神奈川

山下公園・中華街・元町

YAMASHITA PARK / CHINATOWN / MOTOMACHI

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エリアの見どころ

  • spot 01
    YOKOHAMA AIR CABIN
    絶景を見下ろす空中散歩を楽しめる横浜の新名所
    桜木町駅前から汽車道に沿って運河パークを結ぶ、日本初の都市型循環式ロープウェイ。満を持して登場した横浜の新名所は、みなとみらいの風景を間近に見下ろす感覚が新鮮だ。
    みなとみらい観光に便利なルート
  • spot 02
    THE YOKOHAMA BAY
    地上150m天空から横浜を一望できるレストラン
    横浜みなとみらい線馬車道駅直結の商業施設「北仲ブリック&ホワイト」脇の「ザ・タワー横浜北仲」の46階にあるオールデイダイニング。横浜一見晴らしがいいといっても過言ではない穴場的スポット。
    「JEROME ジェローム(ブッターラチーズとトマトソースのピッツァ)」。前菜+メイン or パスタ or ピッツァ1品+デザート1品で3850円
  • spot 03
    水信フルーツパーラー
    自分へのご褒美に訪れたい魅惑のフルーツパーラー
    「横浜水信」(以後水信)はハマっ子(横浜住人)なら誰もが知る高級果物店。その水信が大人も楽しめる非日常空間としてオープンさせたのが「水信フルーツパーラー」だ。
    季節のフルーツパフェは今、食べたい旬のフルーツが盛りだくさん
  • spot 04
    コティベーカリー
    幻の銘菓、羊羹をカステラで挟んだ「シベリア」が買える店
    コティベーカリーの名物といえば、明治の後半~大正初期に誕生した「シベリア」だ。発祥ははっきりしないまま、名前の由来も諸説あるが「シベリア」にしっくりくるのは「シベリアのような極寒ではきっと羊羹も寒かろうからカステラのオーバーを着せた」という説。当時はほとんどのパン屋で見かける大人気商品だったので70代以上の人なら誰もが知っているだろう。パン焼き窯の余熱を利用して焼き上げたカステラとアンパン用のあんこを使い、作るのに6時間をも要す。年々その姿を見かけなくなっていた銘菓なのだが、レトロブームに乗ってか昨今人気が復活している。流行に左右されることなく長年コティベーカリーでは主人がひとりで午前0時から仕込みを始め、1日に96個のシベリアを作る。こだわりはカステラに使われる卵。ふわふわのカステラにするため添加物不使用の新鮮な卵を使い、なめらかな手作り羊羹の「あん」もさらし餡に砂糖や塩、水などを独自の配合で加えて炊き上げる。ほかに「超ブドウ食パン」や「甘食」も人気だ。後継者はいないが、「1日でも長く店を開け、1個でも多くシベリアを作り続ける」というのが現在の主人の目標だという。
    シベリアはコティベーカリーが発祥の店というわけではなく、当時はどこのパン屋にも置かれていた
  • spot 05
    横浜開港資料館
    幕末前後の横浜の歴史を伝える貴重な資料がずらり
    横浜の歴史に関するさまざまな資料を収集し、パネルや実物展示などを用いわかりやすく紹介する資料館。横浜の歩んできた道を次の世代に伝えていく、「近代横浜の記憶装置」としての役割を果たしている。
    入り口となるのが新館。奥に旧館がある
  • spot 06
    山下公園
    地元の人々に親しまれる横浜の復興のシンボル
    横浜で最も有名な公園である山下公園は、海風に吹かれながら都会の景色を望める、観光にもデートにもおすすめの場所。眺望だけでなく、沈床花壇のバラや、公園内に点在する歌碑や記念碑など見どころも多い。
