東京

新宿・大久保・中野

SHINJUKU / OKUBO / NAKANO

各ジャンルの文化の発信地として賑わうエネルギッシュなエリア

都庁を中心とした副都心高層ビル街と、日本一の歓楽街・歌舞伎町を擁し、昼夜ともに圧倒的な存在感を示す新宿。起点となる新宿駅はJRと小田急線、京王線が乗り入れているが、1日の利用者が360万人を超えるといわれ、世界一利用者の多い駅としてギネスブックにも認定されている。そんな町に突如として現れる自然豊かな新宿御苑は、まさに都会のオアシス。そこから四谷に向かったエリアには、消防博物館や東京おもちゃ美術館などの文化的な施設も点在している。新宿からJR山手線でひと駅隣の新大久保は、雰囲気がガラリと変わり異国情緒たっぷり。日本最大級のコリアンタウンで知られ、こちらも昼夜問わず熱気に満ちている。また、新宿からJR中央線でふた駅隣の中野は、サブカルの聖地として独自の文化を築いている。

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エリアの見どころ

  • spot 01
    東京おもちゃ美術館
    子どもから大人まで遊んで楽しい世界中のおもちゃが大集合
    世界中の1万点以上のおもちゃを集め、展示・紹介する美術館。美術館といっても、ほとんどのおもちゃが実際に触って遊べるようになっており、子どもはもちろん大人も童心に帰って楽しめる。
    まるで森の中にいるような「おもちゃのもり」
  • spot 02
    消防博物館
    消防や防災についての知識が楽しく身につく
    日本や世界の歴史と活動に関する資料を展示している博物館。実際に使われていた消防ヘリコプターや歴代の消防車を間近で見学できるほか、体験コーナーでは体を動かして楽しみながら消防への理解を深められる。
    さまざまな火災現場で人々を救った消防ヘリコプター
  • spot 03
    歌舞伎町
    あらゆるナイトスポットが集結した日本最大の歓楽街
    多種多様な飲食店や、カラオケなどの遊技施設、映画館などが集中する日本最大の歓楽街。「眠らない街」としても知られ、昼夜問わず多くの人々で賑わっている。
    歌舞伎町はさまざまな人が交差する人のるつぼ
  • spot 04
    新宿西口 思い出横丁
    昭和の味と人情で発展を続けた古き良き飲食街
    新宿駅の西口に位置する思い出横丁は、ノスタルジックな風情が魅力の古き良き飲屋街。もつ焼き屋や焼き鳥屋などの約60店舗の飲食店や、チケットショップなど合わせて約80店舗が、2082平方メートル(630坪)ほどの土地に軒を連ねている。
    外国人観光客にも人気のスポットとなっている
  • spot 05
    西新宿高層ビル街
    超高層ビルが立ち並ぶ日本有数のビジネス街
    新宿の一角を占める西新宿は、東京都庁舎や新宿住友ビルなど、超高層ビルがジャングルのように立ち並ぶ日本有数のビジネス街。「西新宿の摩天楼」とも呼ばれ、数多くの企業の羨望を集めている。
    ビルの間を多くのビジネスマンが行き交う
  • spot 06
    新宿住友ビル
    2020年(令和2)に完成した日本最大級の全天候型屋内広場
    1974年(昭和49)竣工した超高層ビルで、西新宿高層ビル街の草分け的存在。完成当時は日本一の高さを誇り、オフィスだけではなく、飲食物販やスポーツ、カルチャーなども網羅した複合商業ビルとして企画されたことが画期的だった。建物の設備更新にともない2017年(平成29)から大規模改修に入り、2020年(令和2)から順次開業。公開空地に大屋根を設け、天候によらずイベントのできるスペース「三角広場」が誕生した。最大収容人数は2000人と、全天候型屋内アトリウム広場としては日本最大級の広さを誇り、空調完備のうえ、564インチの4K大型ビジョンを常設するなど、さまざまなイベントに対応できるようになっている。飲食店も充実しており、男性向けのチェーン店が多い西新宿では珍しいおしゃれなレストランの数々が、周辺で働く女性たちに好評だ。
