品川・羽田空港

SHINAGAWA / HANEDA AIRPORT

東海道の品川と日本の玄関口である羽田。品川区と大田区は今も昔も交通の拠点

東海道の1番目の宿場町が「品川」だ。品川宿は品川駅の南、京浜急行北品川駅から南東に延びる旧東海道沿いにあり、江戸時代から非常に交通量が多かった。地方から江戸へ参勤する大名一行が、品川宿で旅装束を改めて江戸に向かったという。東海道のすぐ東側はかつての海で、沿岸部では海苔の養殖や漁業が盛んであった。これらの地域は昭和初期より埋め立てが始まり、現在、地の利を生かして巨大倉庫が林立する日本の物流の拠点へと発展した。近年はオフィスや住宅も急増し、都心への近さも手伝って住みやすい地域として人気が高い。大田区は日本の産業を支えるものづくりの街としても知られ、中小の町工場が独自の技術を磨いている。2010年(平成22)には羽田空港に国際線が戻り、日本の玄関口として新たな進化を見せている。

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エリアの見どころ

  • spot 01
    品川神社
    東海道北品川宿の鎮守様
    平安末期に創建された由緒ある神社は東京十社のひとつ。祈願成就・航海安全の神様、農業・商業・産業繁栄の神様、風水害除け・疫病除けの神様が祀られ、境内には富士塚、一粒萬倍(いちりゅうまんばい)の御神水など観光スポットも多い。
    源頼朝が安房国から天比理乃び命(あめのひりのめのみこと)をお迎えしたのが始まり
  • spot 02
    東京シティ競馬
    仕事終わりに楽しめる、都心に近いアミューズメントパーク
    南関東4競馬場のひとつが東京シティ競馬(TCK大井競馬場)だ。1950年(昭和25)に開場した東京23区にある唯一の競馬場で、帝王賞や東京大賞典などの重賞レースも開催。名馬ハイセイコーのデビューもここだ。
    地方競馬のなかで全国屈指の規模と充実した施設をもつTCK大井競馬場。羽田空港に近く、頻繁に離着陸する旅客機を見ながら大迫力のレースを観戦できる
  • spot 03
    Champions TCK
    カラフルでかわいいジョッキー&馬グッズを多数そろえる
    グッズショップは小さいながらも、確かなクオリティの品ぞろえが自慢。同競馬場に所属するジョッキーの騎手服をイメージしたマスクやマグネット、キーホルダー、ハンカチ、Tシャツなど、さまざまなアイテムが充実している。騎手本人がデザインした騎手服は、ファンならひと目見て誰だかわかるもの。派手に見える騎手服がおしゃれにデザインされていて、品もいい。選ぶのに時間がかかってしまうかも。また、TCK PRキャラクターの「うまたせ!」とガールフレンドの「ウマタセーヌ」のオリジナルグッズもかわいらしい。ぬいぐるみをはじめ、エコバッグ、ストラップ、タオル、財布、文房具などふだん使いにいいものが並ぶ。
    L-WING 1階入り口にある「Champions TCK」。東京シティ競馬のオリジナルグッズが豊富
  • spot 04
    しながわ水族館
    海の生きものが約450種類、魚と海棲動物が身近に感じられる水族館
    東京湾をはじめとする世界の水の生物が、生息環境に近い28のコーナーで飼育されている。館はほどよい広さで、エサやりやパフォーマンスなども交え、さまざまな角度から魚たちの特性を解説している。
    世界の熱帯魚も見学できるしながわ水族館。水族館へは京浜急行大森海岸駅から徒歩8分。JR大井町駅から無料送迎バスも運行されている
  • spot 05
    マリンショップ「シーガル」
    遊び心あふれるショップは海の生きものに関するグッズが豊富
    見学後もワクワク感が続くのが、このマリンショップ「シーガル」だ。水中をイメージした店内には、しながわ水族館のオリジナルグッズをはじめ、見ているだけで楽しくなるような海の生物にちなんだものでいっぱいだ。特にぬいぐるみは大中小とサイズも種類も豊富。人気のもちカワウソminiや、ウーパールーパー、サメ、クマノミ、ペンギンなど見ているだけで癒やされる。ぬいぐるみが好きなら試してほしいのが、ぬいぐるみくじ(1回1000円)。運が良ければ、巨大なイルカやペンギン、カメのぬいぐるみが当たる。はずれても大きさが変わるだけで損はない。家で待っている家族へおすすめしたいのは「プクまるあざらし」のスイーツ。イルカのお腹に366日の日付が入った「しながわ水族館366イルカのアニバーサリー」は記念日などに人気。ほかにも文具やリネン、小物、スナック類が豊富にそろい、時間が足りなくなるかも。
    見ているだけで癒やされるようなショップ。水族館とは別棟となっているので、入館料は不要
  • spot 06
    東京港野鳥公園
    都会の隠れたバードウォッチング・スポット