    海沿いには広い散策路が整備されている
  • spot 07
    日本郵船氷川丸
    戦前を代表する豪華な高速貨客船
    氷川丸は、1930年(昭和5)に太平洋横断シアトル航路へ就航した、当時を代表する高速貨客船。喜劇王チャップリンも乗船したことで有名で、第二次世界大戦中は海軍に徴用され病院船として活躍したことでも知られている。
    当時の造船技術や客船の内装を伝える貴重な産業遺産だ
  • spot 08
    ホテルニューグランド
    ぜいたくな時間を過ごせる温かなもてなしが魅力のクラシックホテル
    山下公園通り沿いにたたずむ、約100年の歴史をもつ横浜で唯一のクラシックホテル。チャップリンやベーブ・ルースなど数多くの著名人に愛されたホテルであり、重厚感のある雰囲気でありながら温かなもてなしでゲストを迎え入れる。このホテル発祥のメニューであるドリア、スパゲッティナポリタン、プリン・ア・ラ・モードは今も変わらぬ味として提供している。
    海外に来たかのような気分になるおしゃれな外観
  • spot 09
    横浜人形の家
    世代を超えて楽しめるドールミュージアム
    地域色豊かな人形から人間国宝の手による人形まで1万点を超す収蔵品の中から、常時2000点余りを展示するドールミュージアム。めくるめく人形の世界にどっぷりと浸れる、人形好きにはたまらない空間だ。
    ほかではなかなか見られない貴重な収蔵品も多い常設展示室
  • spot 10
    横浜中華街
    活気あふれる日本最大級のチャイナタウン
    約500以上の店が軒を連ねる、横浜市中区にある日本最大級のチャイナタウン。中華料理店や食材店、雑貨店などがひしめき、地元の人や国内外の観光客でつねに賑わいを見せている。
    街中に突如として現れる豪華な門がインパクト大
  • spot 11
    横濱媽祖廟
    中国スタイルの参拝方法が体験できる道教の寺院
    2006年(平成18)に横浜の新名所として建立された横濱媽祖廟。子宝や安産、縁結び、学業成就など、さまざまなご利益があるといわれる、横浜中華街随一のパワースポットだ。
    思わず手を合わせたくなる神々しい外観
  • spot 12
    横浜大世界
    中華街最大級のエンターテインメント施設
    横浜中華街の南門シルクロード沿いで、派手な装飾がされた大きな建物がひときわ目をひく横浜大世界。「遊ぶ・買う・食べる・癒やされる」のすべてがそろった、全天候型エンターテインメント施設だ。8つのフロアに、中華街らしい個性的な本格食べ歩き中華専門店、横浜らしいアイテムやオリジナルグッズを扱うショップ、さらに、占いやフィッシュフットマッサージ、中華衣装レンタル&写真館などがあり、盛りだくさんの内容だ。また、4〜8階には、不思議な錯視錯覚アートの世界が広がる「アートリックミュージアム」もあり、一日いても飽きることはなさそうだ。写真や動画映えするスポットも多く、週末ともなると若者グループやカップルで賑わいを見せる。
    中華風の門や屋根があしらわれたカラフルな外観
  • spot 13
    江戸清 中華街本店
    豪快にかぶりつきたいボリューム満点の蒸したてブタまん
    さまざまな中華グルメを楽しめる中華街のなかでも特に人気なのが、熱々の中華まん。街なかには、店頭でモクモクと湯気をあげる大きなセイロから、蒸したての中華まんを提供する店が点在している。なかでも有名なのが、1894年(明治27)に精肉業からスタートした老舗で、中華街の食べ歩きブームの火付け役としても知られる江戸清だ。上質な国産豚肉の各部位を余すことなく使用し、素材のうまみをぎゅっと凝縮させた具を、ふわふわもっちりの皮で包んだブタまんは、一口食べれば笑顔がこぼれる至福のおいしさ。直径11cm、高さ7cm、重さ250gと、一般的な肉まんの約2倍というサイズ感で、ボリュームも満点だ。中華街の食べ歩きブームの火付け役としても知られ、店先にはいつも大勢の人だかりができている。
