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石川県金沢市にある日本庭園。17世紀中期、加賀藩により金沢城の外郭に造営された藩庭が起源といわれ、国の特別名勝にも指定されている。また、水戸の偕楽園、岡山の後楽園とともに日本三名園の一つとして知られる。冬の風物詩・雪吊りや梅苑の紅梅白梅など四季折々の自然を活かした景観は屈指の美しさと評されており、2009年には「ミシュラン観光ガイド」で最高評価の3つ星に選ばれた。観光シーズンには無料開放やライトアップなどのイベントも開催。
石川県金沢市にある「金沢の台所」として親しまれている市場。主に生鮮食品などの食品、生活雑貨を扱う小売店が軒を連ね、江戸時代より300年近くの間も金沢の食文化を支え続けている。果実にそのままストローを指したフルーツジュースや、新鮮なネタをふんだんに使用した海鮮丼が観光客に大人気。金沢駅からは徒歩約15分。
外庭であった兼六園と共に石川県民の宝である公園。加賀百万石前田家の居城であった城が広く一般公開されている歴史的空間になっている。石川門・三十間長屋・鶴丸倉庫は重要文化財に指定されており、また近年再建された菱櫓・五十間長屋・橋爪門続櫓は壮大で見所は数えきれぬほどある。加賀の歴史と文化を実感できる。
加賀藩公認の茶屋街として栄え、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されている金沢の定番観光スポット。金沢市東山の浅野川東側にある。昔ながらの古い街並が残り、メインストリートや裏路地に沿ってキムスコと呼ばれる出格子が特徴の古い町屋が並ぶ。現在は料亭や和食を提供する店舗が多く営業している。夜には三味線や太鼓の音が漏れ聞こえ、雅な日本文化を肌で感じることができる。
JR「金沢駅」東口から路線バスで10分ほど、比叡山の僧「香林坊」が町名の由来とされる北陸有数の繁華街。バス停の周辺には大型商業施設が建ち並び、買い物や食事、休憩などに便利。歩いてすぐの「長町武家屋敷通り」には一転して江戸時代を思わせる黄土色の土塀や石畳の続く小路が残る。一般公開している屋敷や資料館では豪華な建物や美しい庭園を楽しんだり、武士の暮らしを知ることも。無料で現代アートが楽しめる「金沢21世紀美術館」も近い。
日本有数の規模を誇る朝市で、輪島市河井町の朝市通りに100から250軒ほどの出店が並ぶ。1000年以上の歴史をもつ朝市といわれ、売り子も客も女性が多い。漁師町の女性が売る新鮮な魚介類や近隣農家の女性が売る地元の野菜、手仕事の民芸品など様々な商品が店先に並び、元気な呼び声が常に響き渡っている。朝市は朝8時から昼12時まで、正月3ヶ日と毎月第2・第4水曜日は休業。
石川県金沢市の中心に位置するガラス張りの円形美術館。有料の展覧会ゾーンと無料の交流ゾーンに分かれており、館内外に様々なオブジェやアートが点在している。特に人気が高いのは、レアンドロ・エルリッヒ作の「スイミング・プール」(通称:レアンドロのプール)。地上から覗くとまるでプールの中に人が入っているように見え、プールを介して地上と地下で人と人が出会うことができる体験型の作品である。
白山市三宮町にある神社。霊峰白山を御神体として信仰する白山神社の総本宮であり、創建は崇神天皇7年(紀元前91)までさかのぼると言われる。有料で拝観できる宝物館には国宝の短刀「剣銘『吉光』」をはじめ、貴重な重要文化財などが収蔵されている。
石川県の伝統工芸「九谷焼」を製作している企業とのコラボで、1Fから3Fを貫く華広場に32名の作家による108枚の九谷焼の絵皿を配したシンボルモニュメントがあるショッピングモール。約17mのモニュメントは九谷焼の歴史や文化に触れられる空間になっており、買い物客・観光客問わず楽しめる。
山代温泉にある、明治時代の総湯(100%源泉使用の公衆浴場のこと)を復元した共同浴場。2階にある休憩所や、浴室の床や壁に使われている九谷焼のタイルも当時のまま復元されており、入浴を楽しみながら山代温泉の歴史に触れることができる。外観や内装に加え、「湯あみ」と呼ばれる当時の入浴方法も再現されている点が特徴だ。
