岩手

盛岡市・雫石町・小岩井

MORIOKA CITY / SHIZUKUISHI TOWN / KOIWAI

時間がゆったり流れる盛岡レトロと岩手山麓の景色を楽しむ

盛岡は「レトロ」という装飾をつけられることが多い。名匠たちが手がけた「盛岡八幡宮」「盛岡城跡公園」、明治期の洋風建築の残る「岩手銀行赤レンガ館」「もりおか啄木・賢治青春館」など、歴史を感じさせる建物が点在し、ときには、路地裏に小さなカフェが隠れていたりもする。街にさまざまな表情があり、「盛岡じゃじゃ麺」「福田パン」「わんこそば」などの食文化も含めて、何層にも重なる時代を感じさせてくれるところが盛岡の魅力なのだ。その盛岡から北西方面へ車を30-40分走らせると、盛岡の街なかからも見えていた岩手山が、重みを増したようにぐっと迫ってくる。岩手山の絶景ポイントを探すなら「小岩井農場まきば園」周辺がおすすめ。テレビドラマのロケ地として人気の高い「小岩井の一本桜」も見ておきたいスポットだ。また、活火山でもある岩手山のふもとには「鶯宿温泉」を筆頭に多くの温泉が湧いているので、雄大な景色を眺めつつ湯に浸かり、旅の思い出を深めたい。