    蒸したての中華まんは皮がしっとりもちもち
  • spot 14
    謝甜記
    体と心が癒やされるやさしい味わいが魅力の中華粥
    横浜中華街に来たらぜひ味わいたいのが、中華粥。ただのお粥とあなどるなかれ、中華粥は日本のお粥とはひと味もふた味も異なる深い味わいが魅力だ。そんなお粥の人気店として1951年(昭和26)の創業から70年余りの歴史を誇る謝甜記は、家族ぐるみで経営するアットホームな店。お粥のラインナップは全15種類で、乾燥貝柱や丸鶏などのだしをとりながら約4時間かけて生米からじっくり炊き上げるお粥は、素材のうまみ引き立つ繊細なおいしさ。油条(中国揚げパン)を浸しながらいただくのが本場の食べ方なので、ぜひ試してみて。お粥以外の一品料理も評判なので、お粥にプラスして気になったものを注文してみよう。
    五目かゆ(880円)と油条(200円)、えびシュウマイ(4個400円)
  • spot 15
    横浜公園
    横浜スタジアムで知られる歴史ある公園
    1876年(明治9)に開園した横浜公園は、横浜では山手公園に次いで2番目に古い公園。広々とした芝生広場や趣ある日本庭園では、地元の人たちが思いおもいの時間を過ごしている。
    横浜公園というより横浜スタジアムでわかる人が多いかもしれない
  • spot 16
    横浜スタジアム
    日本の野球ファンに愛され続ける日本初の多目的スタジアム
    1896年(明治29)に、旧制第一高等学校と横浜在住米国人チームの国際試合が行われたことで知られる歴史あるスタジアム。横浜公園野球場、ゲーリック球場、横浜公園平和球場と名称を変え、多くの横浜市民や全国の野球ファンに愛され続け、1978年(昭和53)に日本初の多目的スタジアムとして横浜スタジアムが竣工された。「ハマスタ」の愛称で親しまれ、日本プロ野球セ・リーグの横浜DeNAベイスターズの本拠地として試合や練習が行われている。このほか、昇降式ピッチャーズマウンドの操作により、野球ばかりでなくアメリカンフットボールなどのスポーツやコンサートなど多様なイベントに利用されている。第32回オリンピック球技大会(2020/東京)では、野球とソフトボールの主要会場として使用された。
    Y字形の照明塔がハマスタのシンボル
  • spot 17
    伊勢佐木町
    横浜の歴史が生んだディープな魅力満載の街
    古き良き横浜を象徴する繁華街として、明治初期から140年以上の伝統をもつ伊勢佐木町。地元民に愛される商店街を中心に、昼夜問わず多くの人が行き交い活気にあふれている。
    横浜市民の間では「ザキ」の愛称で親しまれている
  • spot 18
    中華菜館 同發 本館
    横浜中華街のなかでも「焼き物といえば同發」といわれるほどの名店
    横浜中華街に行ったらぜひお土産にしたいのが叉焼やスペアリブ、腸詰などの焼き物。「風味」と「香味」にこだわり、秘伝のタレを使って焼き上げた同發の焼き物は200店舗以上並ぶ中華街のレストランのなかでも特に人気が高い。
    ランチ(1100円)のメインから「皮付きブタバラ肉の焼き物」と「叉焼(ちゃーしゅー)」の盛り合わせ
  • spot 19
    横浜中華街 華正樓新館売店
    横浜土産の筆頭、名物の肉まん・あんまんと絶品焼売