北陸地方の中央付近から北に細長く突き出した半島。三方を囲む海岸線は、荒波が打ち寄せ奇岩が連なる「能登金剛」から、砂浜を車で走れる「千里浜なぎさドライブウェイ」まで、様々な表情を見せる。その海で獲れる新鮮な魚介類や、豊かな里山の恵みを使った食事や地酒も魅力のひとつ。輪島の朝市が有名だが、日本の棚田百選に選ばれた「白米千枚田」や、日本遺産に認定された「キリコ祭り」など、他にはない見所も多い。飛行機なら羽田空港から約1時間。
鶴仙渓沿いにある、日本三名湯の一つとして知られる温泉地。開湯以来1300年もの歴史を誇り、「扶桑三名湯」として松尾芭蕉をはじめ多くの文人墨客に愛されたと伝えられている。泉質はカルシウムやナトリウム等、ミネラルを豊富に含む硫酸塩泉で、疲労回復や健康増進効果のほか、筋肉痛や五十肩、冷え性、慢性消化器病、慢性皮膚病等に効能があると言われている。また施設によっては飲泉設備も整備されており、便秘解消や痛風、肥満等に良いとされている。
石川県加賀市片山津町にある温泉地。江戸初期に柴山潟の湖底に湧く温泉が発見され、明治期の干拓をきっかけに白山を望む湖畔の温泉街として発展を遂げた。温泉の泉質は含塩化類弱塩類泉。湖畔に沿って温泉宿が軒を連ね、その多くで立ち寄り入浴が可能。温泉街の中心となる共同浴場「総湯」では、緑を望む「森の湯」と、湖が目の前に広がる「潟の湯」の2つの浴場を男女日替わりで楽しめる。施設2階には、開放的なガラス張りの店内で加賀の味覚を楽しめる「まちカフェ」を併設。夏に行われる湖上の花火大会も人気となっている。
金沢駅構内の新幹線改札口正面にある観光案内所。県内観光案内の他、当日宿泊予約の受け付けや、宿への手荷物配送、雨傘や車椅子などの貸し出し、金沢市内周遊バスの1日フリー乗車券の販売などのサービスを行っている。外国語対応観光案内カウンターでは、通訳ボランティアによる英語案内も用意されている。
金沢市にある神社で、加賀藩の藩祖・前田利家と正室お松の方が祀られている。創建は明治6年(1873)で、それまで利家の神霊は卯辰山麓の「卯辰八幡宮(現:宇多須神社)」に合祀されていた。明治8年(1875)築の神門は、和漢洋折衷の3層構造。国の重要文化財に指定されている。3層目に色とりどりのギヤマン(ガラス)がはめ込まれており、夜には灯りが灯り幻想的な雰囲気を醸しだしている。
開館は昭和34年(1959)の総合美術館。昭和58年(1983)に現在地へ移転した。石川県ゆかりの作家の作品や加賀藩前田家ゆかりの古美術品を中心に、日本画から油彩画、彫刻、工芸品まで様々な作品を収集・展示している。野々村仁清作の国宝「色絵雉香炉」と国の重要文化財も収蔵。コレクション展示室は7つあり、作品を入替えながら紹介している。パティシエ・辻口博啓氏プロデュースのカフェも人気。
1300年の歴史ある温泉地の総湯。低温でさらりとしたお湯は「奥の細道」の途上訪れた松尾芭蕉も大変気に入り、「山中や菊は手折らじ湯の匂い」(この湯につかるだけで長生きできる)と詠んでいる。この句にちなんで命名された総湯・菊の湯は、開湯以来変わらぬ場所で今も昔も多くの人たちに親しまれている日帰り入浴施設だ。男湯と女湯が別棟になっており、向かい合わせで建つ。
石川県加賀市にある温泉地。開湯1,300年の歴史を誇り、与謝野晶子や泉鏡花など数々の文人たちにも愛された温泉地として知られる。温泉の泉質はナトリウム・カルシウム-硫酸塩・塩化物泉やカルシウム・ナトリウム-硫酸塩泉。「総湯」と「古総湯」の2つの共同浴場を中心とした温泉街に多くの温泉宿が軒を連ね、立ち寄り入浴や食事付きの日帰りプランを利用できる宿も多い。周辺には、石川の伝統工芸「九谷焼」の窯元や販売店、「石川県九谷焼美術館」などの施設も点在している。
JR金沢駅港口より15分。金沢港の中にある、石川県内で獲れた魚が集まる魚市場。競り落とされたばかりの新鮮な魚をすぐさま販売するため、鮮度の良さはお墨付き。また、他の流通ルートを通さずに漁業関係者が直接出店しているので、価格も非常にリーズナブルに抑えられている。市場内に六店舗あり、それぞれ海鮮丼などの食事ができるお店や、野菜も販売しているお店、干物や佃煮などの加工食品も扱っているお店など特色がある。加能ガニや香箱ガニは11月から12月のみ販売。