recommend spot

エリアの見どころ

  • spot 01
    盛岡城跡公園
    400年の時を経た石垣が今なお残る、城跡の散策を楽しもう
    盛岡藩二十万石の居城であった盛岡城。東北三名城と称された名城の名残を今に伝える石垣や池、庭園が公園として美しく整備され、市民の憩いの場として親しまれている。
    盛岡市内の中心部に位置する、盛岡城、別名「不来方(こずかた)城」跡の公園
  • spot 02
    もりおか歴史文化館
    南部家が築き上げた城下町盛岡の歴史と文化を知る
    盛岡藩の歴史と文化がわかりやすく紹介されており、観光情報も入手可能。周辺は盛岡の観光スポットが集中するエリアで、そぞろ歩きを楽しみながら、盛岡市内観光や盛岡のグルメも満喫できる。
    盛岡城跡公園に隣接する施設。目の前の広場から公園に直接アクセスできる
  • spot 03
    白龍
    一度食べたらとりこになる、盛岡発祥の名物グルメ「じゃじゃ麺」
    「白龍」は盛岡じゃじゃ麺の元祖の店。初代の高階貫勝(たかしなかんしょう)さんが戦前に旧満州で食べた炸醤麺(じゃーじゃーめん)をベースに、盛岡のお客さんの好みに合うようにと工夫を重ね作り上げられたのが「じゃじゃ麺」だ。今では盛岡三大麺のひとつに数えられる盛岡名物となった。もちもちの平打ち麺に、ゴマ、シイタケなど十数種類もの材料を使った秘伝の肉味噌がたっぷりと載る。酢、ラー油、ニンニクなどをお好みで加え、麺と肉味噌をしっかりと混ぜ合わせて食べる。最後も大事で、じゃじゃ麺の麺を少し残し、卓上の生卵を器に割り入れる。店員さんに頼むと、そこに麺の茹で汁を注ぎ、ネギと肉味噌を載せて渡してくれる。これにお好みでコショウ、ラー油、味噌などを加え、しっかりとかき混ぜれば絶品スープ「ちいたんたん」(追加50円)のできあがり。初心者や女性客は小から食べることをオススメしたい。小といえども十分に満足できる量だ。
    白龍の「じゃじゃ麺」。肉味噌と麺をかき混ぜて食べるのが盛岡流。盛りは小(510円)、中(610円)、大(710円)の3種類で写真は小
  • spot 04
    岩手銀行赤レンガ館
    東北地方で唯一現存する、辰野金吾による洋館
    盛岡にはノスタルジックな風景が数多く残る。東京駅の設計者、辰野金吾による100年を経た洋館、岩手銀行赤レンガ館もそんな風景のひとつ。赤レンガの洋館でレトロ気分を満喫しよう。
    バランスの取れた美しいたたずまい。撮影する観光客が多いスポット
  • spot 05
    肉の米内
    最高級和牛を取扱う老舗精肉店自慢の絶品冷麺
    中津川に架かる上の橋(かみのはし)のたもとにある「肉の米内」は、創業1899年(明治32)の老舗の精肉店。昭和50年代に開業した併設の焼肉店で提供される冷麺が人気で、麺、スープ、キムチ、トッピングの味付け肉、すべてが店の手作り。牛骨スープは透明でうまみたっぷり。コシのある手打ちの太麺はかみごたえ、のどごしともに抜群だ。味付け肉は一口でぎゅっと詰まった肉の味が口中に広がる。冷麺の本当のおいしさを知るには、ぜひとも「辛み別」で注文しよう。最初はキムチを入れずに、まず牛骨スープのコクをじっくり味わう。そして徐々に好みの辛さにしていくのが、ツウの食べ方だ。もちろん精肉店だけあって、焼肉メニューも絶品。精肉店では岩手が誇るブランド牛・前沢牛はじめ極上の肉から家庭料理向けの肉まで幅広く並ぶ。ボリューム満点の弁当、総菜の販売は地元でも大人気なので、こちらも味わってみよう。
    名物の自家製冷麺900円。透き通った牛骨スープのうまみを、たっぷりと味わってほしい
  • spot 06
    東家本店
    盛岡に来たならば、絶対チャレンジしたい名物わんこそば
    長野の戸隠そば、島根の出雲そばと並び「日本三大そば」と称される岩手のわんこそば。ご当地盛岡では「盛岡三大麺」のひとつとして愛されている。その特徴は食べ方。お椀に盛られた一口サイズのそばを食べると、給仕さんが「はい、じゃんじゃん」「はい、どんどん!」という威勢のいい掛け声とともに次々とおかわりのそばを入れてくれる。満腹になったらお椀に蓋をするのが終了の合図。蓋をしようとすると、給仕さんが絶妙のタイミングでお椀にそばを投げ込んでくる。そんな掛け合いもとても楽しい。わんこそばの起源は諸説あるが、そのひとつが宴席の最後にそばを振る舞う風習によるもの。大勢のお客さんに一度に温かいそばを出すのは難しい。そのため、通常の一人前の量ではなく、お椀に小分けに出すことでいったん全員に提供し、その後少しずつおかわりをしてもらったのが始まりとも。東家は15杯でかけそば1杯分、100杯以上食べると手形をもらえる。
    一口ほどに小分けされたそばを、さまざまな薬味とともにいただく
  • spot 07
    福田パン本店
    ここでぜひ食べたい、盛岡市民のソウルフード