    埋立地にいつの間にか野鳥が集まり、そのエリアを保護しようと生まれた公園。森林や小川、淡水池、干潟といった野鳥をはじめとした生きものに適した環境が整い、一年を通して約120種類の野鳥が飛来する。
    東観察広場の観察壁はさまざまな高さの窓が設けられている。羽田を発着する旅客機も見られる
  • spot 07
    東京都中央卸売市場 大田市場
    東京ドーム8.5個分、青果物取扱量日本一、国内最大級の市場
    都内11の中央卸売市場のなかで、唯一、青果、花き(観賞用植物全般)、水産の3つ部門を取り扱い、都内で豊洲に次ぐ広さを誇る大田市場。全国の中央卸売市場に占める取引額の割合は青果15.3%、花き42.5%と、規模も国内屈指だ。正門左に建つ事務棟の2階から青果棟への見学者コースがあり、市場を上から見学できる。市場のハイライトであるせり(競売)は早朝の開始だ。青果は6:50、花きは7:00に始まるが、その前には仲卸業者やスーパーや青果店の売買参加者が、並んだサンプルをじっくり品定めする姿も見られる。せりは勢いのいい鐘の合図とともに始まり、次々にせり落とされていく。近年は1対1で話し合って値決めをする相対取引が増えているそうだ。市場の役割をさらに知りたいなら事務棟2階の展示室へ寄ろう。見学者コースは水産棟までつながっているが、途中の関連棟には飲食店や食料品・雑貨店もあり、うれしいことに一般の人も利用できる。見学にあたっては東京都中央卸売市場のウェブサイトなどで最新情報を確認すること。\https://www.shijou.metro.tokyo.lg.jp/kengaku/
    広大な青果棟の卸売場。野菜や果物の段ボールが積み上がり、商品を売る卸売業者や品定めをする仲卸業者、売買参加者の姿が見える。その間をひっきりなしにターレットトラックやフォークリフトが動き回る。
  • spot 08
    羽田イノベーションシティ
    先端技術とビジネス、エンターテインメントのコンプレックス
    羽田空港を見渡せる天空橋に開業した複合施設で、研究開発拠点、水素ステーション、会議場、オフィス、レストラン、ホテル、ギャラリー、ライブホール、癒やしエリアなど、さまざまな分野から構成されている。
    コンプレックスは大きく6つの建物に分かれ、それらを結ぶコリドーが広々としている
  • spot 09
    LUXURY FLIGHT HICity Fighter店
    音速で東京上空を飛行する、戦闘機のフライトシミュレーター
    顧客に楽しんでもらうことを徹底したフライトシミュレーターの会社だ。ここでトライできるのはF/A-18ホーネット、F-35ライトニング2、F-16ファイティングファルコンの3種類の戦闘機。元自衛隊のパイロットがアドバイザーとなり、操縦桿の持ち方や角度、視点を置く位置、計器を操作するタイミングといった操縦方法を、コツをつかむまでわかりやすくアドバイスしてくれる。特にスリリングなのは旋回(飛行機が向きを変えること)するポイント。驚くような急角度で曲がり、ぐるっと回転する醍醐味も味わえる。戦闘機だけに想像以上にスピードが速く、気をつけないと別のところへ行きそうになる。音速までスピードアップもでき、実際に飛行しているような錯覚を起こすだろう。フライトが終わると、これまでにない楽しさと緊張感にリピートする人も多いそうだ。メンバーになれば垂直上昇などのメニューを混ぜての体験も楽しめる。
    日本初、戦闘機のフライトシミュレートを体験できる施設。F/A-18、F-35、F-16の3機種から選べる
  • spot 10
    ソラムナード羽田緑地
    旅客機の離発着が楽しめる多摩川沿いの遊歩道
    旧羽田空港跡地の再開発エリアに2019年(平成31)4月、オープンしたのがソラムナード羽田緑地だ。ソラムナードとは、空港の「空」とフランス語のプロムナード(遊歩道、散歩道の意味)の造語で、多摩川沿いに続く遊歩道をメインにした、植栽や展望テラスなどからなる細長い公園だ。遊歩道は羽田イノベーションシティ南の駐車場を出たすぐ先から、第3ターミナル近くまでの約1.1km。西側入り口のゲート1付近には、5月下旬から6月中旬にかけてオレンジ色のスカシユリが一面に咲き、天気が良ければ青空とのコントラストが美しい。所どころにベンチ付きの展望テラスがあるから、腰掛けて離発着する旅客機を見てみよう。羽田には滑走路が4本あるが、天候と風向き、時間帯によってB滑走路から飛び立つ旅客機が、ゲート1のほぼ真上を通過する。車輪が収納されるさまは大迫力だ。
    散策も良し、飛行機を見るも良し。日の出と日の入りを望めるスポットでもある。ゲート1の前には誰でもトイレもある
  • spot 11
    東京国際空港(羽田空港)
    クリーンで快適、観光スポットとしても楽しめる日本の空の玄関口
    日本のハブ(拠点)空港である東京国際空港、通称「羽田空港」。ショップや飲食店は厳選された店が揃い、離着陸する旅客機を見ているだけでもワクワクしてくる。飛行機に乗らずとも旅行気分にさせてくれるところだ。
