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トリップノート
静岡
日本平・静岡
NIHONDAIRA / SHIZUOKA
富士山や駿河湾、清水港、三保松原などの眺望と歴史をもつ街
静岡県の県庁所在地・静岡市。静岡市駿河区と清水区の境界にある丘陵地・日本平から、日本三大美港に数えられる清水港を見下ろす眺望は特に見事。日本夜景遺産に登録されており、夕方から夜にかけての眺望もおすすめだ。富士山世界文化遺産構成資産である「三保松原」や、歴史の教科書に登場する「登呂遺跡」もある。また、徳川家康が幼年期、壮年期、そして晩年に住んだ町でもあり、政治・外交の中枢都市としても繁栄。家康にゆかりがある「駿府城」をはじめ、「静岡浅間神社」「久能山東照宮」などを訪れ、歴史に触れるのも良い。また、東海道五十三次のうち、蒲原・由比・興津・江尻・府中・丸子と6つの宿場町をもち、風情ある街並みを残すエリアも多い。由比宿にある「東海道広重美術館」や丸子宿にある広重の浮世絵にも残る古民家のとろろ汁屋「丁子屋」といった、雰囲気ある場所も多い。由比港・清水港・用宗港の漁港グルメや、静岡市民のソウルフード「静岡おでん」も合わせて楽しみたい。
エリアの見どころ
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静岡市三保松原文化創造センター「みほしるべ」
- 世界文化遺産「三保松原」をもっとよく知るための施設
- 「みほしるべ」の愛称で親しまれる「静岡市三保松原文化創造センター」は、2019年(令和元)に開館した比較的新しい施設。三保松原の景観や羽衣伝説、文化的価値などを広く伝えるための場所となっている。
- スポットの詳細
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静岡市三保松原文化創造センター「みほしるべ」
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清水魚市場 河岸の市
- 仲卸業者が集まった「水産物の台所」で、漁港グルメを味わう
- 「新鮮でおいしい魚を気軽に食べてほしい」という思いのもとに生まれた清水港に隣接する市場。清水魚市場の仲買人が直接販売する珍しい施設で、水産物を手頃に買えるほか、海鮮丼などの港グルメも味わうことができる。
- スポットの詳細
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清水魚市場 河岸の市
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みやもと 河岸の市店
- 仲買人歴60年の目利きで選ぶ、安くておいしいマグロが自慢
- 「清水魚市場 河岸の市」のオープン当初から店を構える、魚の仲買人の店「みやもと」。仲買人として60年ほどの経歴がある親方は、この辺りではいちばんの古株。その目利きはさすがで、良いものをできるだけ安く仕入れて販売している。店頭では、切り身になったマグロが販売されているが、人気のため、午前中にはほとんど売り切れてしまう。食堂スペースもあり、本マグロとメバチマグロ、ネギトロ、釜揚げしらすの載った、いちばん人気の「みやもと丼」をはじめさまざまなマグロ丼や海鮮丼などをいただくことができる。テイクアウト用の丼や焼豚、アジフライなどの総菜も用意されている。なお、「河岸の市」の「いちば館」にある店舗のほかに、「河岸の市」の駐車場に隣接した「宮本商店」も系列店。「宮本商店」のほうがメニューも多くゆっくりと過ごせるが、「みやもと」のほうは市場の雰囲気のなかでいただけて提供も早いのが魅力だ。
- スポットの詳細
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みやもと 河岸の市店
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エスパルスドリームプラザ
- 清水すし横丁やちびまる子ちゃんランド、遊園地などがある複合施設
- JR清水駅から無料シャトルバスで約10分。清水港の前にあるJリーグ「清水エスパルス」の名を冠した複合施設で、ショッピング、グルメ、映画、ゲーム、ミニ遊園地などを楽しめる。「ちびまる子ちゃんランド」は特に人気。
- スポットの詳細
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エスパルスドリームプラザ
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静岡市東海道広重美術館
- 江戸時代の浮世絵師・歌川広重の名を冠した日本で最初の美術館