    盛岡市長田町にある「福田パン」は、盛岡市民のソウルフードを販売する、地元では知らない人はいないといわれるパン屋さん。地元の常連客のみならず、県内外から多くの観光客が訪れるため、開店前から行列ができることも珍しくない。本店は小さなとんがり屋根のある、かわいらしい建物が目印だ。店に入ると、ガラスケースに50種類ほどの具材がずらりと並ぶ。ここから好みのものを選び、目の前でふわふわのコッペパンに挟んでもらおう。ジャム、クリームなどのスイーツ系から、スパゲティ、たまご、照焼きチキンなどの総菜系まで、具材はバラエティ豊か。1種類だけでなく、好きなクリームや具材を合わせ技でオーダーするのが地元流の食べ方だ。不動の人気No.1は、あんことバターを組み合わせた「あんバター」。営業時間は17時までだが、売り切れ次第閉店となるので早めの来店がおすすめ。
    人気のホイップクリーム+あん(左)174円(込)
  • spot 08
    い~はと~ぶアベニュー材木町
    古き良き時代の風情が残る、宮沢賢治ゆかりの町
    江戸期、木場として賑わった北上川の春木場が川の対岸の木伏(きっぷし)にあり、材木商が多かったことからここが材木町と呼ばれるようになった。肌に感じる川風と澄んだ空気が心地いい、宮沢賢治ゆかりのスポットだ。
    宮沢賢治をかたどったブロンズ像『石座』
  • spot 09
    材木町よ市
    土曜日の午後は、材木町よ市に行こう!
    40年以上の歴史をもつ、盛岡のストリートマーケット。県内各地から新鮮な季節の野菜、果物、加工品、雑貨などさまざまなものが集結し、観光客も気軽に地元の食や買い物を楽しめる。
    午後3時を迎えると徐々に通り全体がソワソワした雰囲気に包まれる
  • spot 10
    光原社
    ファン必見、材木町にある宮沢賢治ゆかりのスポット
    い-はと-ぶアベニュー材木町にある「光原社」は、宮沢賢治の代表作『注文の多い料理店』の出版元だったところ。光原社の名は賢治の命名による。現在は、民芸品店として国内外の工芸品、南部鉄器、雑貨、岩手の食品などを取り扱っている。光原社の敷地内にある「マヂエル館」では『注文の多い料理店』初版本や賢治の直筆原稿、写真などの関連資料を展示(入館無料)。中庭には宮沢賢治記念碑、「注文の多い料理店出版の地」と刻まれた石柱、「雨ニモ負ケズ」などの詩が書かれた白壁などが並び、賢治ファンにはたまらない。中庭の雰囲気は抜群で、旅番組や雑誌などでも紹介されることもしばしば。時間が許すなら、中庭にある落ち着いた雰囲気のカフェ「可否館(こーひーかん)」でひと休みしよう。中庭の奥からは、かつて賢治も目にしていたであろう、北上川と岩手山のある風景を見渡すことができる。
    全国的にも名品を取り扱うクラフトショップとして有名な「光原社」
  • spot 11
    もりおか啄木・賢治青春館
    盛岡で暮らした石川啄木と宮沢賢治の青春時代に思いを馳せる記念館
    中津川の河畔近くに立つ洋館、旧第九十銀行本店。優美かつ重厚感漂う建物は国の重要文化財に指定。現在は、石川啄木、宮沢賢治の若き日の記憶を留め置く観光施設となっている。
    ロマネスク様式の重厚な造りは、岩手銀行赤レンガ館とともに近隣のシンボルに
  • spot 12
    盛岡八幡宮
    県内随一の大社、盛岡八幡宮に参拝してみよう
    藩政時代に藩主南部家により建立された盛岡の総鎮守「盛岡八幡宮」。一年を通じてさまざまな行事、祭りが行われ、参拝者が集まる県内随一の大社。今も盛岡の人々に「お八幡さん」と親しまれている。
    絢爛豪華な拝殿は1997年(平成9)に宮大工・菊池恭二氏によって大改修された
  • spot 13
    神子田朝市
    盛岡の伝統的朝市、市民の台所を訪ねる
    盛岡市民の台所として年間300日も営業する「神子田朝市」。地元の新鮮な野菜、果物、山菜やキノコなどをお手頃価格で購入できるとあって連日多くの人が訪れる。懐かしい郷土菓子や郷土料理など、食べ歩きも楽しい。
    多くの人たちで毎日のように賑わいを見せる神子田朝市
  • spot 14
    木偶の坊
    一日のスタートは神子田朝市の「ひっつみ」で
    「ひっつみ」とは、岩手の代表的な郷土料理のひとつ。水で練った小麦粉を手で薄く引き伸ばし、ちぎって湯で茹でる。それを野菜、油揚げなどの具材とともに醤油味の汁で食べる素朴な料理だ。「ひっつかんでちぎる」から「ひっつみ」の名がついたともいわれるが、県内各地で「はっと」「つめり」「きりばっと」など名前が異なるのもおもしろい。神子田朝市で「噂のひっつみ」と書かれたのぼりがはためく「木偶の坊」は、客足が途絶えないひっつみの店。ささがきしたニンジンとゴボウ、干しシイタケと油揚げがたっぷりの汁に、コシがある茹でたてのひっつみが入っている。すべての具材から良いだしが出て、朝ごはんにぴったりの一杯だ。テイクアウトも可能で、店で平らげたあとで、持ち帰りを注文する強者もいるほど。一度食べたら止められない滋味深い味わい、神子田朝市に来たらぜひ試してみて。
    ひっつみ500円。他店と比べて大きめのひっつみが入るのがこの店の特徴
  • spot 15
    岩手県立美術館
    公園のなかにたたずむ、建物そのものがアートな美術館
    盛岡市中央公園にあり、周辺のさまざまな施設と合わせて観光がしやすい美術館。郷土ゆかりの美術家たちの作品群を中心としたコレクションは、非常に見ごたえがあると評判だ。