    1939年(昭和14)創業、本格北京料理の名店「華正樓」。横浜中華街でいちばん大きな宴会場をもつ高級店として名高いが、ここはその華正樓の銘菓が並ぶお土産の専門店。浜っ子である筆者が横浜土産にするなら迷わず華正樓の肉まんを選ぶだろう。華正樓の肉まんは蒸かすとキメの細かい生地がふわふわになり、タケノコ入りのみっちり詰まったジューシーな肉餡は、しっかりとした醤油味で味も最高級。またラードが練り込まれたつやつやの黒餡がこれでもかと入ったあんまんも、あんこ好きににはたまらない一品だ。肉まんもあんまんもどちらもずっしりと重いその大きさも魅力で、蒸し上げるのに20分ほどかかるが、その分満足感を得られる。また、あわせて贈りたいのが焼売。華正樓の焼売は粗びきで肉々しく食べごたえがあり、なんともいえない甘みがある。こちらも肉まん・あんまん同様、蒸し器を使って強火で15分蒸すのがおすすめ。レンチンとは一味も二味も違ったおいしさを味わえる。華正樓ではそのほかに1日10箱限定の「焼き餃子(10個2052円)」もあり、こちらも隠れた人気商品だ。
    左から焼売10個入り2052円 あんまん、肉まん それぞれ1個573円
  • spot 20
    大珍樓
    横浜中華街・バイキングの老舗で至福の食べ放題
    横浜中華街の数ある飲茶のなかでも長い歴史のある本格オーダー式バイキングの老舗「大珍樓」。焼き物や点心、豊富な海鮮料理からふかひれ入りスープや北京ダックなどの人気料理まで130種類以上を楽しめる。
    左上から時計回りに「ニラ蒸し餃子」「エビ入り蒸しクレープ」「スペアリブの黒豆ソース」「エビ揚げ餃子サラダ添え」「鶏足の黒豆ソース」
  • spot 21
    割烹蒲焼わかな
    横浜っ子なら誰もが知っている割烹うなぎ店
    1872年(明治5)創業の老舗「わかな」はJR関内駅から徒歩1分。昨今のうなぎ店はうな重が主流だが、「わかな」の常連客はうな丼を食す。最大40名の座敷席もあり、慶弔などにも使われる横浜っ子の御用達店だ。
    地元客に人気の「うな丼(3900円)」と「肝吸い(450円)」
  • spot 22
    センターグリル
    元祖「ケチャップナポリタン」を堪能
    横浜のJR桜木町駅から徒歩10分ほどにある昔ながらの洋食屋「センターグリル」。今では誰もが知っているケチャップを使って作る「ケチャップナポリタン」の発祥の店とされている。店は1946年(昭和21)創業。「太麺パスタのナポリタン」は創業時から不動の人気メニューで、当時のナポリタンに使われていた生トマトは高級食材だったため、気軽に食べられるようにケチャップを使用したのが「ケチャップナポリタン」の始まりだ。具はピーマン、玉ねぎ、ロースハムとシンプル。ケチャップを入れたあとに強火でしっかりと炒めることで、酸味が飛んで甘みが引き出されている。麺はケチャップのからみやすい太麺で、茹でたあとにひと晩寝かせ、もっちりとした食感にしている。ひと口食べれば、ケチャップの甘みの強さに驚く。酸味はほとんど感じず、やさしい甘さが麺や具にしっかりとからんでいる。麺は短く切ってあり、食べやすいのがうれしい。シャキシャキのピーマンや粉チーズがいいアクセントになって、どんどん食べ進められる。千切りキャベツとポテトサラダも付いて、満足感のある一品だ。
    銀皿に盛られた「太麺パスタのナポリタン」。創業時から変わらない味わいが人気
  • spot 23
    横浜マリンタワー
    リニューアルした横浜のシンボルタワー
    横浜のシンボル、横浜マリンタワーが2022年(令和4)にリニューアル。壁面緑化をはじめ、話題のレストランやショップ、アートと景色を一緒に楽しめる展望フロアなど新しい魅力が加わった。
    目の前は山下公園。公園側にあるレストランのテラス席も気持ちがいい
  • spot 24
    元祖フカヒレまんの公生和
    中華街で頬張りたい元祖の味