    自然光が差し込み開放的な雰囲気の「三角広場」
  • spot 07
    ロバートインディアナLOVEのオブジェ
    恋愛成就のご利益があるという噂があるポップなオブジェ
    西新宿の高層ビル街の交差点にある、通称「LOVEオブジェ」。高さは約3.5mで、鮮やかな赤と側面に使われた青や緑のカラフルなデザインが印象的。街なかでも目をひくことから、待ち合わせ場所やドラマや映画のロケ地として使われることも少なくない。このオブジェは、アメリカの芸術家、ロバート・インディアナ氏の作品で、日本だけでなくアメリカやアジアの数か国に存在している。オブジェには恋愛成就ご利益があるとの噂があり、片思いの人はオブジェの「V」と「E」の間を体が触れないように通過できたら恋が実り、カップルは手をつないで通ると結婚できるというのだとか。フォトジェニックなスポットなので、西新宿を訪れた記念にぜひ撮影をしていこう。
    世界で話題のアート作品を間近に見られる
  • spot 08
    東京都庁展望台
    都政の中心地から都内を一望できる無料スポット
    東京都庁舎の第一本庁舎45階にある無料展望室。地上202mの高さにあり、東京スカイツリーをはじめとした都内の街並みから遠く富士山まで、東京とその近郊を見渡す大パノラマを楽しめる。
    天気の良い日を狙って訪れたい
  • spot 09
    SOMPO美術館
    ゴッホの「ひまわり」を間近に鑑賞できる
    ポスト印象派の画家、ゴッホの「ひまわり」を常設展示していることで知られる美術館。日本画から現代アートまで幅広いジャンルのアートを、さまざまな切り口で紹介する企画展も好評だ。
    メタリックな外壁と曲線を描いた大きな窓が目印
  • spot 10
    新大久保コリアンタウン
    日本最大級のコリアンタウンで韓国の最新トレンドをチェック
    JR新大久保駅周辺は日本有数のコリアンタウン。周囲には韓国料理店や韓国のコスメや雑貨を扱うショップなどが立ち並び、現地の最新トレンドを発信している。日本にいながら韓国旅行気分が味わえるホットなスポットだ。
    安くておいしい韓国料理を食べるなら迷わず新大久保へ
  • spot 11
    アジアスーパーストアー
    調味料から総菜までアジアの食材ならここにお任せ
    タイを中心としたアジアの食材が豊富にそろうスーパーマーケット。入り口の急な階段を上がると、おびただしい数のタイの人形がお出迎えしてくれる。タイミュージックが流れる店内には、調味料やスパイス、レトルト食品、お菓子、ドリンクなど、現地直輸入の食品がバラエティ豊かにそろう。どれもリーズナブルな価格なので、アジア料理好きにはたまらない空間だ。さらに、ほかではなかなか手に入らないフレッシュなハーブや、珍しい肉の部位や見たことのない魚、さらにかわいいアジア食器やスパイス入れなどの雑貨も扱っているので、見て回るだけでも楽しめる。また、週末限定でタイ料理の総菜やスイーツが販売されており、これを目当てに訪れる人も少なくない。
    料理欲を刺激するバラエティに富んだラインナップ
  • spot 12
    韓国広場
    韓国食材が豊富にそろうコリアンタウンの人気店