    緑のなかに立つコンクリートの建物。それでいて冷たさは感じられない
  • spot 16
    盛岡手づくり村
    地元密着、盛岡エリアならではの体験プログラムを楽しめる
    盛岡の伝統工芸を集め、体験できる施設。手づくり工房ゾーンで経験豊かな職人さんの手ほどきを受けながら、ホームスパン、木工、冷麺づくりなどさまざまなものづくり体験にチャレンジしよう。
    御所(ごしょ)湖畔にたたずむレンガ調タイルの外観が目をひく
  • spot 17
    岩鋳鉄器館
    一度は訪ねてみたい、南部鉄器のトップメーカー
    岩手が誇る伝統工芸品、南部鉄器のトップメーカー「岩鋳」が運営する、鉄器について学べる工房兼ショップ。南部鉄器の産地ならではの品ぞろえなので、お気に入りの鉄器を探してみよう。
    赤い柱が目印にもなる岩鋳鉄器館。入り口は奥のほうにある
  • spot 18
    小岩井農場
    東北有数の農場でのんびりと大自然を満喫したい
    2021年(令和3)に創業130周年を迎えた歴史ある農場。国重要文化財に指定された牛舎や、一般には非公開のエリアを巡るガイドツアーが人気。雄大な岩手山の姿を眺めながら過ごそう。
    国指定重要文化財が現存する「上丸牛舎」エリア。この景色だけで癒やされそうだ
  • spot 19
    小岩井農場まきば園
    自然豊かな農場ならではの体験やアクティビティを楽しもう!
    小岩井農場内にある人気の観光エリアが「小岩井農場まきば園」。岩手山麓に広がる大自然に囲まれて、さまざまな体験プログラムや自慢の農場グルメ、乳製品を満喫しよう。
    ゲートをくぐってすぐの撮影ポイント「のびのび広場」では岩手山を望める
  • spot 20
    山麓館農場レストラン
    小岩井農場ならではのメニューを味わえるまきば園内のレストラン
    「小岩井農場まきば園」の入り口からほど近い場所にある「山麓館農場レストラン」。レストラン名に「農場」とついているように、小岩井農場で生産された乳製品、牛肉や野菜を素材として使っており、豊かな味わいのビーフシチューやオムライス、ビーフカレーなどの洋食メニューが並ぶ。また、ジンギスカン鉄板で肉を焼いて楽しむ「ラムジンギスカンセット」「小岩井牛肉ジンギスカンセット」などの、ジンギスカンメニューも好評。それぞれ焼き野菜、ご飯、味噌汁付き。自分好みに肉が焼けたら、自家製タレをつけて豪快に味わおう。ガラス張りの大きな窓の向こうには、雄大な岩手山とまきば園の丘が織りなす穏やかな景色が広がる。小岩井農場自慢の料理を味わいつつ、のどかな風情も楽しもう。
    小岩井農場の定番メニューともいえる「ラムジンギスカンセット」1400円
  • spot 21
    小岩井農場の一本桜
    テレビドラマのロケ地で一躍有名になった牧草地の一本桜
    小岩井農場内にあり、秀峰・岩手山を背景に一本だけたたずむエドヒガンザクラの木。詳細は不明だが、おそらく明治40年代に植えられ樹齢は100年以上といわれている。一本桜がある牧草地は現在、牛のエサとなる牧草を収穫する畑になっているが、昔は牛の放牧地だった場所。暑さが苦手な牛のために、夏の強い日差しから牛を守る「日陰樹(ひいんじゅ)」として桜が植えられたものと考えられている。牛の世話をする人しか知らない場所だったが、広域道の整備が進み、1978年(昭和53)に一本桜前に農道が完成してからは、一般にも広く知られるようになった。さらに、NHK連続テレビ小説『どんど晴れ』のロケ地になってからは全国的にその名が知られ、季節を問わず多くの観光客が訪れている。牧草地のため桜の近くまでは寄れないものの、観覧スペースからは美しい景色を撮影できる。
    いちばんの見頃は4月下旬~5月上旬。満開の桜と残雪の岩手山のコントラストは絶景
  • spot 22
    鶯宿温泉
    開湯450余年、渓谷にある岩手の名湯・秘湯
    御所湖に注ぐ鶯宿川の山あいにあり、旅館、ホテル、民宿、自炊旅館もある落ち着いたたたずまいの温泉街。盛岡市内からほど近くアクセスしやすいため盛岡市民にも人気だ。
    旅情を誘う渓谷沿いの温泉地の風情に旅心がかき立てられる
  • spot 23
    岩手県立御所湖広域公園
    御所湖の美しい景観と自然のなかで遊ぶ
    御所湖は雫石川をせき止めて造られたダム湖。その湖畔にさまざまなレジャー施設が点在し、ファミリーでも友人同士でも楽しめるスポット。周囲の自然と、岩手山を望む湖の景色の美しさに魅了される。
    週末ともなると多くの人で賑わっている
  • spot 24
    あさ開酒造
    全国新酒鑑評会で平成以降24回金賞受賞の銘酒蔵を見学
    1871年(明治4)創業、岩手を代表する蔵元「あさ開」。南部杜氏の伝統的な「手造り工程」と機械化された「近代工程」の2つをあわせもつ酒蔵で、両方の酒造りの場を見学できる。併設する地酒物産館の無料試飲もお楽しみ。
    岩手県を代表する銘酒「あさ開」。写真は2022年(令和4)の全国新酒鑑評会で金賞を受賞した「あさ開 純米大吟醸磨き四割極上」1万3171円
  • spot 25
    うるみ工芸