    数多くの中華料理店が軒を連ねる横浜中華街。なかでも味わいたいのが公生和(こうせいわ)の「元祖フカヒレまん」(480円)だ。店は1926年(大正15)に中華食材を扱う専門店として創業し、商品の開発を進めるなかで1994年(平成6)にフカヒレまんが誕生。テレビや雑誌でも紹介され、今では他店でも提供する店が増えるほどの人気商品となっている。蒸したてフワフワの皮を頬張れば、高級食材のフカヒレがたっぷりと入った餡が口いっぱいにあふれる。プルプルとしたフカヒレのほか、豚肉、玉ねぎ、長ネギ、タケノコなどさまざまな具が入り、それぞれの食感も楽しい。提供する商品は中華街内にある自社工場で作られており、熟練の職人が一つひとつ手作りしている。もっちりとした餅米とやわらかい角煮の入った「中華チマキ(450円)」、とろみのあるスープが癖になる「おこげ入りフカヒレスープ(430円)」も人気。フカヒレまんをスープにつけて食べるのもおすすめだ。店の奥では土産用の商品も販売しているので、立ち寄るといい。
    食べ歩きにおすすめなのが「元祖フカヒレまん」。生地がモチモチで食べごたえがある
  • spot 25
    港の見える丘公園
    横浜港と横浜ベイブリッジを一望する爽快な公園
    横浜港を見下ろす小高い丘にある公園。横浜ベイブリッジを望む展望台からの絶景は、山手地区周辺を観光するなら見逃せない。また、園内の「イングリッシュローズの庭」は、横浜でも有数のバラの名所として知られている。
    高台から海を見下ろすのはこの公園ならではのアングル
  • spot 26
    神奈川近代文学館
    神奈川県ゆかりの文学者の貴重な資料を展示
    港の見える丘公園の一角にある文学館。神奈川県ゆかりの文学者の原稿や書簡など貴重資料を収集、保存するほか、常設展や企画展を行いながら、彼らの作品の魅力を紹介している。
    元町・中華街駅から向かうと港の見える丘公園のいちばん奥にある
  • spot 27
    大佛次郎記念館
    横浜と猫を愛した作家、大佛次郎の生涯を追う
    横浜ゆかりの作家、大佛次郎の業績と生涯を紹介する記念館。館内には、自筆原稿や大佛が収集した文献や雑誌、執筆のための素材や愛用品など、大佛に関するさまざまな資料が展示されている。
    港の見える丘公園の展望台の南側に広がる沈床花壇の奥にある
  • spot 28
    岩崎ミュージアム
    アール・ヌーヴォーの世界に浸れる博物館
    横浜開港期の西洋劇場ゲーテ座の面影を感じさせる博物館。ファッションに関する資料やアール・ヌーヴォー期の工芸品などを展示するほか、16-19世紀末頃のドレスを着て写真撮影のできる体験コーナーも人気だ。
    服飾の専門家が資料を求めて訪れることも多いそう
  • spot 29
    フランス山
    かつてフランス領事館が置かれたフランス軍の駐留所
    港の見える丘公園の北側ほぼ半分を占めるのがフランス山地区。幕末の横浜開港直後、生麦事件をはじめとする外国人殺傷事件を背景に、自国民保護のためフランス軍が駐留した場所だ。1896年(明治29)にはフランス領事館が置かれ、設計施工は、フランス人建築家のポール・サルダが手がけた。現在は、総領事公邸遺構として基礎部分や側壁、階段の一部が残されている。1971年(昭和46)に横浜市がフランス政府から買収して整備し、翌年、市民に開放された。
    井戸水を汲み上げるために築かれた風車のレプリカもある
  • spot 30
    横浜市イギリス館
    英国総領事公邸として建てられた豪華な館