    新宿の職安通りに面した、韓国食材を広く扱うスーパーマーケット。約500平方メートルの広々とした店内では、野菜や肉、魚介類をはじめ、調味料やインスタント食材、お菓子など、2000種類以上の韓国食材を扱っている。これらのほとんどを韓国から直輸入しているといい、本場の味を本場に近い価格で販売している。おすすめは、自社ブランドの自家製キムチ。一般的なキムチもカットされているものから白菜丸ごとのものまでさまざまで、さらに水キムチやカクテキ、日本であまりなじみのないキムチなど、冷蔵庫にはバラエティに富んだ大量のキムチがストックされている。また、マッコリもさまざまな種類がそろいどれもリーズナブルなので、いろいろ購入して自宅でコリアンパーティをするのも楽しそう。
    地元の人たちがひっきりなしに出入りする
  • spot 13
    中野ブロードウェイ
    アニメや漫画など日本が世界に誇るサブカルチャーの聖地
    最新ポップカルチャーの発信拠点として国内外から注目を集める複合ビル。アニメや漫画などのサブカルチャーから、現代アートまで日本のカルチャーを広く深く紹介している。
    中野のランドマーク的な存在だ
  • spot 14
    すずや 新宿本店
    試してみたい「とんかつ茶づけ」
    鯛に出汁をかけて鯛茶漬けにするように、とんかつにお茶をかけて味わう「とんかつ茶づけ」が知る人ぞ知る名物料理となっている。味わえるのは、新宿歌舞伎町の入り口に位置する「すずや 新宿本店」。店の前身は総菜店で、料理人の賄いとして冷えたとんかつを温かくして食べようとお茶をかけたのが始まりという。注文すると、熱々の鉄板に載せられたとんかつと山盛りのキャベツのほか、ご飯やみそ汁、漬け物の付いた定食が出てくる。とんかつと、炒めたキャベツには醤油ベースのタレがかかっており、味がしみてしっとりとしたかつがご飯によくあう。全体の半分以上を食べ進めたら、かつ2切れとキャベツをご飯に載せて、お茶をかけよう。静岡県川根産の番茶を使用していて、渋い味わいがとんかつの味を引き締めてくれる。出汁は入っていないためくどくなく、サラサラと食べられるのがいい。食べているうちに具材のうまみがお茶に溶け出し、かつもよりやわらかく食べやすい食感に。意外な組み合わせだがなかなか相性がよく、いつの間にかくせになる味わいだ。知る人ぞ知る「とんかつ茶づけ」、一度試してみてはいかが。
    ソースではなく醤油ベースのタレを使用しているため、お茶漬けにもなじみやすい
  • spot 15
    新宿アカシア
    創業以来変わらないロールキャベツシチュー
    繁華街を歩いていると、洋風のレトロな建物がふいに現れる。趣あるたたずまいに、新宿にいることを忘れてしまいそうだ。1963年(昭和38)にこの場所で創業した老舗の洋食レストラン「新宿アカシア」。名物は「ロールキャベツシチュー」。キャベツがとろとろになるまで煮込んだロールキャベツに、やさしい味のシチューがたっぷりかかっている。「先代のおばあちゃんのレシピで作っています。創業以来、大幅には変えていません」とオーナーの鈴木さんは言う。ロールキャベツの肉団子は豚肉7、牛肉3の割合で、肉の味をしっかり楽しめる。鶏だしを中心にしたスープは白米にあうように塩味を利かせており、ワインとの相性もよい。ほかにも「ハヤシライス」「豚肉のオイル焼き」など洋食のメニューがそろい、違う料理を組み合わせられるセットメニューも豊富だ。いずれも「ちゃんとつくる」というモットーのもと、ハヤシライスは牛すじを焼いてスープをとるなど、基本に忠実に、手づくりにこわだっている。温かな時代を感じる店内で、新宿の名物料理を一度は味わってみたい。
    「ロールキャベツシチュー」(2貫とご飯で1030円)、「ハヤシライス」(1310円)。ハーフ&ハーフの「キャベハヤ」(1210円)もある
  • spot 16
    民音音楽博物館
    貴重な楽器の生演奏を聴ける、音楽の博物館
    「民音」とは、運営する一般財団法人民主音楽協会の通称。16世紀から20世紀のチェンバロや古典ピアノ、約140年前からの自動演奏楽器など貴重な楽器を所蔵するだけではなく、実際に演奏を聴くことができる「生きた音楽専門博物館」である。