    歴史ある浄法寺塗(じょうほうじぬり)の絵付け体験を楽しもう
    岩手県は古くから国産漆の名産地。およそ1300年前に浄法寺塗が生まれ、今や岩手県の伝統工芸として知られている。浄法寺塗の製造元「うるみ工芸」では、浄法寺塗の製品に好みの絵柄を描く「絵付け体験」ができる。オリジナルの一点を作ってみよう。
    「うるみ工芸」での絵付け体験。浄法寺塗の汁椀に、本漆の色漆でオリジナルの絵柄を描いていく
  • spot 26
    ぴょんぴょん舎 冷麺工房
    自分で作れば、もっとおいしい?盛岡冷麺作りを体験しよう
    「盛岡三大麺」のひとつに数えられる「盛岡冷麺」。人気店の「ぴょんぴょん舎」では、「盛岡手づくり村」にある冷麺工房で冷麺作りを体験することができる。自分で仕上げた一杯を味わってみよう。
    自らの手で仕上げて食べる「ぴょんぴょん舎」の盛岡冷麺は、ひと味違うおいしさ
  • spot 27
    小岩井農場 まきば園 ひつじのおやつタイム!
    おやつに夢中な羊たちの「ひつじのおやつタイム!」を見学しよう
    観光地として大人気の「小岩井農場 まきば園」。園内ではさまざまなアトラクションや体験メニューが用意されている。「ひつじのおやつタイム!」もそのひとつ。羊たちが大好きなおやつを食べる様子をぜひ見学しよう。
    夢中でおやつを食べる羊たち。聞き入ると、ボリッとおやつを嚙む音さえ聞こえてくる
  • spot 28
    小岩井農場 まきば園 ファームトラクターライド
    トラクターに乗って非公開の森林エリアを巡ろう
    「小岩井農場 まきば園」のアトラクション「トラクターファームライド」は、トラクターがけん引する客車に乗って、小岩井農場の非公開森林エリアを巡る。ガイドの楽しい解説を聞きながら、小岩井農場の森と酪農のつながりを知る人気のツアー。
    小岩井農場産木材で造った客車「100年の森号」。世界的ブランドのマッセイ・ファーガソン社製トラクターがけん引する
  • spot 29
    フラワー&ガーデン森の風
    咲き誇る花々と庭園の美、そしてイルミネーションを鑑賞しよう
    雫石町鶯宿(おうしゅく)温泉にある「ホテル森の風 鶯宿」の併設施設として人気があるのが「フラワー&ガーデン森の風」。世界的なランドスケープアーティスト・石原和幸氏とのコラボレーションによる日本最大級の本格的ガーデニング庭園は、宿泊しなくても見学できるから訪れてみよう。
    「コミュニティーガーデン 森の丘」の一角。咲きこぼれる季節の花々やコニファー類の多彩な緑を楽しみながら散策したい
  • spot 30
    鈴木主善堂
    南部鋳物師の元祖といわれる鈴木家の老舗
    盛岡の南部鉄器は、南部藩主27代・南部利直(としなお)が盛岡に不来方(こずかた)城を完成し、南部藩の新たな城下町に諸産業をおこした慶長年間(1596~1615年)に始まるといわれる。「鈴木主善堂」当主の鈴木忠兵衛(ちゅうべえ)家は甲州の鋳物師・鈴木縫殿(ぬいどの)を祖とし、初代鈴木忠兵衛は京都・名越家にて金工技術を習得し、1616年(元和2)に南部藩の鋳物師として召し抱えられた。もっとも、南部藩が盛岡に居城を定める前の三戸城(青森県)時代にも鋳造に関わっていたという。鈴木家は代々、忠兵衛を世襲しており、盛岡市最古の老舗として「南部鉄瓶元祖・南部藩御釜師」を掲げている。「鈴木主善堂」の店内には鉄瓶やお茶の湯釜を始め、風鈴や小物がそろえられている。その多くは店の奥の工房で作られたもので、「代々受け継がれてきた本物だけがもつ、豊かさと美しさを感じてほしい」と、13代忠兵衛の鈴木忠一郎さんは語る。一点一点見ていくと、形の美しさや文様、質感に圧倒される。南部鋳物師の魂が息づくかのような鉄器を見るだけでも訪れる価値があるはずだ。
    茶釜は1点数十万円するものばかりだが、鑑賞だけでもしたい逸品だ。13代忠兵衛は茶道各流派の釜を受注製作しているという
  • spot 31
    鈴木盛久工房
    1625年(寛永2)創業、南部鉄器・屈指の老舗
    南部藩主27代・南部利直(としなお)が盛岡に不来方(こずかた)城を築城し、新たな城下町を整備した慶長年間(1596~1615年)に始まるといわれる南部鉄器。鈴木家は1625年(寛永2)、鈴木越前守縫殿家綱(ぬいどのいえつな)が南部藩の御用鋳物師として召し抱えられて以来、歴代藩主の庇護(ひご)のもと南部鉄器を作ってきたという。鈴木家では代々、盛久を襲名しており、現当主は16代鈴木盛久(成朗)が継いでいる。鈴木家の当主で特に有名なのが13代鈴木盛久(繁吉)だ。「記録作成等の措置を講ずべき無形文化財」として国の指定を受けた、いわゆる人間国宝である。また、東京芸術大学の教授に就いた14代鈴木盛久(貫爾)はJR盛岡駅コンコースに展示されている「フクローの樹」のデザインを監修。さらに、15代鈴木盛久(志衣子)は南部鉄器史上初の女性釜師で、女性らしい感性の作品を残し、数々の賞を受賞している。店内には伝統的な鉄瓶や茶釜のほか、現代の日常生活に取り入れやすい製品も多々置かれている。鈴木盛久工房の特徴のひとつは美しいフォルムと深い錆色だ。独特の風格が漂う作品のなかからお気に入りの一点を探してみては?