金沢市駅西新町にある回転寿司店で、ピークタイムには行列ができる人気店。金沢や能登の漁港から1日2回仕入れる旬の地魚は、ランチでもディナーでも鮮度抜群である。中でも人気のネタは、「白身魚の王様」と称されるノドグロ。脂乗りのよいとろける食感が魅力である。ほかにも、富山湾の特産「白えび」や希少な「がす海老」など地元ならではのネタが豊富。熟練の職人が握る本格的な寿司を気軽に味わえる店として、観光客も多く訪れる。
地元のリピーターが絶えない日帰り浴場。高速道路から降りずに利用できるためドライバーにもオススメ。月曜日以外は朝の5時から入浴できるのも大きな魅力となっている。泉質はナトリウム-塩化物泉で、神経痛や筋肉痛のほか切り傷や火傷に効能があるとされる。全面ガラス張りの大浴場からは日本海が眺望でき、露天岩風呂には潮の香りが漂う。整体や軽食等も楽しめる。
加賀温泉郷のひとつ「山代温泉」にあるホテル。定刻でJR加賀温泉駅から無料送迎バスが出ており、日帰りで温泉をゆったり楽しめるプランなども用意されている。和洋の客室、宴会場、旬の郷土料理が味わえる食事処などが充実している他、18種類の温泉を楽しめるのが大きな特徴。アルカリ性の自家源泉「美肌の湯」を豊富に使える温泉は、エリア毎に趣向が異なり、九谷焼の美しい絵を壁面に飾った「九谷の湯処」は加賀ならでは。湯上りサービスで、温泉卵の手作り体験などもできる。また、夏にはガーデンプールがオープン。プールと入浴ができ、夏らしさを満喫できる。
養老元年(717)に泰澄により開創されたと言われている高野山真言宗の寺。境内は広く、まるで山水画のように自然豊か。奇岩遊仙境と称され、本殿は巨大な岩山の洞窟と繋がっている。罪が浄められ生まれ変わる「いわや胎内くぐり」の聖地。本殿や三重塔など国の重要文化財に指定されている建物が多く、紅葉の名所としてもしられている。境内の道や階段に手すりがないため、参拝の際は歩きやすい靴を推奨。
石川県金沢市にある日蓮宗の寺院で、加賀藩第三代藩主前田利常が創建した。複雑な構造と外敵を欺く仕掛けから、「忍者寺」とも呼ばれている。寺内には落とし穴になる賽銭箱や階段、隠し部屋など巧妙な仕掛けが満載。外観は2階建てだが中は4階建て、部屋数は23にものぼる。見学は電話予約制で、当日も空きがあれば予約することができる。
白山白川郷ホワイトロードの石川県側入口にほど近いスキー場。その広さは県内最大級で、初心者から上級者まで楽しめる、様々なコースが用意されている。また、ソリ遊びやスキーの練習ができるキッズエリアもあるのが家族連れに嬉しいところ。一部営業日にはナイターゲレンデの開放も行なっている。グリーンシーズンにはバーベキューやテニスを満喫できるほか、レストランではそば打ち体験も実施。夏にはイルミネーションが見られるなど、年中遊べる施設となっている。
北陸自動車道「金沢西IC」から車で1分、宿泊もできる100%天然の温泉施設。泉質はナトリウム-塩化物泉で、肌にやさしく入浴後は肌がスベスベになるので美人の湯とも呼ばれる。大浴湯や露天風呂はもちろん、寝湯や薬湯、打たせ湯など10種類の風呂が楽しめる。女性専用の休憩室もあり、エステも充実。4-7階の客室フロアにはシングルから和室まで全114室あり、宿泊客は温泉施設が無料で利用できる。館内全域でWi-Fi使用可能。
詠んだ歌が収められた「万葉集」というほどの格式をもつ神社。大国主命(おおくにぬしのみこと)を祭神に祀り、創建からの歴史は2000年とも伝えられている。奥宮が鎮座する社叢は「入らずの森」と呼ばれ、国の天然記念物にも指定されている(立入不可)。
その名の通り、松井秀喜の博物館。彼の野球人生や情熱を様々な角度から知ることのできる場所だ。幼少時の彼から読売巨人軍時代、そしてメジャー時代までの貴重な品々の展示もある。グッズや書籍も豊富なのでファンには堪らない場所といえよう。
藩政時代の武士が暮らした武家屋敷が建ち並ぶ地域。石畳と土塀が続く小路を歩けば、江戸時代の武士や奥方たちの生活を肌で感じることができる。代々奉行職を務めた野村家の屋敷が一般公開されており、狩野派の画人・佐々木泉景による襖絵やギヤマン入り障子戸のある建物内や茶室、庭園などを見学できる。海外からの観光客も多く、国際的に評価の高いスポット。
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