- 浮世絵師・歌川広重の『東海道五十三次』の「保永堂版」「隷書東海道」「行書東海道」のほか、晩年の傑作『名所江戸百景』など、風景版画の名品を中心に約1400点を収蔵する美術館。浮世絵の版画摺(す)り体験もできる。
- スポットの詳細
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静岡市東海道広重美術館
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ふじのくに地球環境史ミュージアム
- 閉校した高校を活用 展示内容も展示方法もユニークな自然系博物館
- 静岡県が初めて設立した自然系博物館。「思考を拓くミュージアム」をコンセプトに、静岡の自然や生物に関する標本や資料が展示されている。旧高校校舎を活用した展示デザインもユニークで特徴がある。
- スポットの詳細
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ふじのくに地球環境史ミュージアム
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おがわ
- 仲買人の店主が買い付ける自慢のマグロ味も価格も大満足
- 東名高速の清水ICから車で4kmほど、JR清水駅のすぐ近くにある、清水魚市場の卸売業者が直接販売する「河岸の市」。この施設に入っているのが、新鮮な魚介類を味わえる食事処「おがわ」。店の看板は、仲買人でもある店主が毎朝、市場で買い付けるマグロ。「新鮮でおいしいマグロを、これだけ安くたくさん出せる店はほかにはない」と自信を見せる。刺身や丼はもちろん、希少部位のホホ肉を使ったフライや大トロ、中トロの入った角煮など、マグロを存分に味わえるメニューがそろう。店のいちばん人気はマグロを中心にイカやエビも入った「海鮮丼(1400円)」。丼からマグロがあふれるほど盛りだくさんで、どこから食べるか迷ってしまう。とにかくマグロを堪能したい人にオススメめなのは、スタッフ考案のメニュー「まぐろづくし丼(1250円)」。米が見えなくなるほど、赤身、あぶり漬け、とんぼまぐろ、ネギトロの4種がたっぷり載っている。「選べる四色丼(1500円)」は、本マグロ、南マグロ、漬けマグロなど7種類から好きな4種を選んで丼にできる。土・日曜、祝日限定の「次郎長丼(2100円)」や「しみずみなと定食(3500円)」もボリューム満点で人気が高い。
- スポットの詳細
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おがわ
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漁協直営どんぶりハウス
- 鮮度が自慢の名物「生シラス丼」は「キングオブ漁師飯」
- 用宗を訪れたら立ち寄りたいのが、用宗港内にある漁協直営の飲食店「どんぶりハウス」。平日は地元のサラリーマンらが列をつくり、週末になると観光客が集まる。40席ほどのイートインスペースがあり、注文から提供までに時間がかからないため回転は早い。看板メニューは「生シラス丼」。その日に水揚げされたばかりのしらすがたっぷり盛られ、「キングオブ漁師飯」と呼ばれる。生魚独特の臭みがなく、甘さを感じるのは新鮮な証。しらすは水揚げの9割ほどが釜揚げなどに加工されるため、丼にしてぜいたくに生しらすを堪能できるのはしらすを名産とする用宗ならではといえる。一度食べた味を忘れられず、「生シラス丼」を目当てに遠くから訪れるリピーターも多い。店で提供するのは、しらす漁が解禁される3月21日から翌年1月14日まで。「生シラス丼」のほかにも、「釜揚げシラス丼」や秘伝のタレを使った「マグロ漬け丼」、さらに生しらすとマグロ漬けの2色どんぶり「用宗丼」も人気。潮風に吹かれ、駿河湾を眺めながら食べると味わいが増す。
- スポットの詳細
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漁協直営どんぶりハウス
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大やきいも
- 明治時代からの老舗。熟練の技と伝統が詰まった焼きいもと静岡おでん
- JR静岡駅から徒歩20分ほど。店名の書かれた赤い提灯が目を引く。その名のとおり、店の名物は大きな釜で焼く「焼き芋(時価)」。明治時代から続く、静岡市を代表する老舗だ。ほどよく焦げ目のついた焼きいもはホクホクで、口いっぱいに甘みが広がる。一度窯に入れるとさつまいもの焼け具合を確認できないため、釜に入れる前の芋の状態や焼き始めてからの湯気を見て、焼き時間を微妙に調整。いもと塩しか使わないシンプルな一品だからこそ、熟練の技が味を決める。店で提供できるのは10月から翌年6月頃まで。さつまいもは収穫したあと、甘みを出すまで熟成させる期間が必要なためだ。自家製の蜜を使った「大学芋」は年中販売している。長年、出汁を継ぎ足してきた静岡おでんも看板メニュー。最大の特徴は、タネに大根がないこと。店では、煮込んだら出汁の出る具材のみを選んでいる。大根は水を出すだけで、結果的に出汁を薄めて味を落としてしまうと考え、黒はんぺん、じゃがいも、牛すじなど14種類の具材を厳選している。1本130~220円と良心的な価格となっている。