    「鈴木盛久工房」店内。茶の湯釜、鉄瓶はもとより、銘々皿のような小物など多種多様な製品がディスプレイされている
  • spot 32
    ござ九 森九商店
    昔ながらの竹細工や生活雑貨がそろうどこか懐かしさを感じる名店
    店先に立て掛けられた竹箒(たけぼうき)や竹熊手が目をひく「ござ九 森九商店」。格子窓に瓦屋根、黒壁の2階建ての建物は江戸期から明治期に建てられた商家の姿を今に伝えており、盛岡市の景観重要建造物に指定されている。創業は江戸期の1816年(文化13)。当初、神仏の燈明(とうみょう)に使う燈心を売っていたが、のちに盛岡周辺の農家が作る手工芸品や藁工芸品、竹細工、荒物、雑貨を販売するようになったらしい。特に茣蓙(ござ)と畳を取り扱い、店主が代々森九兵衛(もりくへえ)を名乗ったことから、地元の人たちから「ござく」と呼ばれるようになったのだという。昔ながらの造りの店内にはさまざまな製品が並び、竹製品ならなんでもありという感じだ。人気のひとつは「竹行李(たけこうり)かご」。いくつものサイズがあり、どれにしようかと迷う買い物客の姿も見られた。竹籠もふだん使いができるものから高級な細工品まで多種多様。また、今や希少な製品となった農作業に使う手箕(てみ)や、藁(わら)靴、スゲ笠、虚無僧(こむそう)笠など見ごたえのある製品もそろっている。懐かしくも新鮮さを感じさせる品が並ぶ同店に足を運んでみよう。
    太い梁がある重厚な造りの「ござ九 森九商店」の店内。さまざまな竹細工や生活雑貨が所狭しと並べられている
  • spot 33
    蛭子屋 小野染彩所
    南部古代型染の多彩な文様が魅力
    「蛭子屋」は、甲斐国・武田家の一族である南部家の御用染師を務めていた家柄だ。1599年(慶長4)、南部氏が南部藩主として青森県三戸から盛岡に居城を移したことにともない、「蛭子屋」も盛岡に居を移した。現当主・小野信太郎さんは17代目にあたり、「蛭子屋 小野染彩所」の店名で伝統を守り続けている。型染は室町時代に武将の紋章を染めることに始まったといわれる。武家には独自の文様の型染があるが、「蛭子屋」には南部藩の型染が「南部古代型」として受け継がれている。その手法は型紙を基本として布地の上に糊置きをして染め抜くもの。かつては武家の裃(かみしも)、袴(はかま)、小袖などに使われたが、現在、型染された布地は着物や帯はもちろん、暖簾、テーブルセンター、花瓶敷、財布、名刺入れ、手提げ袋などさまざまに応用されている。柄もバリエーション豊富で、南部家の家紋を文様化した「向鶴菱紋(むかいつるびしもん)」や「千羽千鳥紋(せんばちどりもん)」、「南部萩紋(なんぶはぎもん)」といった南部型の伝統的な文様のほか、新しい図案も。店内には日常生活で使えそうな製品が数多く置いてある。お気に入りを探してみよう。
    「型染鳳凰にしだ」(左)、「型染 千羽千鳥紋」(右)をはじめ、多様な色彩や文様の反物があり、和装好きにはたまらない
  • spot 34
    老舗白沢せんべい店
    伝統と新タイプ、多様な「南部せんべい」を焼く
    「老舗白沢せんべい店」は1936年(昭和11)の創業以来、南部せんべい一筋の人気店。創業者・白澤アエさんの手作りの南部せんべいを引き継ぎ、現在は3代目。季節限定も含めて17種類の南部せんべいを焼いている。同店の南部せんべいは大別して2タイプ。生地が小麦粉と塩が基本の伝統的南部せんべいと、卵や油も入るクッキータイプだ。伝統的南部せんべいは耳が薄くぱりぱりした食感、クッキータイプは素朴な味わいでぽくぽくとしたソフトな食感が特徴。専務の白澤紅子さん曰く「伝統的南部せんべいは生地を手で練る『手こね』にこだわっている」とのこと。昔ながらの食感を大事にしてのことだ。そして、それぞれの生地をベースにさまざまなトッピングがされる。伝統的南部せんべいには、ごま、削ピーナッツ、醤油、塩くるみなどのほか、唐辛子、冷麺、にんにく、コーヒーといった変わり種も。クッキータイプには、かぼちゃ、ヒマワリ、抹茶、ココアなどが載る。冬季にはチョコレートやチーズ味のものなども焼かれている。箱入り、筒紙入り、袋入りなどがあるが、1枚からの購入も可能だ。いろいろな南部せんべいを味わってみよう。
    ごまや削ピーナッツの伝統的「南部せんべい」のほか、ココア、かぼちゃ、丸粒ピーナッツのクッキータイプなど多彩にそろう
  • spot 35
    大同苑 盛岡総本店
    牛と鶏のうまみをブレンドしたスープが評判の盛岡冷麺
    「大同苑」は1965年(昭和40)の創業以来、評判の焼き肉・冷麺専門店だ。焼き肉は前沢牛と仙台牛を中心に国産牛、ニュージーランド牛を提供。希少部位にもこだわっている。そしてもう一方の自慢が「盛岡冷麺」だ。スープは前沢牛と厳選した上質のいわて牛のすじと牛骨を使用し、さらに鶏ガラ、野菜などを加えてじっくりと煮込んで作る。麺は、北海道産馬鈴薯(ばれいしょ)でん粉と小麦粉を独自の配合でブレンドした風味のよい生冷麺。注文を受けてから手練りで作るので、透明感があり、弾力のある歯ごたえとなり、上品なうまみのあるスープとの絶妙な調和が生み出される。辛みのもととなる自家製キムチは別盛りで用意される。まずはスープ本来の味を堪能し、好みで辛さを調整してほしいという配慮からだ。シャキシャキとしたキムチは辛みのなかに甘さがあり、スープとあわせると爽やかなあと味を残す。また、名物の「ネギタン塩」もぜひ味わいたい。ネギを牛タンで包み、小ネギで結んだネギタン塩は、頬張るとタンのやわらかさのあとに、ネギの甘さが広がる。手作りのため数量限定のメニューだ。
