長野
南信州
SOUTHERN SHINSHU
アルプスの山々や日本一ともいわれる星空など豊かな自然の美しさを楽しめるエリア
県の南の玄関口、長野県の最南端にある南信州エリア。エリアのほぼ中央を天竜川が北から南へ流れ、東を南アルプス、西を中央アルプスに囲まれており、アルプスの山々を望む雄大な自然に恵まれている。日本一星空観測に適した場所といわれる阿智村や、天空の里といわれる絶景で有名な下栗の里など、自然を楽しむスポットが多彩。また長野県でも有数の果物の産地として知られ、全国的にも有名な干し柿「市田柿」をはじめ、リンゴ、梨、桃など四季折々の果物も楽しめる。
エリアの見どころ
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中央アルプス 駒ヶ岳ロープウェイ
- 木曽駒ヶ岳登山の玄関口。高低差日本一のロープウェイ
- 中央アルプス最高峰の木曽駒ヶ岳の登山口として、また、高山植物の宝庫である千畳敷カールへの玄関口として人気の駒ヶ岳ロープウェイ。その乗り場である標高1662mのしらび平駅では、「わさびコロッケ」や「山賊焼きナゲット」などの軽食を食べられ、建物内にはお土産コーナーも併設されている。ロープウェイに乗車し、7分30秒の空中散歩を終えると標高2612mの千畳敷駅へ到着。しらび平駅からの高低差950mは日本一で、気温も4℃ほど下がり、夏でも肌寒く感じるほどだ。千畳敷駅には日本一高い場所に建つホテル千畳敷のほか、お土産コーナーやカフェレストランも併設されており、記念のTシャツなどを購入したり食事も楽しめる。カフェでは中央アルプスの雪どけ水を使ったこだわりのコーヒーを出してくれる。一角にはガラス張りの展望コーナーもあり、目の前に絶景を眺めながらゆっくりと過ごすことができる。
- スポットの詳細
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中央アルプス 駒ヶ岳ロープウェイ
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明治亭 駒ヶ根本店
- 駒ヶ根のご当地グルメ、玉子でとじないソースかつ丼ならこの店!
- ソースかつ丼発祥の地・駒ヶ根で、平日でも開店前から並ぶ人もいるほどの人気店。ソースかつと聞いてイメージする味とは異なる。その理由はソースにある。12種類の材料を煮込んだ明治亭のソースは、うまみの凝縮された濃厚なコクと食後のあっさり感が特徴。甘辛ソースの衣をまとったやわらかくジューシーなロースかつ(ヒレかつもあり)と、たっぷり敷かれたキャベツとの相性も絶妙だ。ソースかつ丼のルーツは、1928年(昭和3)頃、駒ヶ根の料理人が東京・浅草の洋食店に立ち寄り、とんかつの語源とされるカツレットを食べてヒントを得たことにさかのぼる。それを丼ものにアレンジし、ご飯の上にキャベツを敷いて、揚げたてのかつを載せる。そこからが各店の腕の見せどころ。それぞれの店が秘伝のソースをたっぷりかけ、アツアツを提供する。明治亭でも創業以来、創意工夫を重ねて生まれた味を大切に守り続けている。昔も今も職人が心を込めて作る明治亭のソースかつ丼は、地元で愛され続けている駒ヶ根のソウルフードだ。
- スポットの詳細
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明治亭 駒ヶ根本店
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早太郎温泉 こまくさの湯
- 両方のアルプスを眺めながら登山帰りのひと風呂と聖地巡礼も
- 開湯は1994年(平成4)と比較的新しい。源泉の早太郎温泉の名は今からおよそ700年前、信州では善光寺に次ぐ大寺・光前寺の飼い犬だった早太郎が、遠州見付神社で怪物を退治。人々を救ったという伝説に由来する。その早太郎温泉を楽しめる日帰り温泉施設が、こまくさの湯だ。木曽駒ヶ岳や千畳敷カールへ向かう「菅の台バスセンター」から徒歩3分のところにあり、昼頃になると登山帰りの人が汗を流しにやってくる。アニメ『ゆるキャン△』の第9話で、主人公の一人、リンちゃんがソロキャンプに向かう途中でこまくさの湯に立ち寄ったことから、近年は聖地巡礼スポットとしても人気だ。露天風呂は「西駒の湯」と「東駒の湯」があり、1か月ごとに男女交代。空の澄んでいる日は、露天風呂から左に千畳敷カールと中央アルプス、右には南アルプスの名峰群が見える。露天風呂の加水はなし。泉質はアルカリ性単純温泉で、肌がすべすべになると評判だ。ほかに内湯の大浴場、薬湯(ハーブ)、ジェット風呂、水風呂、サウナもある。ゆったりと汗を流したあとは、車で5分ほどのところにある光前寺で、早太郎の墓に参ってみるのもいい。
- スポットの詳細
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早太郎温泉 こまくさの湯
人気スポット
旅のヒント
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その1
南信州の鉄道といえば、鉄道マニアや旅好きには有名な飯田線。愛知県豊橋駅から静岡県内陸部を通り、長野県辰野駅を結ぶローカル線だ。全線で約7時間走る鈍行列車で、路線は概ね天竜川に沿って敷かれ、車窓からは南アルプスの山々や、伊那谷の田園風景、天竜川の渓谷等を楽しむことができる。電車をメインとした旅を楽しみたい人にはおすすめ。
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その2
鉄道が鈍行のみで駅から各観光地までのアクセスも複雑なところがあるので各スポットを巡るなら、自動車の移動が便利。高遠城跡のある伊那市から飯田市は高速で約1時間、飯田市から下伊那郡までは30分ほどなので、1泊2日あれば十分、移動しながら観光することが可能だ。
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その3
伊那市から下伊那郡まで、高速を使用しなくても約3時間の距離なので、県道や国道を走るドライブも良い。飯田市街地以外はのどかな田園風景や南・中央アルプス、天竜峡の眺めを楽しめ、道々に直売所や道の駅なども点在しているので地元の魅力に触れられる道中の旅をゆったり楽しもう。
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その4
南信州エリアで宿泊するなら昼神温泉郷がおすすめ。温泉の泉質の良さ、宿の数が充実していることはもちろん、星空が魅力の阿智村内にあり、各宿に星空観測ツアー付きのプランなどがあるので旅の夜も楽しめる。