」の世界を体感
    1904年(明治37)に誕生して以来、世界的な洋食器ブランドとして名を馳せる「ノリタケ」。創業当時に使われていた工場の跡地に造られた「ノリタケの森」では、ブランドの歴史をはじめ、歴史的に価値の高いノリタケ作品を展示している。オリジナルの皿やマグカップ作りの体験が楽しめるコーナーなどがあり、ノリタケの世界観を存分に体感できるスポットだ。
    噴水広場の奥には、1904年(明治37)の創業時に造られた赤レンガ工場が見える
  • spot 04
    トヨタ産業技術記念館
    トヨタグループの「研究と創造の精神」と「モノづくり」の大切さを今に伝える施設
    トヨタグループの共同事業として、1994年(平成6)に開館した「トヨタ産業技術記念館」。約1万4000平方メートルもの広大な展示場では、近代日本の産業発展を支えた繊維織機と、未来に向けて躍進し続ける自動車産業の技術の変遷について紹介している。トヨタグループの「研究と創造の精神」や「モノづくり」に対する思いを体感できる施設だ。
    豊田佐吉が従業員と寝食をともにしながら研究を重ねた、工場の跡地にある
  • spot 05
    名古屋市秀吉清正記念館
    名古屋で生まれた名武将の足跡を訪ねる
    数々の武将を輩出した「尾張名古屋」のなかでも、中村区に生まれた2人の武将にスポットを当てた「名古屋市秀吉清正記念館」。天下を取った戦国の名将である豊臣秀吉と、秀吉に仕えて数々の合戦で活躍した加藤清正に関する資料が展示され、歴史ファンならずとも見ごたえのある博物館だ。
    中村公園内にある歴史博物館
  • spot 06
    四間道の町並み
    都会の一角に広がるレトロな町並みをそぞろ歩き
    名古屋駅と丸の内エリアに挟まれるようにして広がる「四間道」の町並み。ビジネス街とは一線を画し、白壁の土蔵や黒板貼りの民家が立ち並ぶ通りは、まるで江戸時代へタイムスリップしたかのようなレトロな雰囲気だ。古民家を使った風情あふれるショップや隠れ家のような喫茶店など、立ち寄りスポットも点在。趣ある四間道の町並みで、歴史散策を楽しもう。
    石垣の上に白壁土蔵が連なり、昔懐かしい雰囲気を漂わせる
  • spot 07
    円頓寺商店街
    下町情緒を残し、新旧文化を楽しめる商店街
    江戸時代の清須越しで生まれた円頓寺(えんどうじ)商店街。名古屋城築城の際には、資材の運搬用に使われた堀川を利用して、多くの人々が訪れた歴史をもつ。1964年(昭和39)にアーケード街になり、現在では約30店舗が軒を連ねる。
    「円頓寺七夕まつり」には毎年10万人、「円頓寺秋のパリ祭」には3万人が訪れる(開催は年により異なる)
  • spot 08
    柳橋中央市場 マルナカ食品センター
    名古屋の台所を支える中央市場で買い物&グルメ三昧
    明治後期に開設されて以来、100年以上親しまれている「柳橋中央市場」。関東や関西などの中央卸売市場から仕入れた商品をはじめ、愛知県内にある近隣の漁港から届く魚介などがそろう。食品関係者だけではなく、一般客も気軽に買えるとあって、毎日多くの人で賑わう市場だ。その中心的な存在である「マルナカ食品センター」は第一ビル、第二ビルからなる総合食品ビルで、早朝から活気にあふれている。
    高層ビルの立ち並ぶ名古屋駅エリアの西側に広がる「柳橋中央市場」
  • spot 09
    KITTE名古屋
    新旧の名古屋らしさを発信する、個性豊かな商業施設
    日本郵便が運営する商業施設「KITTE名古屋」。東京・丸の内、博多駅に続く3番目のKITTEとして2016年(平成28)6月にオープンした。名古屋中央郵便局のほか、名古屋らしさあふれるショップや飲食店が入居している。
    地上入り口はJRゲートタワーを通り越した先にある。「スターバックスコーヒー KITTE名古屋店」が目印だ
  • spot 10
    JRセントラルタワーズ・JRゲートタワー
    商業施設が集まる名古屋駅の高層ランドマーク
    JR名古屋駅真上の超高層複合施設。JRセントラルタワーズの開業を皮切りに、駅周辺の再開発が進み、JRゲートタワーなどのビル街が発展した名古屋駅。完成当時は「世界一大規模な駅ビル」としてギネス世界記録に登録された施設だ。
    JR名古屋駅の真上にある2つのタワーがJRセントラルタワーズ。その横にJRゲートタワーがそびえ立つ(現在、モニュメント「飛翔」は撤去されている)
  • spot 11
    グローバルゲート
    季節の植物や木々に癒やされる、名古屋駅南のショッピングセンター