    1937年(昭和12)に英国総領事公邸として建築された歴史ある建物。鉄筋コンクリート2階建てで、広い敷地と建物規模をもち、玄関の左側には、「1937年ジョージVI世時代」を示す「GRⅥ1937」と印された王冠入りの紋章が残っている。当時、英国総領事公邸の規模は地域の重要度に応じて定められ、横浜山手の公邸(現在の横浜市イギリス館)は、東アジアにある領事公邸のなかでも上位に格付けられていたそう。主屋の1階の南側にはサンポーチや客間、食堂が並び、広々としたテラスは芝生の庭につながっている。2階には寝室や化粧室が配置され、大きな窓からは庭や港の眺望を一望できる。現在は、1階のホールはコンサートに、2階の集会室は会議などに利用され、2階の展示室と復元された寝室が一般公開されている。
    1990年(平成2)には横浜市指定文化財に指定された
  • spot 31
    横浜外国人墓地
    横浜開港当時の発展に貢献した人々が眠る
    幕末の黒船艦隊来航の際の軍人の埋葬により始まった墓地。見晴らしの良い高台に、横浜開港当時の日本の発展に貢献した19世紀の人々をはじめとする、40数か国の外国人約5000人が眠っている。
    海の見えるところに設置したいというペリーの意向からこの地になった
  • spot 32
    横浜外国人墓地資料館
    横浜外国人墓地埋葬者の業績を紹介する資料を展示
    横浜外国人墓地に来たら訪れたいのが、正門右側にある横浜外国人墓地資料館だ。石造りの重厚な建物の中は小さな教会のような趣になっており、横浜外国人墓地の歴史や、墓地に埋葬された人のなかで経歴などの判明している約300人の資料を公開している。特に、横浜市内にある山手111番館やベーリック・ホールの設計で知られるJ・H・モーガンの資料は見ごたえがあり、彼が大正期に建てた横浜外国人墓地の初代の正門の写真も見られて興味深い。また、横浜外国人墓地は国籍や宗教問わずさまざまな人が埋葬されているだけあり、苑内を見学すると墓標の形やデザインの多彩さに驚かされるが、この資料館で展示されている、宗教や宗派による墓標の特徴を紹介するパネルを見ると、より理解が深まるはずだ。
    入場は無料だが立ち寄ったらぜひ寄付に協力しよう
  • spot 33
    ブリキのおもちゃ博物館
    子どもから大人まで心踊るおもちゃ箱のような博物館
    おもちゃやアンティークなどのコレクターとして知られる、北原照久氏が集めたおもちゃがずらりと並ぶ博物館。温かみのあるレトロなアイテムの数々は、子どもから大人までワクワクするものばかりだ。
    映画『トイ・ストーリー』の着想のきっかけとなった場所としても有名
  • spot 34
    外交官の家
    明治の外交官の豊かな生活を体感できる
    明治政府の外交官であった内田定槌の邸宅として建てられた西洋館。塔屋付き木造2階建の建物は、庭だけでなく内部も見学できるようになっており、当時の豊かな暮らしを垣間見られる。
    ここが日本だと忘れてしまいそうな異国情緒あふれる空間
  • spot 35
    元町ショッピングストリート
    横浜の気品と異国情緒を感じる洗練された商店街
    横浜開港後の文明開化とともに誕生した歴史ある商店街。横浜のなかでも特におしゃれなエリアにあり、老舗店やインポートブランドなど、気品と異国情緒が感じられるショップが集結している。
    フェニックスアーチと呼ばれるゲートが目印
  • spot 36
    横浜港シンボルタワー
    延々と広がる海と横浜の街並み、港湾の様子を一望
    安全な船舶航行のために陸標として使用される、高さ48.19mのポートタワー。港を一望する展望室や展望ラウンジがあり、景観が良いだけでなく、港の仕組みや日常の港湾の様子を観察できるのが興味深い。
    入場無料で絶景が楽しめる穴場スポット
  • spot 37
    三溪園