    「盛岡冷麺」1089円。大根とキャベツの冷麺用キムチは別辛(別盛り)で、好みの辛さに調整できる
  • spot 36
    食道園
    盛岡冷麺発祥の店で、スープと麺とキムチの妙を堪能
    盛岡冷麺発祥の店として知られるのが「食道園」だ。創業は1954年(昭和29)。「先代が試行錯誤を繰り返して食道園の冷麺を完成。現在地で提供を始めたのです」と、現当主・青木雅彦さんは話す。平壌(へいじょう)冷麺の名で出されたが、これが盛岡冷麺のルーツとなった。食道園の冷麺は、特にスープのおいしさと麺の食感が評判。厳選した国産牛をふんだんに使用し、丸一日かけてていねいに作った冷麺スープはすっきりとした甘みとうまみを感じさせる。麺は小麦粉とでんぷん粉を調合して職人が練り上げる手練りの麺。麺の塊を、注文を受けてから押し出し機で麺状にして茹で、5℃ほどの冷水で一気に締める。すると透明感のある、しっかりした歯ごたえの麺となる。さらに、カクテキ(大根のキムチ)とキャベツの冷麺用キムチが絶妙な味わいを醸し出す。わずかに酸味のあるキムチを加えることで、辛み、酸味、塩味、甘みが一体となってうまみのある一杯ができあがるのだ。トッピングの牛肉も滋味があり、茹で卵やキュウリなどもいいアクセントとなっている。この一杯を求めて、ランチタイムには行列ができることもあるとか。まずは訪れたい盛岡冷麺の老舗だ。
    「冷麺」1000円。辛さは特辛・辛・普通・別辛(辛いのが苦手な人向け。キムチ別盛り)から選べる。写真は普通の辛さ
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    不来方じゃじゃめん
    味噌と麺にこだわる盛岡じゃじゃ麺専門店
    「不来方(こずかた)じゃじゃめん」は創業約35年、盛岡市内でも3番目の歴史があるじゃじゃ麺専門店だ。岩手県産の小麦粉を使った平麺を硬めで提供するのが特徴のひとつで、盛岡じゃじゃ麺特有のやわらかな麺が苦手な人にも好まれている。また、挽き肉、椎茸、ゴマなど30種類以上の素材を入れた自家製味噌も同店のこだわりだ。辛さは普通・中辛・激辛の3種類を用意している。2代目店主の林さんによると、人気が高いのは「中辛チャーシューじゃじゃめん」。モチモチした弾力のある麺と、中辛ながらやさしい風味の味噌、キュウリ、ネギ、ショウガをよく混ぜて食すが、ジューシーでうまみのあるチャーシューもアクセントとなり、食べごたえのある一杯だ。好みでラー油や酢、ニンニクなどを加えてもいい。さらに「チータンタン(チータン)」も忘れずに。これは、麺を食べ終わった皿に卵を割り入れ、麺を茹でたそば湯を入れた卵スープのこと。麺を少し残しておくのがポイントで、味噌、塩、コショウで好みの味に調えよう。ほっと落ち着く味わいのスープはクセになる人も多いらしい。「じゃじゃめん」は単品でも注文できるが、チータン付きをぜひ。
    「中辛チャーシューじゃじゃめん」900円。ちなみにオーソドックスな「じゃじゃめん」は650円、中辛700円、激辛750円
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    初駒 本店
    給仕さんとの掛け合いも楽しい「わんこそば」
    創業は1960年(昭和35)。「初駒 本店」はお祝いなどの会食もできる老舗和食処として親しまれてきた店だ。そして、盛岡名物の「わんこそば」も自慢の料理として提供している。同店で用意する「わんこそば食べ放題コース」は、薬味の違いにより「桜」3850円、「松」3190円、「梅」2640円の3コース。わんこそばといえば早食いや大食いといったイメージをもつ人もいるかもしれないが、それはイベント時の趣向。もともとは地主が大勢の人に振る舞った「蕎麦振る舞い」に始まるといわれ、おもてなしの心で提供される。だから給仕さんとの掛け合いや話を楽しみながら、自分のペースで食べられるのだ。まず、エプロンと薬味が用意される。そして、お椀に入れた温かいそばが次々と運ばれ、それを給仕さんに手元のお椀へ入れてもらいながら食べていく。その際、薬味で味を変えながら味わい、そばの汁は飲まずに用意された捨て桶にあけるのがいい。手持ちのお椀に蓋をしたら終了だ。100杯以上食べると、記念のわんこ手形がもらえる。メニューには「わんこそば30杯限定コース」1980円というのもある。いずれも要予約。一度は体験したい郷土のそばだ。
    「わんこそば食べ放題コース 梅」。薬味はまぐろの刺身、ネギ、もみじおろし、わかめ、なめこおろし、とろろ芋、漬け物が付く
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    御菓子司 山善
    盛岡の素朴な郷土菓子が並ぶ1909年(明治42)創業の老舗和菓子店