    「ささしまライブ24」プロジェクトとして、2017年(平成29)10月にオープンしたグローバルゲート。「名古屋プリンスホテルスカイタワー」のあるオフィス棟、ショップや屋上庭園が楽しめる低層棟、「大和ハウス名古屋ビル」の3つの建物により構成されている。
    こだわり抜かれた49店舗が出店。趣味やフィットネス、学びを体験できる店もある
  • spot 12
    喫茶、食堂、民宿。なごのや
    交流の場として愛されるカフェレストラン&ゲストハウス
    名古屋で最も古い円頓寺商店街にある「喫茶、食堂、民宿。なごのや」。その名のとおり、喫茶店と民宿が融合したこの店は、地域の人々と国内外から集まる観光客が交流できる社交場として長く愛されている。
    老舗喫茶をリノベーションした店舗。名古屋の都心部にありながら、どこか懐かしさを感じられる
  • spot 13
    ナナちゃん人形
    季節ごとに変身する、おしゃれな巨大マネキン
    1972年(昭和47)にオープンした「名鉄百貨店セブン館」の1周年記念に際して、百貨店のシンボルとして誕生したナナちゃん人形。百貨店周辺の改装工事を経て、現在は名鉄百貨店メンズ館の1階エントランス前にそびえ立つ。身長6m10cmという大きさで、名古屋駅前の目印として待ち合わせ場所に利用されることも多い。名古屋観光で訪れたなら、ナナちゃんの足の間を歩いて通り抜けたり、さまざまな角度から写真を撮ったりして楽しみたい。季節やイベントによってさまざまなファッションに身を包むナナちゃんの姿は、名古屋駅を彩る風物詩といえるだろう。季節ごとの衣装のほか、名鉄百貨店に関する案内から企業のPRまで広く広告塔としても活躍。最近ではナナちゃんのアゴがはずれたり勢いよく鼻息を噴射したりと、さまざまな表情で人々を楽しませている。名古屋駅周辺の観光で訪れた際には、斬新なナナちゃんのファッションをチェックしに行こう。
    「ナナちゃん」という名前は一般公募で決定。名古屋駅前の顔として親しまれている
  • spot 14
    エスカ
    名古屋グルメの名店が一堂に会する地下ショッピングモール
    名古屋駅周辺の地下街のひとつ。新幹線の改札口から最も近い商業施設であり、土産店や名古屋めしを味わえる飲食店街が整備されている。エスカ(ESCA)の名称は、「EKINISHI SHOPPING CENTER AVENUE」の頭文字が由来だ。
    1964年(昭和39)の東海道新幹線開業にともなって設けられたエスカ。2021年(令和3)には50周年を迎え、一部内装がリニューアルされた
  • spot 15
    喫茶ニューポピー
    自家焙煎コーヒーがこだわりの、隠れ家のような喫茶店
    1977年(昭和52)創業の「喫茶ポピー」を受け継ぎ、2019年(平成31)1月にオープンした「喫茶ニューポピー」。古きよき喫茶文化と新しさが融合した空間で、自家焙煎コーヒーをはじめとするこだわりのメニューを楽しめる。
    店名の「ポピー」はマスターの母が名付け親。店の看板や入り口扉など、さまざまな場所にポピーの花がデザインされている
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旅のヒント

  1. その1

    名古屋駅エリアへの最寄り駅は、地下鉄東山線・桜通線名古屋駅、JR名古屋駅、名鉄名古屋本線名鉄名古屋駅、近鉄名古屋線近鉄名古屋駅、あおなみ線名古屋駅。

  2. その2

    「大名古屋ビルヂング」「ミッドランドスクエア」「柳橋中央市場 マルナカ食品センター」へは、名古屋駅太閤口からのアクセスが至近。「大名古屋ビルヂング」「ミッドランドスクエア」は地下街からもつながっている。

  3. その3

    「トヨタ産業技術記念館」をじっくり見てまわるなら、一般的に所要時間は2時間程度。「ノリタケの森」への移動には、なごや観光ルートバス「メーグル」が便利だ。通常の入場料よりもお得な「ノリタケの森」との共通入場券もあるため活用しよう。

  4. その4

    四間道の町並みには、蔵や古民家を改装したカフェやレストランも点在。ランチにぴったりなので、歴史を感じながらまったりと散策してお腹を満たし、隣接する円頓寺商店街へと足を運ぼう。

  5. その5

    名古屋駅エリアは駐車場が点在するが、いずれも利用者が多く満車の場合も多いので、なるべく公共交通機関を利用するのがおすすめだ。

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