    日本の美が詰まった庭園で日々の喧騒を忘れるひとときを
    製糸や生糸貿易で財をなした実業家の原三溪が、1906年(明治39)に開園した日本庭園。梅や桜、ハス、紅葉などの名所として知られるほか、日本の伝統文化が体験できる貴重なスポットとなっている。
    豊かな自然が四季折々の表情を見せてくれる
  • spot 38
    えの木てい
    横浜山手にある赤と白のストライプが目印の西洋館の老舗カフェ
    横浜の観光名所「外人墓地」や「港の見える丘公園」の徒歩圏内には古くから西洋館が立ち並ぶ。たとえば、横浜の定番観光スポット・大正から昭和にかけて建てられた外国人共同住宅「山手234番館」や生糸貿易商のエリスマンの邸宅などだ。その途中でぜひ立ち寄りたいのが同様に横浜山手を代表する西洋館の老舗カフェ「えの木てい」。創業者の娘である現オーナーは2000年(平成12)に店を継いでからしつらえはそのまま、2階に6名まで入れる個室を造るなどのリニューアルを加えてきた。店内の家具や暖炉は今も150年以上も昔のアンティークを使い、まるでヨーロッパの古い洋館のような趣きがある。提供されるフードやドリンクも昔から変わらない。「復刻版ハンバーガー」(1023円)はオーナーの父がかつて「えの木てい」以前に開いていた店の人気のメニューを受け継いでいる。また、平日限定のアフタヌーンティーは「港の見える丘公園」の「ローズガーデンえの木てい」で2014年(平成26)まで提供していた人気メニューだ。古いものを大切にし、伝統の味を守り続ける「えの木てい」はこれからも年代問わず、多くのファンを魅了していくだろう。
    平日限定のアフタヌーンティー「復刻版ローズガーデンセット」(1人前2420円)は予約なしでもいただける。お一人様もOK
  • spot 39
    春鶯亭ひら
    旬のおいしい料理をたっぷりと
    旬の食材を使った品々をたっぷりといただける「春鶯亭ひら」。素材を生かした驚きのある料理には、健康への想いがこもっている。上品なたたずまいだが、肩ひじ張らない接客が心地よい、隠れた名店だ。
    「特選うな丼」は肝吸い、香の物付きで8800円。コース料理は「春鶯亭コース」1万6500円、「お昼の限定コース」6600円など
  • spot 40
    ウチキパン
    横浜で長く愛される、やさしい味のパン屋さん
    横浜の元町商店街の一角に、客の絶えないパン屋がある。1888年(明治21)からこの地でパン作りを行う「ウチキパン」だ。「毎日食べても飽きない、ふだん着のようなパンを目指しています。周辺の公園に行く方のために、食べやすさにも気を使っています」と5代目の打木さん。常時60~70種類のパンをそろえる。定番の品が、食パン「イングランド」。横浜居留地でパン屋を営んでいたイギリス人から、初代が直伝されたレシピを守り続けている。発酵種にイーストではなくホップ種を使ったパンは、時間をかけて発酵するため中はもっちりしていて、きめが細かく、小麦粉本来の味が楽しめる。人気の「アップルパイ」は、甘酸っぱいリンゴフィリングをバターの香る生地が引き立てる一品。スパイシーだがやさしい辛さの「カレードーナツ」もおすすめだ。調理パンも多くそろい、「エビステーキ」(390円)は、刻んだ卵入りのタルタルソースをぷりぷりのエビのフライにかけ、パンに挟んだ人気メニュー。下に敷いたキャベツの食感がアクセントだ。懐かしい味のなかにも、ていねいな仕事をしているのが長く愛されている秘訣。ぜひ港町・横浜が育てたやさしい味のパンを味わってみては。
    5代目の工場長、打木さん。伝統を守りつつ、毎日食べてもらえるパンを作り続けている
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