    盛岡のお茶席には欠かせないのが山善の上生菓子だ。和菓子職人が盛岡の春夏秋冬の彩りを菓子で表現した上生菓子は、その世界観がとても美しい。山善で人気なのは、トラ柄のような焼き目のついた「もちもち焼」。大坂の陣のあと、盛岡城主・南部利直(なんぶとしなお)が徳川家康から拝領した2頭のトラを盛岡城内で飼っていたという話から、トラをイメージして作られたという。山善の特徴は、定番の焼き団子や豆大福などの和菓子から焼きドーナツといった洋菓子まで、菓子の種類が多いこと。「年を重ねるごとに増えていってしまって」と案内してくれた社員の方が笑いながら話してくれたが、地域の人たちから長く愛されてきた菓子店ということがよくわかる。どれを買おうか迷ったときには、盛岡に受け継がれてきた郷土菓子である「ぶどう飴」「明けがらす」「からめ餅」「豆銀糖(まめぎんとう)」のセット「盛岡名物」を選ぶといいのではないか。なかでも豆銀糖は、水飴と砂糖、南部特産・青大豆の「青きなこ」を練り上げたお菓子で、もっちりとした食感と独特の風味が素朴で懐かしさを感じる。ぜひ、食べてみてほしい一品だ。
    モチモチの皮でつぶ餡を挟んだ「もちもち焼」140円。どら焼よりも、もっちり感がある。さすがは餅文化が根付く盛岡のお菓子
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    道の駅 雫石あねっこ
    源泉かけ流しの露天風呂にキャンプ場まである山あいの道の駅
    雫石から秋田に向かう秋田街道沿いにある道の駅。産直販売施設や食事処、源泉かけ流しの日帰り温泉、オートキャンプ場にドッグランもあり、大手旅行予約サイトの全国道の駅グランプリではつねに上位に入る人気施設だ。
    建物の背後には雫石川と美しい山々が。紅葉の季節には山が赤や黄色に変わり、道の駅周辺や川向こうの柳沢砂防公園を散策するのも楽しい
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    お食事処 こまくさ
    温泉のあとは、ぜいたくに極上・雫石牛サーロインステーキ丼を
    「道の駅 雫石あねっこ」にある日帰り入浴施設「橋場温泉 新はしばの湯」で身も心もほぐしたら、次は温泉から廊下伝いにある「お食事処 こまくさ」で地元のおいしい料理に舌つづみといきたい。人気メニューは、やはり地元のブランド牛を使った「雫石牛のサーロインステーキ丼」2980円。雫石牛を気軽に楽しみたいなら「雫石牛のハンバーグセット」1100円もオススメ。「温製トマト麺」800円は、トマトを練り込んだ麺とトマトスープが相性抜群の変わり種ラーメンだが、麺類のなかでは人気ナンバー1。特産のワサビを使った「雫石わさび冷麺とわさび飯のセット」は、雫石の風味豊かなワサビを麺とご飯の両方で味わえるお得なメニュー。「本ワサビすりおろしサワー(雫石産本わさび付)」550円や、ビールにピッタリの「雫石わさびソーセージ」770円とワサビづくしをいただくのも、通な楽しみ方だ。定食や丼もの、麺類からお酒におつまみとメニューが豊富で、風呂上がりに一杯飲みたいときにもちょうどいい。「こまくさ」は、2022年(令和4)4月にリニューアルしたばかり。テーブルの間隔も広めにとってあるので、気心の知れた友人や家族とゆっくりできる。
    地元のブランド牛・雫石牛のサーロインがたっぷり載った「雫石牛のサーロインステーキ丼」でぜいたくな食事を
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    しずくいしYU-YUファーム
    雫石の山々に囲まれたファームで乗馬&流鏑馬(やぶさめ)体験
    3万3000平方メートルもの広大な敷地には、馬23頭と犬1匹、猫5匹にウサギやニワトリが暮らす。初心者乗馬やホーストレッキング、レンタル衣装付きの流鏑馬体験ができて、かわいい動物たちとも触れ合える癒やしスポットだ。
    人馬とも流鏑馬装束に身を包み、専用コースから4m先のスポーツ流鏑馬の的をめがけて矢を射る
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旅のヒント

  1. その1

    盛岡市中心部には一方通行や進入禁止が多く、地理に詳しくない人には難易度が高めだ。また駐車場も狭いところが多いので、中心部から少し離れた辺り(特にJR盛岡駅西側)の広い駐車場に車を停め、JR盛岡駅から市内中心市街地バス「でんでんむし」で移動するのがオススメ。

  2. その2

    本州一の面積を誇る岩手県は、同じ市町村内でも移動の大変なエリアもある。特に盛岡市の端から端への移動は日中なら1時間半、冬季なら2時間を要することもあるので、心して計画を立てよう。

  3. その3

    盛岡から下り方面の新幹線を利用する場合、連結していた秋田行き車両と青森行き車両が盛岡駅で切り離され、それぞれ別方面へ出発するので、乗る車両を間違えないよう注意が必要。

  4. その4

    雫石町、小岩井方面へ向かう国道46号は、道幅の広さなどからついスピードを出しがち。急がず慌てず、余裕をもって法定速度を守り楽しい観光を。

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