- スポットの詳細
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大やきいも
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静岡おでん おがわ
- 1948年(昭和23)から続く伝統の味が凝縮した「静岡おでん」と「かき氷」
- JR静岡駅から徒歩20分。静岡市街地の北側に位置する浅間通り商店街に静岡おでんの老舗は店を構える。1948年(昭和23)の創業から継ぎ足している出汁は醤油と牛すじで味付け。みりんと砂糖はいっさい使用せず、練り物のうまみが凝縮されている。国産和牛を使った牛すじ、いわしとさばをすり身にした静岡名物の黒はんぺん、出汁がしみ込んだ大根の3つが不動の人気。かつお節粉や青海苔をかけて食べるのが静岡おでんの特徴だ。価格も1本100円前後のものが多く、財布にもやさしい。店のもう1つの看板は、おでん同様に年中販売しているかき氷。かつて氷の卸売りをしていたことから、かき氷へのこだわりが強い。富士山の伏流水でつくられた氷に、自家製の甘露をベースにしたシロップがかかっている。静岡ならではの緑茶やイチゴの「紅ほっぺ」と組み合わせたメニューが並ぶ。アツアツのおでんと、キンキンに冷えたかき氷を同時に注文し、交互に食べるのが文化となっている。
- スポットの詳細
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静岡おでん おがわ
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静岡市立芹沢けい介美術館
- 人間国宝の作品と収集品計5800点収蔵。色彩と模様の天才が創り出す空間
- 弥生時代の集落・水田遺跡で国の特別史跡に指定されている登呂遺跡公園に溶け込むように、染色家・芹沢けい介(せりざわけいすけ)の美術館がある。作品約1300点、収集品約4500点を収蔵し、年に4回すべての展示を入れ替えている。
- スポットの詳細
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静岡市立芹沢けい介美術館
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静岡科学館る・く・る
- 科学の不思議とおもしろさが詰まった体験型施設
- 「みる・きく・さわる」をキーワードに、科学の不思議を体験できる。来館者参加体験型の科学館をうたい、展示以外にもサイエンスショーやテーブルサイエンスといったイベントも豊富。子どもだけでなく大人も楽しめる。
- スポットの詳細
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静岡科学館る・く・る
人気スポット
旅のヒント
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その1
JR静岡駅〜清水駅や、静岡鉄道新静岡駅〜新清水駅まで、エリア内の東西の移動は鉄道が便利。ただし、駅から観光地までにバスはあるものの、多くの観光地を訪れるには不便。駅からは観光タクシー、あるいはレンタカーがおすすめだ。
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その2
東名高速道路、新東名高速道路のほか、国道1号や静清バイパス、国道150号といった走りやすい主要道路も整備されている。多くの観光施設には駐車場が備えられており、コインパーキングの料金も比較的安め。車で訪れても行動しやすい。
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その3
富士山は静岡市内の各所から見えるが、春は花粉が多く、夏は駿河湾からの水蒸気で靄(もや)がかった富士山になることが多い。富士山に雪のかぶる11〜2月頃は、空気が澄んで美しい富士山に出合える。特に早朝から午前中がおすすめ。
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その4
「久能山東照宮」付近の国道150号は通称「いちご海岸通り」といわれ、国道沿いに多くのイチゴ観光農園が軒を連ね、シーズンである春先は渋滞する。国道150号を車で通って、「久能山東照宮」や「三保松原」「清水港」「日本平」を訪れる際は注意が必要だ。
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