    開放感のある第3ターミナルの出発ロビー。清潔な空港は海外からの旅行者にも好評だ
  • spot 12
    羽田航空神社
    出発前に寄りたい空港内の小さなパワースポット
    現在、国際空港のほとんどに宗派を問わない礼拝室があるが、羽田には神社もある。第1ターミナル1階の中央の奥まった小さな一室にあるのが羽田航空神社だ。入り口扉の上には歴史を感じさせる「羽田航空神社」の扁額(看板)が掲げられ、かすかに暗い部屋に一歩入ると、空港の中にいるとは思えない静かな落ち着いた空間に遭遇する。小さな祠までは赤い毛氈が敷かれ、両側には手入れの行き届いた植栽もある。賽銭箱にお賽銭を入れ、祠に向かって手を合わせると、この空間に神様と自分だけがいるような感覚になる。神社は、都内港区新橋の航空会館屋上にある航空神社の分社で、航空界の礎となられた方々の御霊をお祀りし、航空安全輸送を司る神社である。航空安全、旅行安全、交通安全の祈願はもちろん、「落ちない」という祈りから受験生にも評判とのこと。飛行機に乗る前にお参りするのもいいし、気持ちをちょっと鎮めたいときに寄るのもおすすめだ。
    神社は1963年(昭和38)の建立。左側には神社の由来が書かれた立て札もある
  • spot 13
    昭和のくらし博物館
    昭和の人々の暮らしぶりは知恵と工夫の積み重ね
    戦後に建てられた住宅をまるごと博物館として保存。第二次世界大戦前から高度経済成長期(1955年頃)直前までの家財道具など、暮らしを支えたものが展示され、見学というより個人宅におじゃまをしているよう。
    1951年(昭和26)に建てられた家がそのまま博物館になっている
  • spot 14
    洗足池公園
    日蓮聖人ゆかりの池は、勝海舟も愛した都市部のオアシス
    湧き水をおもな水源とする洗足池。古くから景勝地として知られ、歌川広重の『江戸百景』にも描かれた。公園は桜の名所で、勝海舟の墓や由緒ある神社、日蓮聖人ゆかりの寺など見どころも多い。
    三連の太鼓橋から一望する洗足池。池畔にはかつて勝海舟の別荘「洗足軒」が建っていた
  • spot 15
    大田区立勝海舟記念館
    幕末の傑人「勝海舟」の人物像に近づける博物館
    「江戸無血開城」の立役者であった勝海舟。海舟が愛した洗足池のほとりに誕生した、海舟の一生を紹介する施設だ。海舟の功績はもちろん、人間としての魅力をさまざまな角度から解説している。「海舟ブレイン」では「行蔵(こうぞう)は我に存す、毀誉(きよ)は他人の主張(自分の行動は自分の信念によるもので、批判は他人のもの)」などの言葉がスクリーンに映し出され、いつくもの言葉を残した海舟の思いを読み解くことができる。ほかにも「時の部屋」では艦長を務めた咸臨丸(かんりんまる)の航海をCG映像で再現したり、スクリーンで若き日の海舟に出会えたりと、海舟の存在を身近に感じられるような構成となっている。いちばんの特徴は、実物資料の展示。文書をはじめ、衣類や所用品といった資料が、年4回行われる常設・企画展を通して公開されている。時期を変えて訪れれば、そのつど海舟の新たな一面を知ることができる。
    勝海舟関連の図書の収集・閲覧等のために1928年(昭和3)に竣工した「清明文庫」。国登録有形文化財に指定されている建物で、東側の部分が増築されて海舟の記念館としてオープンした
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旅のヒント

  1. その1

    品川区と大田区を縦断する鉄道は2本。JR京浜東北線と京浜急行本線がほぼ並行して走っている。京浜急行は、駅の数では京浜東北線より遥かに多く、京急蒲田駅から分岐して羽田空港まで路線が延びている。品川区、大田区の内陸側には東急の大井町線、池上線、目黒線、多摩川線などが網の目のように走り、本数も多くとても便利。また、JR浜松町駅から羽田空港へはモノレールが湾岸部を通り、景色も良い。

  2. その2

    観光スポットは湾岸部に多く、京浜急行やモノレールでアクセスできるが、東京港野鳥公園は大森駅か平和島駅からバスの利用となる。大田区の洗足池や昭和のくらし博物館は最寄り駅から歩ける距離。

  3. その3

    首都高羽田1号線、または湾岸線がこのエリアを走っている。羽田空港へは湾岸線でアクセスできる。湾岸部の観光スポットへは首都高の利用もいいが、住宅地の観光スポットは道も狭くなるので運転には注意を。できれば駐車場がどこにあるかを把握しておきたい。

  4. その4

    地元の人の間ではよく知られていることだが、品川駅は品川区にはなく港区に、目黒駅は目黒区にはなく品川区にある。

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