    オルゴールにあわせて人形がアクロバティックに動く「オートマタ」(自動人形)の実演も
  • spot 17
    新大久保 韓国料理 ジョウンデー
    「生サムギョプサル」を味わえる韓国料理店
    新大久保の路地にある、隠れ家的な韓国料理の店。名物は冷凍しない新鮮な豚肉を使った「生サムギョプサル」だ。高級店でも使われる上質な肉を仕入れているのが自慢で、分厚い豚バラ肉はボリュームたっぷり。なかでもホルモンのハチノスのように細かに包丁が入った「ハチノスサムギョプサル」(1人前1380円、2人前~)は肉をやわらかくいただけるおすすめメニュー。専用鍋で油を落としながら焼くため、外はカリカリ、中はしっとりと仕上がり、脂っこさがない。セットのオリジナルのサムジャン(サムギョプサル専用コチュジャン)やサンチュ、エゴマ、ニンニクで好みの味つけをして頬張れば、豚肉のうまみが口いっぱいに広がる。チャプチェ、チヂミ、チーズタッカルビなど1品メニューも充実している。食事1品にチゲやビビンバなど韓国料理のバイキングが付いたランチメニュー(1380円)も好評だ。水差しからテーブルにいたるまでを韓国から取り寄せた店内は現地さながら。賑やかで明るい雰囲気のなか、韓国気分を満喫しよう。
    ハチノスサムギョプサル(2人前)。左は特製タレのタイプ。1人前ずつ違う味の注文も可能
  • spot 18
    明洞のり巻 新大久保店
    具だくさんの韓国式のり巻を味わう
    都内屈指のコリアンタウン・新大久保で韓国式のり巻「キンパ」を味わいたい。新大久保駅から徒歩3分にある「明洞のり巻 新大久保店」ではキンパをはじめ、トッポギなどさまざまな韓国料理を提供している。キンパは日本ののり巻とは異なり、ごまとごま油、塩を混ぜ込んだご飯にニンジンやハム、玉子、たくあん、ほうれん草、カニカマなどを加えてのりで巻いたもの。現地ではおにぎりのような感覚で食べられているという。店のおすすめは「のり巻盛り合わせ」(1100円)。通常のキンパのほか、海苔を内側に巻いたもの、黒米を使ったものの3種類だ。どれも薄切りでひと口分が小さく、ご飯よりも具材が多いためペロリと食べられる。野菜のシャキシャキとした食感、ふんわりとした玉子などさまざまな食感を楽しめるのもうれしい。海苔が内側に巻かれたキンパは通常より歯触りがやわらかく、黒米はもっちりとして食べごたえがある。テイクアウトもでき、外で軽食として食べる人もいれば、朝ご飯用に買って帰る人もいるそうだ。
    「のり巻盛り合わせ」。左から、のりが内側に巻かれたキンパ、通常のキンパ、黒米のキンパ
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旅のヒント

  1. その1

    起点となるのは新宿駅だが、たとえば四谷から西新宿までは直線距離で3km近くあり、歩いて移動するのはなかなか大変。地下鉄の駅も多いので上手に利用しよう。

  2. その2

    地下鉄は、四谷エリアや新宿御苑に行くなら丸の内線、都庁方面に行くなら大江戸線を使うと便利だ。

  3. その3

    歌舞伎町や新大久保は悪質な客引きも少なくないので、十分に注意しよう。

  4. その4

    新宿-新大久保間は電車で移動してもいいが、徒歩でも20分ほど。途中にも店が多く散策も楽しいので、時間があれば歩いてみてもいいだろう。

  5. その5

    中野駅のあるJR中央線は、その先に高円寺、荻窪、吉祥寺と個性的な町が続くので、時間があればそちらに足を延ばすのもおすすめ。

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